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ビットコインの価格
2019年1月21日18:28現在、ビットコインの価格はbitFlyer提供による相場で、38万8016円となっています。
①サウジアラビアとアラブ首長国連邦が、共同で新たな仮想通貨を開発することを計画中!
世界中の中央銀行が独自の仮想通貨発行に秘められた可能性を模索する中、サウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)が共同で仮想通貨開発することを計画中であることが明らかとなりました(1月19日17:44)。
UAEの公式サイトによると、UAEの首都であるアブダビで開催された会議(The Executive Committee of the Saudi-Emirati Coordination)において、サウジアラビアの経済計画大臣及びUAEの内閣・未来大臣が「7つの戦略的イニシアチブ」の立ち上げを発表。この戦略的イニシアチブはサービス・金融市場・観光・航空・税関・安全保障等の分野における両国間の統合を反映させたもので、これらの分野の1つとして「仮想通貨の共同開発」が含まれています。
この新仮想通貨の技術的な詳細は明かされていませんが、両国の中央銀行が「統制ノード(ブロックチェーン上の中心的な参加者)」となり、両国すべての商業銀行が中央銀行の動きに追随するというようなシステムになると予想されています。
そうなった場合、今回の新仮想通貨は中央集権的な運用になるとみられており、供給面ではデジタル法定通貨に近い通貨となりそうです。
それでも、潤沢な石油資源を背景に強固な経済同盟を結ぶサウジアラビアとUAEの中央銀行が共同開発する仮想通貨とあって、市場の関心は非常に高いです。
利点として挙げられるのは、問題が生じた際に効率的に資産を凍結出来ると同時に、将来的には軽量化されたウォレットを活用して利用範囲を一般大衆に拡大すれば、世界中の資産を簡単にかつスピーディーに移転させることが可能になる点があります。
アメリカから経済制裁を受けているイランが発表した、イランリヤルに裏付けられたデジタル通貨や、2018年にハイパーインフレを引き起こしたベネズエラ政府が発行した「ペトロ」などの、経済救出策としての中央銀行発行のデジタル通貨は仮想通貨市場にあまりポジティブな影響を与えませんが、対照的にサウジアラビア及びUAEが発行を目指すデジタル通貨は単純に1国の法定通貨に連動する仮想通貨(ステーブルコイン)ではないと考えられており、国際決済の促進に繋がる好材料と捉えられます。
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②複数の米名門大学の教授が、「より優れたビットコイン」の開発に着手!
19年1月21日現在、ビットコイン(BTC)を含めた多くの仮想通貨が、スケーラビリティ問題などの課題を抱える中、ブロックチェーン技術の研究を行う非営利団体に努めるアメリカの名門大学の教授らが共同で、決済に特化した新たな仮想通貨の開発に乗り出すことが明らかとなりました(1月17日7:00)。
この仮想通貨の構想は、世界初のブロックチェーン技術の研究を行う非営利団体「Distributed Technology Research (DTR)」によって作り上げられ、アメリカ大手仮想通貨投資ファンド「Pantera Capital Management LP」から支援を受けています。
参加する教授が所属する大学は、マサチューセッツ工科大学・スタンフォード大学・カリフォルニア大学バークレー校・イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校など7校です。
DTRが開発を計画しているこの仮想通貨は「Unit-e」と呼ばれ、2019年の後半に発表することを目標にしています。
もしこの開発計画が成功すれば、1秒あたりのトランザクション処理数(データ処理量)は、ビットコイン(BTC)が3.3~7、イーサリアム(ETH)が10~30である中で、最大1万ほどになるとのことです。
さらに、スケーラビリティ問題や手数料削減など様々な課題解決に向け、ライトニングネットワークやSegwitなどの新技術導入を検討しているそうです。
※ライトニング・ネットワーク=セカンドレイヤーの1つ。ブロックチェーン以外のチェーンを別個に作り、その中で情報の処理を行い、必要な情報だけを効率的にブロックチェーン上に送り込む技術。ビットコインにある「手数料の問題」や「スケーラビリティ問題」の解決に役立つと言われている。
※Segwit=ブロックチェーンの中に保存する取引データを圧縮すること。
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③イーサリアムの大型アップグレードの延期日程が2月27日付近に決定!
1月27日に予定されていたイーサリアムの大型アップグレード「コンスタンティノープル」は、コアデベロッパー(中心開発者)のPeter Szilagy氏によると、2月27日付近に実施することを明らかにしました(1月19日0:37)。
プルーフ・オブ・ワーク(POW)からプループ・オブ・ステーク(POS)への移行として話題を集めたイーサリアム2.0大型アップデートの第3段階として注目されていた「コンスタンティノープル」ですが、スマートコントラクトの調査団体からセキュリティの観点から脆弱性がある(リエントランシー攻撃(送金する前の段階でハッカーに割り込まれてETHを盗まれる)が発生しかねない危険性がある)と忠告されたことを受けて延期していました。
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この記事の前回のニュースです!
終わりに
今回はこの3ニュースを取り上げてみました!
今後もビットコイン関連のニュースに注目していきましょう。