仮想通貨の種類は世の中に沢山ありますが、現在注目を浴びつつあるのが仮想通貨Nebulas(ネブラス)/NASです!
実はNebulasの開発チームには、あのNEOの共同開発者であるHitters Yu氏がいます。
またNebulas上には既に800以上のDAppsが導入されており、そのうち290以上のアプリにNASトークンによる報酬の配布が行われています。2018年6月時点で、既にイーサリアムよりも多い2100以上のDAppsが登録されています。
ビットコイン(BTC)に比べ、新しい通貨である仮想通貨Nebulas。どのような通貨なのかよく分からないという方も多いのではないでしょうか。
この記事を読めばNebulasがどのような通貨なのかすべて分かるようになるので、一緒に学んでいきましょう!
※Fincleでは仮想通貨NEOについても詳しく説明しています。気になった方は下記のリンクをチェックしてみてください!
目次
仮想通貨Nebulas(ネビュラス)/NASとは?
Nebulasはブロックチェーン上におけるGoogleのような検索エンジンの役割を担うべく作られた仮想通貨です。
「あれ?Googleがあるから必要ないのでは?」と思った方もいるでしょう。
実はGoogleは主にWEB上のデータから情報を見つけ出す検索エンジンであるため、ブロックチェーンにまでその検索範囲を拡大することがなかなかできません。
一方でNebulasはブロックチェーン上の情報の検索に特化していて、Googleでは検索が難しかったブロックチェーン情報も効率的に探すことができます。
例えばDAppsやユーザーの資産などを簡単に検索できるようになるんですよ!
仮想通貨の情報収集をしている人なら感じたことがあるかもしれませんが、DAppsやスマートコントラクトなどブロックチェーン上の情報を探すのは簡単なことではありません。
一体どのような機能がNebulasの検索エンジンとしての役割を支えているのでしょうか?後のNebulasの特徴のところで詳しく解説していきます。
下記にNebulasの基本情報についてまとめました♪是非参考にしてください。
通貨名/通貨単位 | Nebulas(ネブラス)/NAS |
CEO | Hitters Xu |
公開日 | 2017年09月01日 |
時価総額(ランキング) | 5,484,329,724 円(98位) |
総発行枚数 | 1億枚 NAS |
現在の発行枚数 | 45,500,000 NAS |
公式サイト | https://nebulas.io/ |
公式ブログ | https://medium.com/nebulasio |
公式Twitter | https://twitter.com/nebulasio |
(2018/8/13現在)
仮想通貨Nebulas(ネビュラス)/NASの特徴
ここでは仮想通貨Nebulasの特徴について見ていきたいと思います。
アプリのアップデートが簡単に行える
Nebulasには『Nebulas Force』という機能があります。
ブロックチェーン上にたくさんの情報がたまっていくと、整理し管理する上でも、アップデートが必要になってきます。しかしNebulas Forceのおかげでアップデートした際にはDAppsも併せて自動的にアップデートすることが出来るようになってます。
これにより開発者は自らアップデートすることなく変更、新しい技術の導入、バグの修正を行えるようになります。
その通りです。簡潔にまとめると下記のようになります。
◎通常…プラットフォーム(イーサリアムやネオなど)のコードが変わると対応できない
◎Nebulas Force…Nebulasプラットフォームのコードが変わっても対応できる
ユーザーが獲得しやすい
Nebulas上でアプリを開発することで、DApps開発側はユーザーを獲得しやすくなります。理由としてはNebulasを利用しているユーザーへのDAppsの露出機会が増えるためです。
Nebulasではプラットフォーム上の検索エンジンはもちろん、NebulasのDApps storeや週間ランキングなどで露出機会を増やすことができます。
DAppsやスマートコントラクトの検索が簡単
Nebulasにはブロックチェーン上の情報を検索することができる、検索プラットフォーム機能が備わっています。
Googleやbingなどの検索エンジンでは、増え続けるブロックチェーン上の情報を適切にランク付けするのが難しく、DAppsやスマートコントラクトの検索が困難でした。
そうなんですよね。しかし、Nebulasでは『Nebulas Rank』に基づいてランク付けされるので、必要なデータへ簡単にアクセスできるようになります。
因みにこのNebulas Rankはブロックチェーン上のアドレスやDappsをランク付けしてくれる機能で、正しい検索結果をユーザーに提供してくれます。
また、流動性やアドレスの伝播を考慮してランク付けされており、ブロックチェーンの情報を整理することが可能になるため多くの人の注目を集めています。
※FincleではDAppsについても詳しく解説しています。是非チェックしてみてください!
DApps(分散型アプリケーション)とは?基本からメリット、デメリットまで徹底解説!
Nebulas Incentiveによって開発が活発になる
『Nebulas Incentive』とは新しいDappsを開発したユーザーに対し、報酬を与えるシステムのことです。
これはDAppsを開発する人に向けたもので、より良いものを作ったユーザーには報酬を与えることで開発者たちがより精を出して開発に取り組めるようサポートするものになっています。
こちらにも先ほど説明したNebulas Rankが適用されるのですが、一定のランクを超えた開発者に報酬が送られるよう、スマートコントラクトの機能も備わっています。
Proof of Devotionを採用
そうですよね!PoWはビットコインが採用している有名なアルゴリズムですし、QtumをはじめPoSも多くの仮想通貨が採用している承認方法ですよね。
実はProof of Devotionは最近できた承認アルゴリズムなのです。そのため名前を耳にしたことがなかったのでしょう。PoDについて簡単に説明していきますね!
まずProofとは「証明」という意味を持っており、Devotionには「献身」という意味があります。つまりPoD=『献身の証明』です。
PoDではNebulasのブロックチェーンに対して影響力があるユーザーを取引の簿記者とし、Nebulasのブロック報酬や取引手数料を報酬としてその人に贈ります。つまりNebulasのネットワークに献身的なユーザーが報酬をもらい、Nebulasの安定性・セキュリティにさらに貢献することができるという仕組みになっています。
※FincleではPoWやPoSにについて詳しく説明しています。気になった方は下記のリンクからアクセスしてみてください。
仮想通貨取引で見かけるPoSやPoWって?違いは何?仕組みを徹底解説!
仮想通貨Nebulas(ネビュラス)/NASの最新チャート
ここでは仮想通貨Nebulasの価格について詳しく見ていきます。
2017年8月の取引開始当初は、1NAS=約4ドル前後で取引きされていましたが、10下旬には1NAS=約1.8ドルとなってしまいました。しかしながら12月中旬から徐々に価格は上昇しはじめ、2018年1月14日には現時点での最高値である1NAS=約14ドルを記録しました。
その後は各国で仮想通貨に関する規制や仮想通貨ブームが過ぎ去ったこともあり、価格が大きく下がってしまいましたが、1月末には価格を戻し、1NAS=約13ドルとなりました。
その後価格は5月に一度上がるも、下降し続け、現在は2018年8月14日時点での価格は1NAS=約1ドル(120円)となっています。
仮想通貨Nebulas(ネビュラス)/NASの買い方
気になった方も多いかと思います。ここではNebulasの取扱所・買い方についてわかりやすく説明します。
現在は、全世界取引高ナンバーワンの「Binance」をはじめ、「Huboi」や「OKEx」でも活発に取引されています。
ただ…問題が…Nebulasは現在日本円で直接買うことが出来ないのです。
Nebulasを取り扱っている取引所が、日本円を取り扱ってないんですよね……
仮想通貨Nebulasの買い方についてまとめてみました!
Nebulasを取り扱っている海外の取引所に登録
Nebulasは国内の取引所では扱われていないため、海外の取引所(Binanceなど)で購入する必要があります。
何故かというと、日本の取引所ではビットコインやイーサリアムなど主要なアルトコインしか購入できないためです。
国内の取引所に登録してビットコインなどを購入
海外の取引所に登録が完了したら、次に国内の取引所に登録する必要があります。
海外の取引所では日本円が使えないため、ビットコイン(イーサリアムなども可)を使い取引する必要があるためです。
そのためbitbankやzaifに登録してビットコインを購入しましょう。
bitbank(ビットバンク)の登録方法・メリット、デメリットをご紹介!板取引・スプレッドとは?
仮想通貨取引所Zaif(ザイフ)の登録方法から特徴まで徹底解説!
↑bitbankとZaifそれぞれの登録方法について詳しくはコチラ
国内の取引所からビットコインを海外の取引所に送金
国内の取引所で購入したビットコインを海外の取引所に送金します。
送金が完了すれば、Nebulasを購入することが可能となります!
利便性や信頼性、安全性という点を考慮に入れると、セキュリティ面もしっかりしているBinance(バイナンス)がおすすめです。
FincleではBinanceについての記事も紹介しています。以下のURLをクリックしてチェックしてみましょう♪
BINANCE(バイナンス)の登録方法から入金、取引方法をわかりやすく図で解説!
以下、Nebulasの流動性が高い取引所を3つまとめてみました。参考にしてみてください。
取引所 | 特徴 | 手数料 |
Binance | 香港にある取引所で取引高が世界1位。100種類以上もの仮想通貨を取り扱っています。 少額であれば、個人証明書が必要ではないので簡単に口座を開設できることも魅力です。 | 0.1% |
OKEx | 香港の仮想通貨取引所。Binance、Huobiと並ぶ世界最大規模の取引所。 | -0.01% ~0.2% |
Huobi | 香港系の仮想通貨取引所。日本企業のSBIホールディングスと一時提携したことでも有名。 | 0.20% |
仮想通貨Nebulas(ネビュラス)/NASの将来性
様々なICOが目に留まるように
ブロックチェーン上の情報を簡単に検索することのできるNebulasは仮想通貨のICOや新しいシステムの普及を促進させる、画期的なプロジェクトであると言えます。誰でも気軽にブロックチェーンが検索できるようになれば、これまで日の目を見なかったシステムやICOも簡単に広まっていくこととなるでしょう。
今後仮想通貨市場が大きくなればなるほど、Nebulasは利用されるようになるでしょう。また近年、政府や企業も安全性や利便性の観点からブロックチェーン技術に注目しています。今後政府や企業がブロックチェーン技術を積極的に採用した暁には、Nebulasは大きく成長を見せることとなるでしょう。
このような可能性を踏まえるとNebulasの将来性は計り知れませんね!
Dappsの可能性
DAppsといえばゲームを思い浮かべる方が多いと思いますが、決してそうではありません。
他にも、Ethlanceという仕事マッチングサイトなどもあったりして、バリエーション豊かです。DAppsであれば、仲介役に手数料を大きく引かれたり、企業にコントロールされることはありません。そのためDAppsの市場は今後大きく成長するといわれています。
NebulasのようにDAppsの開発者に報酬がしっかり渡されるようになれば、高品質で使いやすいサービスがもっと広がることでしょう。これに伴いNebulas自体も価値も伸ばしていく可能性も十分にあります。
おわりに
いかがでしたでしょうか?今回は今話題の仮想通貨Nebulasについて、深く掘り下げてみました。さてもう一度Nebulasの主な特徴について少し振り返ってみましょう♪
①アプリのアップデートが簡単に行える
②ユーザーが獲得しやすい
③DAppsやスマートコントラクトの検索が簡単にできる
④Nebulas Incentiveによって開発が活発になる
⑤Proof of Devotionを採用
が主な特徴でした。
ブロックチェーンに基盤を置くシステムやアプリケーションは、今後も増えていくことが予想できます。また今広がりつつあるブロックチェーン全体を的確に検索することでユーザーにとってもメリットはたくさんあります。
将来的には現在のGoogleのように、Nebulasでブロックチェーンの中を検索するのが当たり前になるかもしれませんね。
この記事を読んで、Nebulasはもちろんですが、少しでも仮想通貨に興味を持っていただけたら嬉しい限りです。今後はNebulasに関する新しい情報が入り次第追記していこうと思います。