寒い冬も終わり、暖かな春の日差しが明るい季節になりましたね。心も明るくウキウキとする春ですが、暖かくなるほどダニが増えたり湿度が上がります。そのため、汚れをためこむとアレルギーなどを引き起こしやすい時期でもあります。花粉の季節は、外から持ち込んだ花粉や汚れが原因でアレルギーが悪化してしまうおそれもあります。
今回は、私も普段より実践している、最低限の道具でお金をかけずにお家を楽々キレイにする掃除術をご紹介します!
目次
楽々お掃除法の秘訣
掃除は時間がかかる、汚れる、手間がかかると敬遠し、ついつい汚れをためがちな人もいるのではないでしょうか。私も以前フルタイムで働いていたときは、1週間ためこんだ掃除を週末に行うのが面倒でたまりませんでした。しかし、ちょっとしたことを習慣づけるだけでストレスなくお部屋をキレイにたもつことができるようになったのです。
そんな掃除のイメージを変え、ストレスなくお部屋をキレイにたもつ方法をご紹介します!
汚れに気がついたらすぐに掃除しよう
私が掃除において一番気を付けていることは、汚れに気が付いたらその場ですぐに掃除することです。一見面倒なことのように思えますが、実はこれが掃除の時間を最小限におさえることになるのです。汚れに気がついても後回しにしてしまうことで、さまざまな場所の汚れがたまっていきます。たまった汚れは取り除くのに時間がかかり、そのことが掃除に対するイメージをさらに悪いものにしてしまうのです。
気が付いたときに掃除といっても、忙しくてなかなかできないという声もあるかと思います。そのため、最初は小さなところから実践してみてはいかがでしょうか?例えば、朝起きて洗面所で顔を洗うとき。蛇口をひねったら、洗顔に適したぬるま湯が出るのを待つと思います。その間、そばに置いているハンディブラシでささっと洗面ボウルのぬめりをとります。
たったこれだけのことですが、毎日するのとしないのでは大違いです。ぬめりを放っておくと頑固な水垢やカビのもとになります。そうなってしまう前にこまめに掃除することで、手間を最小限におさえましょう。
掃除用具はすぐに使える場所に保管しよう
気が付いたときに掃除ができない要因として、掃除用具を収納の奥にしまいこんでいるケースがあるかと思います。掃除用具がすぐに使用できる場所に保管されていれば、気が付いたときにささっと掃除ができます。毎日使いたいフローリングワイパー、粘着クリーナー、水まわり掃除のブラシなどはすぐに使える場所に置きましょう。
最近はオシャレなデザインの掃除用具も増えてきています。また、普段はかごなどに入れて可愛いカバーをかけておくのも良いですね。掃除用具の保管の仕方に気を付けることで、掃除にプラスのイメージがわくようになりますよ。
汚れ防止のひと手間を忘れずに
毎日のこまめな掃除とあわせて行いたいのが、汚れを防ぐことです。例えば、お風呂の使用後は必ずシャワーの熱湯で床をさっと流し、数時間ほどドアを開けて換気扇を回しましょう。熱湯がカビを防ぎ、換気扇とあわせることで水分が早く蒸発します。普段からちょっとした習慣をつけることで、カビが生えてもブラシですぐとれる程度の汚れで済む場合が多いです。
しっかり掃除は週に1回行おう
共働きししていると、掃除機は週に1回しかかけられない人も多いのではないでしょうか。実は掃除機を使ってしっかりと掃除を行うのは週に1度で十分なのです。先ほどお伝えしたように、毎日の掃除は汚れに気付いたときのこまめな掃除のみで大丈夫です。こまめな掃除が汚れがたまるのを防ぐため、週に1度の掃除でいつもキレイなお部屋をたもつことができます。
これさえあれば大丈夫!そろえておきたい掃除用具
今日ではあらゆる用途に合わせた掃除用具や洗剤が販売されています。しかし、沢山の掃除用具を持っていても、使いこなせていないなんてことはありませんか?さまざまな用具を買い揃えるのにはもちろん費用もかかりますし、収納の場所もとりますよね。
今回は、これだけあれば家中ピカピカになる、私のそろえている最低限の掃除用具をご紹介したいと思います。
ハンディモップ
ホコリはいつのまにかたまっているものです。伸縮性のあるポールの先にホコリをキャッチするモップをとりつけたものがあれば、高いところも楽々キレイにできます。ホコリやダニなどのアレルゲンが舞わないようにしっかりキャッチできるタイプのモップがおすすめです。
よく「掃除は上から」と言いますが、1週間に1度しっかり行う掃除の際は、必ず最初にモップで部屋の家具などのホコリをとりのぞきましょう。最後に行ってしまうと、せっかく掃除した床がまたホコリだらけになってしまいます。
フローリングワイパー(ドライタイプ&ウェットタイプ)
こちらも伸縮式のポールにフローリングワイパーシートを付け替えできるタイプがおすすめです。フローリングは掃除機しかかけないという人もいるかと思います。しかし、これでは床の表面のホコリを掃除機の排気が部屋に舞い上げてしまいます。(排気が少ないタイプの掃除機もあるかと思いますので、一概には言えませんが)そのため、まずはドライタイプのフローリングワイパーで床の表面のホコリをとりのぞきましょう。掃除機はそのあとに、ワイパーでは取りきれなかったフローリングのすき間のホコリを吸引するイメージで行います。
ワイパーで毎日こまめに髪の毛やホコリをとり、掃除機は週に1度かけるようにするとベストです。ダニは1日に1個以上の卵を産み、その卵が成虫になるまでに1~2週間かかります。そのため、おおよそ週に1度のタイミングで掃除機をかければ、ダニアレルギー対策には効果的です。参考:フミナーズ(2017年著者調べ)
ワイパーはホコリを舞い上げることなく騒音も出ないため、時間帯を気にせず掃除することができますよ。
掃除機をかけたあとは、ウェットタイプのワイパーでフローリングをさっとひと拭きしましょう。床は人間の皮脂汚れも付着しているので、この汚れをとりのぞき、コーティングすることで汚れがつきにくくなりますよ。
粘着シート
ラグやファブリックは気付いたときに粘着シートで汚れをとりのぞきましょう。洋服用の粘着シートも市販されているので、帰宅後に衣服についた汚れを取り除いておくと、花粉対策にも有効です。
除菌アルコール
除菌アルコールを台所などの汚れやすい場所に置いておきます。これを油汚れなどにシュシュッとスプレーしてキッチンペーパーでさっと拭きます。アルコールは二度拭き不要のため、わざわざ布巾で水拭きして乾拭きする手間が省けます。速乾性があるため、湿気が大敵であるキッチンの強い味方です。
その他、ちょっとした汚れや除菌をしたいときに気軽に拭き掃除ができますよ。(使用できない素材もありますので、使用上の注意をよくご覧ください。)
ハンディブラシ
洗面所やキッチンのシンクには小さ目のハンディブラシ、風呂には伸縮性のあるブラシを置いておきましょう。毎日使用後にささっと磨くだけで、水垢やぬめりを防ぎます。手を汚さずに使えるハンディタイプなら、いつでも気軽に掃除することができますね。
メラミンスポンジ
ガスコンロの焦げ付き汚れやお風呂の水垢など、ささっと掃除しただけではなかなか落ちない汚れもあります。そんな頑固な汚れにはメラミンスポンジがおすすめです。水を含むだけでスポンジ独自の構造が汚れを研磨し、ピカピカにすることができますよ。(コーティングやワックス加工された素材には使用できませんので、使用上の注意をよくご覧ください。)
まとめ
いかがでしたでしょうか?気軽にストレスなく掃除することができれば、いつでもお部屋を気持ちよい環境にたもつことができます。居心地のよい部屋であれば外で浪費することも減り、さらに節約につながるかもしれませんね。楽々掃除術の実践で、この春から気持ちもお部屋も明るく気持ちよく過ごしましょう。