仮想通貨のDogecoin（ドージコイン）の特徴と今後、取引所をわかりやすく解説

世の中に数千種類以上ある仮想通貨の中に、Dogecoin（ドージコイン）というコインが存在するのをご存知でしょうか？

こちらのコインは、下画像のようにコインのデザインが日本の柴犬をもとにデザインされているとても面白いコインです。

そして、コイン自体の時価総額もすべての仮想通貨の中でTOP50に入っており、今後さらに注目があつまる可能性が高いコインの一つでもあります。

今回は、そんなドージコインの特徴と今後、日本での取引を行う方法をわかりやすくビットコインと比較しながら紹介していきたいと思います。

1 仮想通貨Dogecoin(ドージコイン）とは
2 ドージコインの特徴は？
3 ドージコインが注目されている理由は？
4 ドージコインを取り扱っている取引所は？
5 まとめ

仮想通貨Dogecoin(ドージコイン）とは

ドージコインは、2013年にIBM元エンジニアのBilly Markus氏によって開発がされました。

コインに犬のイラストが用いられており、他の仮想通貨に比べると親しみの持てるコインとしてファンが大変多い仮想通貨です。

ドージコイン公式サイトの説明を見てみましょう。

What is Dogecoin?
Dogecoin is a decentralized, peer-to-peer digital currency that enables you to easily send money online. Think of it as “the internet currency.”

訳：ドージコインとは、P2P（ピアトゥーピア）のシステムを用いた、簡単にオンラインで送金をすることができる仮想通貨の一つです。

What’s with Dogecoin and the dog?
“Doge” is our fun, friendly mascot! The Shiba Inu is a Japanese breed of dog that was popularized as an online meme and represents Dogecoin.

訳：『ドージ』は、私たちの愛してやまないマスコットで、ドージコインはネット上で話題と人気になった日本の犬種である柴犬をモチーフにしています。

The fun and friendly internet currency.
Dogecoin sets itself apart from other digital currencies with an amazing, vibrant community made up of friendly folks just like you.

訳：楽しくて親しみのある仮想通貨で、他の仮想通貨とは違って驚くほど活気のあるファンがたくさんいるコミュニティを持っています。

このように、公式サイトでもドージコインはユーザーとの距離がほかのコインよりも近いものとして紹介されていることが分かります。

また、ビットコインやリップルなどでいう、BTCやXRPなどの号略（通貨単位）は『DOGE』で表されています。

ドージコインの特徴は？

次に、ドージコインの特徴をビットコインと比較しながら紹介していきます。

ドージコインの使用例

ドージコインは現在、寄付やチップのような使われ方が多いです。後程その使われ方で一躍有名になった例をご紹介しますが、そのほかにも現在はインターネット上のサービスがユーザーから寄付やチップをドージコインで受け付けていたりすることもあります。

たとえば、coingeckoというサービスでは図のようにサイトの下部にて、ビットコインやライトコインなどに並んでドージコインでの寄付を募集しています。このように、寄付やチップとして現在とても人気のあるコインなのです。

発行上限

仮想通貨は、法定通貨と異なり発行上限が定められているものが多いですよね。

例えば、ビットコインは発行上限が2,100万枚やリップルは1,000億枚とコインによっても上限数にばらつきがあります。

しかしながら、ドージコインは上限枚数が決まっておらずマイニングによって増え続けているのです。現在の発行総数は約1,100億枚ですでにリップルよりも多い数の通貨が世の中に出回っています。

発行上限がないということから、他のコインに比べ大きな価格変動はおきづらいといわれてもいますが、実際に現在の仮想通貨ブームで2017年1月は1コイン約0.02円だったのに比べ2018年1月は1コイン2円とおよそ100倍に値上がりをしており、今後も価格の変動も期待されています。

送金処理スピードが速い

ビットコインでは、ブロック生成と呼ばれる送金処理などを行うスピードが約10分かかるのに対し、ドージコインは約1分となんと10倍のスピードで行われてます。

こういった面からも、チップや寄付に用いられやすいことがわかります。

しかしながら、この送金処理スピードは決して早ければよいというわけではなく、ビットコインの10分はシステム的な安全面を考慮すると10分がベストであると判断されたうえでの時間なので、セキュリティ面がビットコインよりも送金処理スピードにおいては低い可能性もあるといえます。

ドージコインが注目されている理由は？

なんといっても、ドージコインが一躍有名になったのは2014年のソチ冬季オリンピックでの出来事です。

ジャマイカのボブスレーチームが、オリンピックへの出場権を獲得したのにもかかわらず、資金がないという理由で参加ができないという事態が発生した際に世界中から寄付をあつめるために、ドージコインが用いられたのです。

なぜ、ドージコインかというと、『世界中から寄付を募る』ためには共通の通貨で寄付を募るほうが、寄付をする側にとっても、集める側にとっても利用しやすいものであったからであると考えられます。現在は、資産運用として用いられている仮想通貨ですが、このドージコインの一例のような利用が今後仮想通貨全体に広まっていくと、さらに仮想通貨の取引が増えていくのではないかと思います。

実際にドージコインの過去のチャートを見てみると、その2014年の出来事の際にドージコインに注目が集まったことでコインの価格も上がっていることがチャートからも確認ができます。