仮想通貨の種類は世の中に沢山ありますが、現在注目を浴びつつあるのが仮想通貨RChain/アールチェーン(RHOC)です!
しかしながらビットコイン(BTC)に比べ、新しい通貨である仮想通貨RChain。どのような通貨なのかよく分からないという方も多いのではないでしょうか。
この記事を読めばRChainがどのような通貨なのかすべて分かるようになるので、一緒に学んでいきましょう!
目次
仮想通貨RChain/アールチェーン(RHOC)とは?
RChainは産業利用がしやすく、速い取引を行えるネットワークの構想を目指して作られたプラットフォームです。
開発はイーサリアム開発者と共同で行っているため、RChainはイーサリアムのECR-20トークンを使用しています。
RChain開発者はBitcoinやEthereumのブロックチェーン技術を研究した後、産業分野で活発に活用するには、既存のままでは対応ができないという結論を出しました。
そうなのです。従来のブロックチェーン技術と比べより速く、より広範な取引を実現するために、現在も開発され続けています。
“RChain’s requirements, originating from RChain’s decentralized social product and its attention & reputation economy, are to provide content delivery at the scale of Facebook along with support for transaction volume and speed at the scale of Visa.”(ホワイトペーパーより抜粋)
ホワイトペーパーを読んでみると、Facebookのようなコンテンツ配信機能と、全世界で利用できるVisaレベルの取引スピード・ボリュームを目指していることが伺えます。
以下、RChainに関する情報をまとめてみました!参考にしてみてください。
通貨名(通貨単位) | RChain/アールチェーン(RHOC) |
取引開始日 | 2017年10月 |
発行上限枚数 | 1,000,000,000 RHOC |
現在の発行枚数 | 870,663,574 RHOC |
時価総額(ランキング) | 15,033,044,072円(45位) |
公式サイト | https://www.rchain.coop/#home |
ホワイトペーパー | https://media.readthedocs.org/pdf/ |
公式Twitter | https://twitter.com/rchain_coop |
(2018年8月14日現在)
仮想通貨RChain/アールチェーン(RHOC)の特徴
プログラミング言語として独自の『Rholang』を採用
RChainの開発には、『Rholang』という独自のプログラミング言語が使用されています。Rholangはスマートコントラクトを書くために利用します。「並行言語」とも呼ばれており、Rholangを利用した場合、プログラムも同時実行される仕組みになっています。
並行言語とは、並行計算(=並行コンピューティング)を行うことが可能となる言語です。通常、個々のタスクは別々のものとして一つずつ処理されることになるのですが、並行プログラミング言語では一つのプログラムから複数のプロセスを生成する形で実装されます。
簡単に言うと、一つのプログラム指示を、別々の場所で同時に実行することが可能となります。
この仕組みはブロックチェーン技術との相性が非常に良いと考えられており、分散型ネットワークにおいて1対1ではなく多方面にコンテンツを配信する際に、送金や送信しやすいというメリットもあります。
Rho-VM(the Rho Virtual Machine)を採用
RChainでは『Rho-VM(the Rho Virtual Machine)』を採用することで「①独立性」「②スケーラビリティ」「③パフォーマンス」の強化しています。以下、この3点について簡単にまとめておきます。
①独立性
RChainはマルチチェーンであり、デフォルトで独立したブロックチェーンを形成しています。
マルチチェーンとは、自由にシステムを組み合わせた分散型アプリケーションが導入されているブロックチェーンをサイドチェーンとして、メインブロックチェーン(RChain)と繋ぐことを可能にする役割を持っています。
本来であればメインチェーン上とサイドチェーン上の情報はそれぞれスマートコントラクトにかけなければなりませんでした。しかしながらRChainはRhoVMを採用していることから独立したブロックチェーンとスマートコントラクトを同時に実行できます。
②スケーラビリティ
プラットフォームがある程度成長するにつれ、情報量は徐々に増えます。情報の整理や安全管理のためにもアップデートが必要になってきます。この際、通常であれば容量が増えパソコンをはじめとした端末に負荷がかかってしまいます。
しかしRhoVMでは、プラットフォームの成長にしたがって、端末が自動的にRhoVMの新しいインスタンスを初期化することで負荷の管理を行えるようシステム化されています。そのためデータが整理された状態を保ちやすく、プラットフォームの拡大やネットワークの軽さの維持を可能にすることができます。
③パフォーマンス
それぞれのRhoVMは、データが少なく実行しやすいマルチスレッド(=ひとつのタスクを複数のスレッドに分けて並行処理すること。)であるため、仮にパフォーマンスの高い複数の事物(プログラムなど)が一つのパソコンやスマートフォンに存在しても軽さを保つことが可能になります。
「半自動フレームワーク」を提供
RChainのスマートコントラクトでは『NAMESPACE(ネームスペース)』というアドレスを利用することで「半自動フレームワーク」を提供することが可能です。
一体どういうことかというと、RChainネットワークで利用された「実行内容」「行動パターン」「送る相手の頻度」などのデータから、データの流れの最適化やパターンをテンプレート化してくれるんです。
そのため、スマートコントラクトの実行が通常の仮想通貨より円滑に行うことが出来るのです。
アプリケーションのリリースが可能
アプリケーションのリリースが可能であることも魅力の一つでしょう。
RChain上のプラットフォームでは、ウォレット、SNS、マーケットプレイスをはじめ様々なアプリケーションのリリースが可能となります。また、非公開のプライベートチェーンも展開することができます。
特に、SNSではトークンを媒介に、コンテンツの発信がされる仕組みが構想されています。
SNSでは、簡単な記事や動画を投稿することができ、それに対し応援や評価をすることができます。
そして、注目を集めるほどコンテンツの発信者や応援者に報酬が流れる仕組みになっています。YoutubeやFacebookのような仕組みですね!
冒頭で説明したビジョンに向けて前進していることが伺えますね。
仮想通貨RChain/アールチェーン(RHOC)の最新チャート
RChainは2017年に発表された当初は、1RHOC=約0.1ドル程度を推移し、この価格は2018年1月の仮想通貨バブルまで続きます。しかしながら2018年1月の仮想通貨バブルの際には1RHOC=約2.8ドルに到達しました。なんと28倍です。
ただ仮想通貨バブルが崩壊し、各国政府が仮想通貨に関する規制を強めたことを背景に価格は1RHOC=約0.8ドル(2018年2月6日時点)まで落ち込んでしまいます。
2月21日には1RHOC=約2.5ドルまで価格を大きく戻すもの、その後は上がり下がりを繰り返しますが、6月あたりから価格はほとんど上がらなくなり、2018年8月14日現在では1RHOC=約39円になってしまいました。
現在は他の仮想通貨と同様の価格変動をしているので、RChain自体に問題があるわけではなく、仮想通貨市場自体が現在は落ち込んでいる状態であると言えそうです。とはいえ、価格は上昇下降を繰り返します。長期的な目で見れば当たり前の現象と言えます。ポジティブに考えれば、今が買い時と言えるでしょう。
仮想通貨RChain/アールチェーン(RHOC)の買い方
気になった方も多いかと思います。ここではRChainの取扱所・買い方についてわかりやすく説明します。
現在は、全世界取引高ナンバーワンの「Kucoin」をはじめ、「chaoEX」でも活発に取引されています。
ただ…問題が…RChainは現在日本円で直接買うことが出来ないのです。
RChainを取り扱っている取引所が、日本円を取り扱ってないんですよね……
仮想通貨RChainの買い方についてまとめてみました!
Rchainを取り扱っている海外の取引所に登録
Rchainは国内の取引所では扱われていないため、海外の取引所(Binanceなど)で購入する必要があります。
何故かというと、日本の取引所ではビットコインやイーサリアムなど主要なアルトコインしか購入できないためです。
国内の取引所に登録してビットコインなどを購入
海外の取引所に登録が完了したら、次に国内の取引所に登録する必要があります。
海外の取引所では日本円が使えないため、ビットコイン(イーサリアムなども可)を使い取引する必要があるためです。
そのためbitbankやzaifに登録してビットコインを購入しましょう。
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↑bitbankとZaifそれぞれの登録方法について詳しくはコチラ
国内の取引所からビットコインを海外の取引所に送金
国内の取引所で購入したビットコインを海外の取引所に送金します。
送金が完了すれば、RChainを購入することが可能となります!
以下、RChainの流動性が高い取引所を2つまとめてみました。参考にしてみてください。
取引所 | 特徴 | 手数料 |
Kucoin | 香港を拠点とする仮想通貨取引所。公式HPが日本語対応していることや上場通貨の人気投票などもあり、アルトコインを楽しみたい方にお勧め。クーコインが発行するトークンで取引をすると配当報酬や手数料の割引も受けることが可能です。 | 0.1% |
chaoEX | iOS、Andどちらのアプリにも対応していて利便性は高いものの、取引にはCODEの発行が必要であったり、HPは日本語非対応であるため、上級者向けの取引所です。 | 0.05~0.1% |
RChain/アールチェーン(RHOC)の将来性
RChainは、イーサリアムや他の仮想通貨プロジェクトをじっくり調査した後にプロジェクトが開始されています。
そのため、スケーラビリティ問題をはじめ、Bitcoinやイーサリアムでなどで指摘されている問題を乗り越えるための多くの仕組みが導入されています。
アプリケーションを作りたい人やコンテンツを配信したい人にとっては非常に魅力的な仕組みです。歴史の浅い通貨ですが、今後に期待しましょう。
終わりに
いかがでしたでしょうか?今回は今話題の仮想通貨RChainについて、深く掘り下げてみました。さてもう一度RChainの主な特徴について少し振り返ってみましょう♪
①プログラミング言語として独自の『Rholang』を採用
②Rho-VM(the Rho Virtual Machine)を採用
③「半自動フレームワーク」を提供
④様々なDAppsを利用できる
でしたね!
この記事を読んで、RChainはもちろんですが、少しでも仮想通貨に興味を持っていただけたら嬉しい限りです。今後はRChainに関する新しい情報が入り次第追記していこうと思います。