忙しい毎日を過ごしていると、物がだんだんたまってきます。
それは結果的に浪費とつながる原因になることをご存じですか?
片付け上手が節約上手への道の第一歩となる、その理由と、片付け上手を目指すために今日から始めたいことを詳しくご紹介します。
目次
片付けができないと浪費家まっしぐら? その理由とは
忙しいから、片付けなくてもなんとかなっているから…とついつい片付けを後回しにしていませんか?
しかし私たちの生活にある「もの」はただそこにあるわけではなく、実は「流れて入ってきたもの」なのです。
その流れを止めてしまうと、停滞し、淀んでしまいます。これは河の水の流れと同じようなもの。
流れている間はきれいですが、たまった水は腐ってしまいます。
ものをため込むことは、それがなんであってもその存在を「腐らせる」原因となってしまいます。
ではなぜ片付けができないと浪費家になってしまうのか、その理由をご紹介します。
部屋にあるものをまた買ってしまう
ボールペンやはさみ、また調味料など、「あったはずだけど見つからない」ものはありませんか。
きちんと整理してあれば探す手間も省けます。しかし「高いものじゃないし、いくつあっても使うし」という考えに向かってしまうと、ものが増え続ける原因になります。
なかったときに困るから買ってしまう
キッチンでよくやりがちなのが「足りないよりはあった方がいいから」と購入してしまうこと。
たとえばお醤油や砂糖、安売りをしていたらついつい買ってしまいませんか?
しかしいくらお得に買うことができるといっても、その分場所をとってしまいます。
そして安売りは定期的にやってきます。本当は「なくても困らない」ものなのです。
ものが多いと探す方に時間を取られてしまう
片付いている状態とは、「探さなくてもものが見つけられる状態」。
特に引き出しやボックス型の収納の場合は、入れものを取り出し、ふたを開け、中身を取り出す、という手間がかかるので、ものばかりが積み重なって探しにくくなります。
一見片付いているように見えても、ものを探すことに労力を使ってしまうと、片付けをしようと思う気持ちも萎えてしまいます。
それでも片付けたい、と思うので収納するものを買う、一時的には片付く、けれど探し回るの繰り返しになってしまいます。
目の前の欲の方に気を取られがちになる
所有することで安心感を得てしまうと、片付けるところまで思考が回りません。
欲しい、手に入れたい、という気持ちでいっぱいなので、盛り上がるのは買った瞬間まで。
いざ家に持ち帰ってみると、「そこまで欲しいものじゃなかったかな」と袋に入ったまま、部屋の片隅に放置したりします。
実は私も、そんな感じで部屋の片隅に段ボールタワーができていたことがあります。
片付け体質になるためには、まず気持ちの切り替えが必要
片付けたいけど、このあふれかえったものを前にすると、気持ちがくじける…ということも当然あります。
しかし片付けは1日2日でできるものではありません。
まず片付けは時間がかかるものだと切り替え、さらに気持ちの切り替えも必要です。
それは今必要なものなのか、買い物のたびに考える
買い物に出掛けるときに、必要なものは、メモしていますか?
まずはこれから始めてみましょう。メモに書いてあるもの以外は買わないのが鉄則です。
それでも魚を買おうと思ったら高かった、肉を買おうとしたらまとめて何パックか買った方が安くなる…といったこともあるはず。
でも必要以上のものを買うことは、結局無駄遣いと同じこと。
もちろん最初はメモに書いていても、買えなかったり、別のものを購入してしまうこともあるはず。
だんだんに「必要なもの」「そうでないもの」を判断する力をつけていきましょう。
こだわりを捨てる
片付けで意外に捨てられないものが食器。
特に我が家ではスプーンなどは、「メロン用」だったり「スイカ用」だったり、「アイス用」など本当にたくさんありました。
今は使いやすいお気に入りのスプーンで、全部まかなっています。
お皿などもカレー用の食器、と分けるよりは「なんでも使える」食器の方が出番が多くなりますよね。
収納場所に合わせて買い物をする
たとえば洗剤などのストック、置き場所はどうしていますか? 置き場所がないのにいくつもストックを買うことは、その場所の分無駄にスペースを取ってしまいます。
お店に行けば買えるものなら、ストックはむしろなくてもいい、ぐらいの気持ちでいることが片付く部屋に近づく一歩です。
常にストックを確認する
ストックを持たないようにする分、ストックがどれぐらいあるか、いつも意識するようにしましょう。
また洗剤や調味料でも、兼用できるものを使うようにすれば、その分いくつもいろいろなものを買わなくて済むようになります。
まとめ
いかがでしたか?
ちょっとした気持ちの切り替えで、片付けしやすい、見渡しやすい部屋になるはず。
今はなかなか片付けられなくても、少しずつ風通しをよくして、スムーズにものが流れていく家を目指しましょう。