仮想通貨の種類は世の中に沢山ありますが、現在注目を浴びつつあるのが仮想通貨MANA(Decentraland)です。
ビットコイン(BTC)に比べ、新しい通貨であるMANA(Decentraland)。どのような通貨なのかよく分からないという方も多いのではないでしょうか。私も最初、「あれ?自分と同じ名前の仮想通貨があるぞ?」と気になった程度でした。
しかし見ていくと…とても魅力的で将来性のある通貨だということが分かりました。(自画自賛しているようで恥ずかしいですが…(笑))
この記事を読めばMANA(Decentraland)がどのような通貨なのかすべて分かるようになるので、一緒に学んでいきましょう!
目次
仮想通貨MANA(Decentraland)とは?
仮想通貨MANAは、2017年の8月に公開されたDecentraland(ディセントラランド)と呼ばれる、VR(Virtual Reality: 仮想現実)ゲーム内で使われるトークン(お金)のことです。お金を使ってVR内の街や店などを冒険することが出来ます。電車に乗って移動することもあるそうですよ。感覚としてはゲームの中に暮らすような感覚ですね。
オフィシャル動画を見てもらえばわかると思いますが、ピクサー映画のような世界観だったり、近未来感あふれる街だったりトとてもワクワクします。
テレビゲームやゲームアプリだけでは物足りない方にとっては嬉しいゲームとなっています♪
以下、仮想通貨MANA(Decentraland)についてまとめてみました♪
通貨名(通貨単位) | Decentraland(MANA) |
公開日 | 2017年8月4日 |
発行上限枚数 | 2,805,886,393 MANA |
時価総額(ランキング) | 12,685,651,356円(86位) |
公式サイト | https://decentraland.org/ |
ホワイトペーパー | https://decentraland.org/whitepaper.pdf |
公式Twitter | @decentraland |
公式ムービー | https://youtu.be/-HmXrOTEmxg |
仮想通貨MANA(Decentraland)の特徴は?
これから仮想通貨MANA(Decentraland)の特徴についてお話していきたいと思います。
ブロックチェーンの活用
ゲームの中で登場する、居住スペース・賭け金などは、すべてイーサリアムブロックチェーン技術を用いて記録されます。そのため改ざんが非常に難しいです。この技術によって、コンテンツ提供側、購買側の両方のセキュリティを確保することに成功しています。
※イーサリアムって何?と思った方はこちらをチェック♪Fincleではイーサリアムの記事も扱っています!とても分かりやすくまとめてありますよ♪
イーサリアム(Ethereum:ETH)とは?特徴や仕組みなど徹底解説!
ハッキングされにくい
仮想通貨MANA(Decentraland)では、仮想空間は中央管理者によって管理されず、オープンソースで分散化されて管理されます。
オープンソースとは、ソフトウェアのソースコードを無料で公開し、誰でも自由に改良・再配布ができるようにしたソフトウェアのことです。
中央管理者が存在している場合、中央管理者によって利益を搾取されてしまったり、資本や情報が一点に集中するため、ハッキングされる可能性も高まってしまいます。
一方で分散型の管理方法だと、オープンソースで管理されているため、問題が起こった際もみんなで修正していくことが出来ますし、何か悪いことを企んでも異変に気付かれてしまうので実行はできません。また、一点に資本や情報が集中することがなくなるので、ハッキングされる可能性はゼロとは言えませんが格段に下がりますし、大きな被害を受けることもありません。
ICOで多額の資金調達に成功
2017年8月に行われたICOでは86230ETH(約27億3000万円)を調達しました。
ICOは”Initial Coin Offering(イニシャル・コイン・オファリング)”の略で、日本語では新規仮想通貨公開という名前で知られています。具体的に、企業や新規事業を開始する際に必要な資金調達のため仮想通貨を発行する仕組みのことを指します。ICO以外にも、クラウドセールやトークンオファーとも呼ばれています。
そんなんです。それだけ期待されているプロジェクトであると言えるわけです。
2017年12月15日には、Decentraland内のGenesis City(ジェネシスシティ)という区画にて土地のオークションであるTerrafrom Eventが開催されたのですが、90,000区画の土地に対して入札額は2,800万ドル(31億円)にまで達し、合計で1億6千万MANAが未リリースのVRプラットフォームに投じられました。リリース以前の段階でここまで盛り上がりを見せている仮想通貨MANAの将来性はかなり高いといえるでしょう。
My Ether Walletの利用
My Ether WalletはEthereum系トークンを保管する人ならみんな使っているのではないかと言うほど有名なウォレットです。デスクトップウォレットで、自分のPCから利用するタイプのものなのでセキュリティは相当高いほうです。秘密鍵も自分で管理するタイプです。なので、自身のパソコンがハッキング被害やウイルスに感染したりしない限りは安全です。
仮想通貨の取引を行う際には「公開鍵」と「秘密鍵」という、二つの鍵がでてきます。公開鍵は簡単に言うと「受け取り用」の鍵のことです。身近なもので例えると「銀行の口座番号」や「家のドア」になります。秘密鍵は、「送金用」の鍵になります。身近なものでは、「銀行のPINコード(パスワード)」や「家のドアを開ける鍵」になります。要するに、秘密鍵が存在しているということは、それだけセキュリティが高いということです。
仮想通貨MANA(Decentraland)の最新チャート
ここでは仮想通貨MANA(Decentraland)の最新チャートについて見ていきたいと思います!
MANA(Decentraland)の現在価格は、2018年7月17日時点で1MANA=約12円です。時価総額は約126億円で、ランキングでは90位前後に位置しています。チャートを見ると、2017年の12月ごろから価格を急激に伸ばし始め、0.02ドルから0.25ドルまで上昇しました。この価格上昇は、仮想通貨市場の拡大が理由でしょう。
またほとんどの仮想通貨が市場の収束にともなって価格を下げたのに伴い、MANAも価格を下げましたが、今は0.1ドルと落ち着きを見せています。
現在は仮想通貨全体として価格が停滞或いは低迷しているので不安は拭えませんが、購入するなら今がチャンスと言えるでしょう♪
Decentralandは意見交換会やTerraformのイベントをよく開催します。イベントが開催されたタイミングで価格に大きな変動があるので、開発陣のブログから得られる情報には目を向けておくといいかもしれません。
MANA(Decentraland)開発者のブログはこちらから!
また、Terraformのイベント時で集まったMANAトークンのように、ゲーム外で利用されたMANAトークンは今後も焼却される可能性が高いと思われます。そうなると、MANAトークン自体の希少価値が高騰材料になり得るので、イベント開催時のMANAの動向には特に注目しておいてください♪
仮想通貨MANA(Decentraland)の買い方
気になった方も多いかと思います。ここではWavesの取扱所・買い方についてわかりやすく説明します。
MANAは2017年に発足した仮想通貨で、成長しつつあるものの、まだまだメジャーな通貨とは言えません。そのため購入できる取引所も今の所あまり多くありません。現在は、全世界取引高ナンバーワンの「Binance」をはじめ、「OKEx」や「Gate.io」でも取引されています。
ただ…問題が…MANAは現在日本円で直接買うことが出来ないのです。
Wavesを取り扱っている取引所が、日本円を取り扱ってないんですよね……
仮想通貨MANAの買い方についてまとめてみました!
①国内の取引所に登録する。
②取引所でビットコインを購入。
③MANAを取り扱っている海外の取引所(Bianceなど)に登録する。
④国内の取引所からビットコインを海外の取引所に送金。
⑤MANAを購入。
という流れになります。
信頼性や安全性という点を考慮に入れると、セキュリティ面もしっかりしているBinance(バイナンス)がおすすめです。
FincleではBinanceについての記事も紹介しています。以下のURLをクリックしてチェックしてみましょう♪
BINANCE(バイナンス)の登録方法から入金、取引方法をわかりやすく図で解説!
下記はMANAを取り扱っている取引所の手数料をまとめたものです♪ご参考までに…流動性の高い取引所を3つ挙げています。
取引所 | 特徴 | 手数料 |
BINANCE(バイナンス) | 中国の仮想通貨取引所。日本語にも対応しているため、日本人でも使いやすいのが魅力。 | 0.1% |
OKEx | 香港の仮想通貨取引所。Binance、Huobiと並ぶ世界最大規模の取引所。 | -0.01% -0.2% |
Gate.io | 新規通貨の上場が早かったり、有望な中華系コインが上場しやすい。 | 0.20% |
仮想通貨MANA(Decentraland)の将来性
ゴールドマンサックスのデータによると、今後VR市場は2025年時点で300~950億ドルの規模に拡大していくと予想されています。(https://www.bloomberg.com/news/articles/2018-07-11/u-s-china-trade-talks-said-to-stall-as-tariff-dispute-escalates参照)
PCやスマートフォンに続く第3のプラットフォームとしても期待されているVR。市場の拡大はもはや時間の問題でしょう。これに比例して、仮想通貨MANA(Decentraland)の価値も上昇していく可能性が十分にあります。Decentralandは今後は、マルチプレイヤーによる土地でのビジネスやVR世界の充実、ユーザのアバターの実装など、ユーザーインターフェースの更なる向上を目指すようです。
しかしながらDecentralandはまだリリース途中の段階です。Decentralandはサービスが正常に開始し、顧客の期待を裏切らないほどのクオリティーであれば今後ますます普及していくでしょう。
おわりに
今回はMANA(Decentraland)について見ていきました。MANAの特徴は理解できましたか?最後にMANAの魅力についてもう一度おさらいしておきますね♪
➀ブロックチェーンの活用
②ハッキングされにくい
③ICOで多額の資金調達に成功
④My Ether Walletが利用できる
が大きな特徴でしたね!VR(仮想空間)で遊びたいけど、セキュリティがちょっと…と不安な方にはとても魅力的な通貨ですよね!通貨を選ぶ際には、ぜひMANAも考慮に入れてみてくださいね♪