今回はGXChain(GXS)という仮想通貨について詳しく解説していきたいと思います!
GXChainは中国で誕生した仮想通貨で、元々はGXSharesという名称でした。
開発会社の会社名がGXChainに社名変更したことから、通貨の方も現在の名前へと変更されたという経緯があります。
GXChainの特徴はXRP(リップル)とも似ており、そのような点からも注目を集めています!
どのような通貨なのか、詳しく解説していきます!
目次
GXChainとは?
GXChainのブロックチェーンを活用することで、金融情報を始めとして個人情報などさまざまな種類のデータを受け渡しするプラットフォームの役割を果たします。
安全性を確立しながら他社へとデータを転送できるので、著作権の概念が緩い中国ではとても大きな役割を果たします。
GXChainの目的が分かったところで、基本情報をチェックしていきましょう!
通貨名 | GXChain |
通貨単位 | GXS |
発行上限 | 1億GXS |
時価総額 | 約181億円 |
ホワイトペーパー | https://github.com/gxchain/whitepaper/blob/master/en/whitepaper.md |
公式サイト | https://gxs.gxb.io/en/ |
公式Twitter | https://twitter.com/gongxinbao?lang=ja |
時価総額ランキングでは現在64位(2018年7月現在)に位置しており、注目度の高さが伺えます。
取引価格は現在(2017年7月現在1GXS=304円となっています。
最高値の際には1GXS=1188円を付けていましたが、その後は価格推移も落ち着いています。
中国社会の問題
GXChainが誕生した背景には、中国でたびたび発生している社会問題が大きく関わってきます。
実際にどのような問題が発生しているのでしょうか、確認していきましょう。
第三者への情報漏洩
中国ではしばしば、大企業において情報漏洩問題が発生しています。
例えば、Apple社が新型iPhoneなどを公式発表する前に写真や新機能などがリークされる様子を見たことがありませんか。
なぜこのような事態が発生するのかというと、iPhoneは中国で製造されていることが多く内部で勝手にリークが行われるのです。
企業側からすれば、開発段階で情報漏洩してしまうのは製作に際し大きな負担ともなります。
中国で当たり前のように発生している情報漏洩を防ぐために、GXChainは開発されているのです。
日本企業も他人事ではない
中国で当たり前のように頻発している情報漏洩ですが、日本企業も他人事ではありません。
こちらの記事にもあるように、中国企業が運営する文書共有サイトへ日本企業の内部文書が漏洩するという問題が発生しています。
このような問題が今後も続くようであれば、日本に限らず多くの国の企業が中国に対し不信感を募らせる結果となるでしょう。
GXChainの特徴
このように、中国では情報漏洩の問題が当たり前のように発生しています。
それでは、GXChainはどのようにしてこれらの課題を解決していくのでしょうか。
詳しく確認していきましょう!
情報取引を行うための分散型プラットフォーム
GXChainの分散型プラットフォームにおいてやり取りされる情報は、GXChain側ではなく情報を所有する企業によって管理されています。
つまり、GXChain側はプラットフォームの提供のみに役割を留めているため健全な運営が実現されています。
また、このプラットフォームを利用する際にはGXChainと契約をする必要があるため安心して利用することが可能です。
その際に行われた情報のやり取りはすべてブロックチェーン上に記録されるので、不正や情報漏洩が発生した際にも誰がデータを公開したのか分かるようになっています。
プライバシーの保護システム
データの違法取引を無くすため、各データのトランザクションはデータ所有者の確認が行われた場合にのみ実行されるようになっています。
これにより、好き勝手にデータの取引が行われることがなくなり秩序を保つことが可能となります。
P2P取引をベースとしたブロックチェーン
ブロックチェーン上でP2P取引が行われ、かつ中央サーバーも無いので情報が独占されることがありません。
また、やり取りの際にはユーザーデータがキャッシュされることも無く安心して利用可能です。
データのやり取りをより身近に
現状でGXChainは企業間によるデータのやり取りがメインですが、将来的には個人が税務当局や社会保障部門などに対してもデータのやり取りを行えるようにすることを目指しています。
GXChainの将来性
GXChainの特徴が分かったところで、次に通貨の将来性について確認していきましょう!
中国で受け入れられるかどうか
GXChainがメインとして活用されるのは中国が想定されています。
中国以外の国でGXChainが活用されるかどうかは現時点では断定できないと言えるでしょう。
日本に住んでいる我々には想像できませんが、それほど中国では情報漏洩や著作権の侵害が当たり前のように行われているのです。
しかし、中国は世界の約4分の1にあたる人口を占めているだけに中国のみで利用される場合でも大きな市場があると言えます。
そのような状況下において、GXChainのシステムも情報の透明性を求めるユーザーから受け入れられるかが焦点となりそうです。
GXChainの取引所
国内取引所でGXChainは取り扱われていません。
GXChainを取引したい場合は、海外の取引所を利用する必要があります。
主にこれらの取引所で取引が可能となっています。
取引所 | 国 | 手数料(Maker/Taker) | 取り扱いコイン数 |
Binance | 中国 | 0.1% | 111種類 |
Bit-Z | 香港 | 0.1% | 83種類 |
Huobi | 中国 | 0.2% | 108種類 |
GXChainの買い方
GXChainがどこで買えるの分かったところで、次に買い方を確認しましょう。
GXChainを取り扱っている海外の取引所に登録
GXChainは国内の取引所では扱われていないため、海外の取引所(Binanceなど)で購入する必要があります。
何故かというと、日本の取引所ではビットコインやイーサリアムなど主要なアルトコインしか購入できないためです。
国内の取引所に登録してビットコインなどを購入
海外の取引所に登録が完了したら、次に国内の取引所に登録する必要があります。
海外の取引所では日本円が使えないため、ビットコイン(イーサリアムなども可)を使い取引する必要があるためです。
そのためbitbankやzaifに登録してビットコインを購入しましょう。
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国内の取引所からビットコインを海外の取引所に送金
国内の取引所で購入したビットコインを海外の取引所に送金します。
送金が完了すれば、GXChainを購入することが可能となります!
おわりに
今回は仮想通貨のGXChainについて詳しく解説しました。
著作権侵害や情報漏洩に対する対策がまだまだ進んでいない中国で、GXChainはそのような状況を覆す大きな可能性を秘めています。
主に中国でのみ活用が予想されている通貨ではありますが、実際に国民から受け入れられるかが鍵となりそうです。
最後に、もう一度GXChainの特徴を確認していきましょう。
- 情報取引を行うための分散型プラットフォーム
- プライバシーの保護システム
- P2P取引をベースとしたブロックチェーン
- データのやり取りをより身近に
このような特徴があります!
GXChainが今後中国でどのように受け入れられていくか、注目していきましょう。