皆さんは仮想通貨のODEM(オーデム/ODE)を知っていますか?
ODEMはOn-Demand Education Marketplaceの略称で、オンデマンド教育市場に特化した仮想通貨となっています。
オンデマンド教育市場の確立を目指すために開発された仮想通貨で、世界中の人が高品質かつ低価格で教育が受けられるよう提供しています。
教育関連のICO案件というのはまだまだ少なく、そのような点からも大きな注目を集めています。
今回はODEMについて詳しく解説していきます!
ODEMとは?
先ほども解説した通り、オンデマンド教育市場の確立を目指すために開発された仮想通貨です。
既にICOも実施・成功しており、注目を集めている仮想通貨となっています。
具体的な特徴は後ほど詳しく解説するので、まずは基本情報について確認していきましょう!
通貨名 | ODEM |
通貨単位 | ODE |
発行上限 | 200万枚 |
時価総額 | 約58億円 |
ホワイトペーパー | https://drive.google.com/file/d/1ftt62YNWyYISQQj3JBUdY1FvDKJRHXzr/view |
公式サイト | https://odem.io/ |
公式Twitter | https://twitter.com/odem_io |
時価総額ランキングでは現在104位(2018年9月現在)に位置しています。
また、取引価格は1ODE=31円(2018年9月現在)で取引されています。
2018年8月に一時1ODE=50円前後の値を付けていましたが、その後は30円前後で安定しています。
教育における現状の問題点
ODEMの特徴について確認する前に、教育の問題点について確認していきましょう。
数ある問題の中には、日本でも同様に存在するものもありODEMがどのように活用されるのか気になるところです。
それでは、早速確認していきます!
教育にアクセスするための地理的問題
日本では義務教育制度があるため、中学校までは徒歩圏内で学校に通学可能な人が殆どでしょう。
しかし、世界では学校へ行くために何時間もかけて通学をしている人が多くいます。
そのため、通学が困難となり結果として学校へ通学できないという人が多く存在しているのです。
つまり、教育にアクセスするための地理的問題が発生しているのです。
また、日本の場合でも地方には大学が少ない関係で都市部へ移る学生が多くいますよね。
結果として、奨学金を借りるなどして返済に困窮するという話を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
教育費用の値上がり
昨今、日本の大学の学費が高いという話をよく聞くことがありませんか。
例えば国立大学の年間学費は535,800円(2018年9月現在)となっており、これは平成元年と比べ20万円ほど値上がりしていることになります。
日本人の平均年収は平成元年と比べ大きく変わっておらず、教育費の負担が増えていることが分かります。
このような事態を受け奨学金を借りる学生は年々上昇傾向にありますが、その奨学金を返済できないなどして大きな問題となっています。
大学の教育制度
基本的に大学というのは四年制が採用されていますが、これからは四年制が当たり前ではなくなる時代に突入する可能性があります。
大学生や大学を卒業した人なら思い当たる人も多いと思いますが、学んだ学問を将来的に活かす人というのは多くありません。
大学院や専攻と関係のある職業に就く場合はともかく、そうでない場合は四年間も大学に通う必要がない人が殆どでしょう。
さらに、日本においては経団連が2021年卒の学生より新卒一括採用システムを撤廃する決定を下しました。
これにより、大学4年生になってから就活をするという流れも無くなるので今後はますます大学に4年間通う必要があるのか考える余地があるでしょう。
ODEMの特徴
このように、現状の教育システムにはさまざまな課題があることを理解できたかと思います。
ODEMはこのような問題をどのようにして解決していくのでしょうか。
詳しく解説していきます。
オンラインでのライブ授業
地理的問題を解決するため、ODEMはオンラインでのライブ授業を提供します。
既にライブ映像による授業は広く受け入れられていますが、それらの多くは収録済みの授業です。
ODEMではそれらを生配信し、かつチャット形式で生徒と教師がコミュニケーションできるような工夫が施されています。
これにより、遠隔地に住んでいるために学校へ通学できないという生徒を減らすことが可能となります。
スマートコントラクトを活用した支払い体系
ODEMはイーサリアムを基盤とした仮想通貨となっており、スマートコントラクトが採用されています。
これにより、例えば授業料の支払いなども生徒と教授間で直接やり取りすることが可能となるので余計な手数料が掛かりません。
質の高い教育を少ない負担で受けることができるよう、ODEMのスマートコントラクトが活用されます。
独自にカスタマイズされたカリキュラム
例えば大学や高校の授業などで、このように思うことがありませんか。
特に大学生だと、取得単位数を合わるために授業を受講するということが多々あるでしょう。
これでは、本来の教育目的とはかけ離れたものになってしまいます。
ODEMでは数百人以上の教師ネットワークを網羅している企業との提携を済ませています。
これにより、優秀な教師によって生徒個々に合わせた独自のカリキュラムを組み、効率よく学習をすることができます。
支払い通貨にODEを採用
ODEMでは授業料の支払いに通貨としてODEを採用しています。
これにより仮想通貨の強みである平等な国際通貨が実現されます。
ODEMの将来性
ODEMの特徴が分かったところで、次に将来性について確認していきましょう。
ODEM大学を開校
ODEMは現時点では学習塾のような役割を担うプラットフォームですが、ホワイトペーパーによると今後はODEMの特性を活かしたODEM大学を開校するというプランがあります。
ODEM大学は従来の大学とは違い、ボーダレスな世界中の学生が利用可能なオンラインインターナショナルスクールです。
これはあくまで構想段階ではありますが、今後実現した際には大きな反響を呼ぶことは間違いないでしょう。
ブロックチェーンの波に乗れるか
インターネットが当たり前のものとなった現代ですが、今後はブロックチェーンが我々の生活で欠かせないものとなることは間違いないでしょう。
仮想通貨はボラティリティ性が高く、投機的意味合いが強いという批判的な意見も多いですがブロックチェーン自体には大きな価値があります。
今後はブロックチェーンを活用したサービスが続々誕生すると考えられており、教育業界においてブロックチェーンを活用した先駆者であるODEMに集まる期待はとても大きいでしょう。
ブロックチェーン×教育を浸透させられるかどうか、ODEMの動向を注目して見守りたいところです。
ODEMの取引所
国内取引所でODEMは取り扱われていません。
ODEMを取引したい場合は、海外の取引所を利用する必要があります。
主にこれらの取引所で取引が可能となっています。
取引所 | 国 | 手数料(Maker/Taker) | 取り扱いコイン数 |
Bitforex | シンガポール | 0%/0.1% | 69種類 |
Ethfinex | アメリカ | 0.1%~0.2% | 198種類 |
ODEMの買い方
ODEMがどこで買えるの分かったところで、次に買い方を確認しましょう。
ODEMを取り扱っている海外の取引所に登録
ODEMは国内の取引所では扱われていないため、海外の取引所(Binanceなど)で購入する必要があります。
何故かというと、日本の取引所ではビットコインやイーサリアムなど主要なアルトコインしか購入できないためです。
国内の取引所に登録してビットコインなどを購入
海外の取引所に登録が完了したら、次に国内の取引所に登録する必要があります。
海外の取引所では日本円が使えないため、ビットコイン(イーサリアムなども可)を使い取引する必要があるためです。
そのためbitbankやzaifに登録してビットコインを購入しましょう。
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国内の取引所からビットコインを海外の取引所に送金
国内の取引所で購入したビットコインを海外の取引所に送金します。
送金が完了すれば、ODEMを購入することが可能となります!
おわりに
今回はODEMについて詳しく解説しました!
世間でODEMが受け入れられれば、教育システムが大きく変わることは間違いないでしょう。
いつか、四年制大学を卒業することが当たり前ではない時代が到来するのでしょうか。
今後のODEMの活躍を見守っていきたいところです。
最後に、もう一度特徴について確認していきましょう。
- オンラインでのライブ授業
- スマートコントラクトを採用した支払い体系
- 独自にカスタマイズされたカリキュラム
- 支払い通貨にODEを採用
このようになっています!
今後どのような動きを見せるのか注目して見守っていきましょう。