仮想通貨のOdyssey(オデッセイ/OCN)とは?将来性や今後について徹底解説!

ケント
こんにちは、fincle専属ライターのケントです!

あなたはOdyssey(オデッセイ/OCN)という仮想通貨を知っていますか?

Odysseyはシェアリングエコノミーを構築するために誕生した仮想通貨で、アドバイザーにTRONのジャスティン・サンCEOが参画していることで知られています。

シェアリングエコノミーというとUberやAirbnbなどさまざまなサービスが誕生していますが、今後シェアリングエコノミーはますます広がりを見せると考えられており、注目が集まっています。

後ほど詳しく解説しますが、Odysseyはシェアリングエコノミーでトークンとして利用されるべく開発が進められています。

いったい、Odysseyはどのような通貨なのでしょうか?

 

Odysseyとは?

TheDigitalWay / Pixabay

先ほども解説したとおり、Odysseyはシェアリングエコノミーを構築するために誕生した仮想通貨です。

そもそも、シェアリングエコノミーがどのようなモノか分からないという方も多いでしょう。

ケント
シェアリングエコノミーとは、簡単に言うと個人が所有している資産(家や車)やスキルなどをシェアし合う経済システムを指しています。

日本では規制の影響もありシェアリングエコノミーが浸透しているとは言い難いですが、欧米やアジアではシェアリングエコノミーがかなり生活に根付いてきています。

シェアリングエコノミーのメリットは利便性と、コストが抑えられる点にあります。

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例えばAirbnbは家主が居ない時に部屋を宿泊施設として貸し出すことで不労所得を得ることができます。また、利用者もホテルなどとは違い手数料などを殆ど取られずに部屋が利用可能なのでコストが抑えられます。

しかし、シェアリングエコノミーは信頼性がとても重要となりOdysseyはその部分に目を付けました。

具体的な特徴については後ほど詳しく解説するので、まずは基本情報について確認していきましょう!

通貨名Odyssey
通貨単位OCN
時価総額約67億円
発行上限100億枚
ホワイトペーパーhttps://bitscreener.com/coins/odyssey/whitepaper
公式サイト公式http://www.ocnex.net/
公式Twitterhttps://twitter.com/OdysseyOCN

時価総額ランキングでは現在99位(2018年10月現在)に位置しています。

また、取引価格は1OCN=1(2018年10月現在)で取引されています。

2018年5月に一時1OCN=4円前後の値を付けていましたが、その後は1円前後で安定しています。

 

Odysseyの特徴

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Odysseyの基本情報が分かったところで、次に特徴について確認していきましょう!

 

分散型シェアリングエコノミーの構築

Odysseyが目指しているビジョンとして、分散型シェアリングエコノミーの構築があります。

シェアリングエコノミーは先ほど説明したとおりですが、シェアリングエコノミーを普及させるためには欠かせないことがあります。

それは、利用者と提供者双方の信頼関係を確立させることです。

例えばAirbnbで部屋を借りたい場合、利用者としては部屋が安全なのかどうか気になりますよね。

一方、提供者側も利用者のマナーがしっかりしているかどうか気になることでしょう。

Airbnbでは、このような信頼関係を確立するため双方のユーザーに対しレビューシステムを導入しています。

部屋を利用した際に利用者は提供者を評価し、提供者も利用者を評価し合うことで互いの信頼を確立すという方法です。

Odesseyでは、評価が高い人に対しOCNトークンを配布することで上記のようなP2P経済圏を作ろうとしています。

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P2Pとは中央に管理者を置くのでなく、ユーザー同士が互いに自立し対等な関係を結ぶことで形成される非中央集権型のネットワークです。

 

パートナー企業にAmazonやIBM

Odysseyの特徴として、世界的に有名な企業がパートナーとして提携しています。

左上から2つ目にあるawsというのはAmazonのことを指しています、そして隣にはIBMがありますね。

このように世界的に有名な企業がOdysseyのビジョンに共感し協賛しています。

ケント
有名な企業が協賛しているのは、通貨の信頼性を向上させる上でとても重要ですね!

 

海外では既にサービス開始済み

ICO案件に多いのが、サービス開始前の状態で資金調達を行うというパターンです。

つまりロードマップの実現可能性やビジョンに共感し多くの資金調達が実施されるわけですが、中には詐欺同然のICOもあり大きな問題となっています。

Odysseyの場合は、既に海外でOCNトークンをシェアリングサービスの決済として利用することが可能です。

実際にOCNトークンが決済として利用されているのが、シンガポール初の自転車シェアリングサービスoBike(オーバイク)です。

現在oBikeはシンガポールでの営業は停止しているようですが、台湾では広く使われているようです。
参考:台湾で始まった自転車シェアリングObike(オーバイク)はユーバイクとは異なるレンタサイクル

台湾ではoBikeの他にYoubikeというサービスが競合としてあるため、oBikeがどれだけ差別化を図れるかが鍵となりそうです。

このように、今後はoBikeだけでなく数多くのシェアリングサービスにおいて決済手段としてOdysseyを導入していくのが狙いとなっています。

 

Odesseyの将来性

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Odesseyの特徴が分かったところで、次に将来性について確認していきましょう!

 

oBikeとの関係性

先ほどoBikeについて詳しく紹介しましたが、oBikeが今後サービスを展開できるかどうかでOdysseyの価格も大きく変わってくることでしょう。

2018年6月にoBikeはシンガポールでの営業を停止するなど、残念ながら決して順調とはいえない状況です。

また、自転車シェアリングサービスは競合も多くマネタイズに関してしばしば批判を浴びているのも事実です。

2017年には中国三番手の自転車シェアリングサービスが倒産するという事態も発生しています。

With China’s third largest bike sharer bankrupt, riders worry about money tied up in deposits

現状OdysseyはoBikeとの提携が要となっている状況なので、oBikeの業績によって価格も左右される可能性が高いでしょう。

 

シェアリングサービスの将来性が高い

先ほどまでネガティブな見解を説明しましたが、シェアリングサービス自体は将来性も高く注目されています。

シェアリングサービスといっても、大小さまざまな種類があります。

日本でも政府を中心としてシェアリングサービスを推進しており、期待が高まっています。

シェアリングサービスの決済システムは現状クレジットカードが殆どですが、OCNトークンが選択肢の一つとして加わる可能性は十分あります。

シェアリングサービスが当たり前になるにつれ、クレジットカード以外の決済方法が求められるのは容易に想像できます。

もちろん前提として、トークンの価値が安定していなければなりません。

法整備などを通して仮想通貨全体のの価値が安定していけば、Odysseyの実用性が高まることでしょう。

 

Odysseyの取引所

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国内取引所でOdysseyは取り扱われていません。

Odysseyを取引したい場合は、海外の取引所を利用する必要があります。

主にこれらの取引所で取引が可能となっています。

取引所手数料(Maker/Taker)取り扱いコイン数
Huobi香港0.2%100種類以上
Upbit韓国0.05~0.25%124種類
Bittrexアメリカ0.25%約200種類

 

Odysseyの買い方

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Odysseyがどこで買えるの分かったところで、次に買い方を確認しましょう。

海外の取引所で買うと少しハードルが高そうですが、簡単なので安心してください!

 

Odysseyを取り扱っている海外の取引所に登録

Odeysseyは国内の取引所では扱われていないため、海外の取引所(Binanceなど)で購入する必要があります。

何故かというと、日本の取引所ではビットコインやイーサリアムなど主要なアルトコインしか購入できないためです。

 

国内の取引所に登録してビットコインなどを購入

海外の取引所に登録が完了したら、次に国内の取引所に登録する必要があります。

海外の取引所では日本円が使えないため、ビットコイン(イーサリアムなども可)を使い取引する必要があるためです。

そのためbitbankやzaifに登録してビットコインを購入しましょう。

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国内の取引所からビットコインを海外の取引所に送金

国内の取引所で購入したビットコインを海外の取引所に送金します。

送金が完了すれば、Odysseyを購入することが可能となります!

 

おわりに

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今回は仮想通貨Odysseyについて詳しく解説しました。

シェアリングサービスは今後間違いなく世界で利用されていくだけに、Odysseyの期待も高まりますね。

また、oBikeが今後どれほどシェアを伸ばしていけるか注目していきたいところです。

最後に、もう一度特徴について確認していきましょう。

  1. 分散型シェアリングエコノミーの構築
  2. パートナー企業にAmazonやIBM
  3. 海外では既にサービス開始済み

以上となっています!

今後どのような動きを見せるのか注目して見守っていきましょう。

今後は是非Odysseyも投資候補の一つに入れてみてはいかがでしょうか!