仮想通貨のファクトム(Factom)とは?将来性や取引所などについて徹底解説!

こんにちは、fincle専属ライターのケントです!

今回は仮想通貨のファクトム(Factom)について詳しく解説していきます!

ファクトムは2015年にアメリカで誕生した仮想通貨で、証券・保険証書・登記簿などといった特定の個人記録をブロックチェーン上で管理することを目的に開発されました。

アメリカでは既にファクトムを利用したさまざまなプロジェクトが実施されています。

また、ビットコイン2.0に属する仮想通貨としても知られています。

ビットコイン2.0とはビットコインのベース技術であるブロックチェーンをさまざまな用途で活用する動きの事を指しており、これに該当する通貨はすべてビットコイン2.0に属することになります。

早速どのような通貨なのか解説していきます!

 

仮想通貨のファクトム(Factom)とは

FirmBee / Pixabay

ファクトムは個人ではなくFactom Inc.という企業によって開発されています。

正式にはファクトムという名称は通貨名ではなくプラットフォームの名前となります。

通貨名称はファクトイド(Factoid)で、通貨単位はFCTです。

ファクトイドとファクトムを合わせて通称としてファクトムと呼ばれています。

早速、基本情報について確認していきましょう!

通貨名Factom
通貨単位FCT
発行上限なし
時価総額約73億円
ホワイトペーパーhttps://www.factom.com/devs/docs/guide/factom-white-paper-1-0
公式サイトhttps://www.factom.com/
公式Twitterhttps://twitter.com/factom

時価総額ランキングでは現在122位(2018年8月現在)に位置しています。

また、取引価格は1FCT=830円(2018年8月現在)で取引されています。

2018年1月に一時1FCT=8000円台の値を付けるなど、価格が急激に高騰しました。

その後価格は下落を続けており、今後の状況をよく注視する必要がありそうです。

 

ファクトムの特徴

WorldSpectrum / Pixabay

ファクトムの基本情報が分かったところで、次に基本情報について確認していきましょう!

 

プラットフォームとしての役割を果たすファクトム

先ほども解説した通り、ファクトムは仮想通貨ではなくプラットフォームの名称となります。

ユーザーはファクトムを利用し、証券・保険証書・登記簿を始めとしたさまざまな個人情報を管理・運用することが出来ます。

あまり想像はできないかもしれませんが、企業や自治体が個人情報を管理する際には多大なコストが発生します。

個人情報の紛失や漏洩というのは発生すると必ずニュースにもなりますし、それだけコストが大きくなるのも頷けますね。

ファクトムではこのような管理を、ブロックチェーンを使うことで低コストで使うことが出来ます。

また、一般的に個人情報はサーバーで一括管理されるので一度サーバーに問題が発生し、情報漏洩が発生すると多大な被害が生じてしまいます。

ファクトムではブロックチェーンを使うことで、世界中のコンピューターで分散管理が可能になるのです。

 

中央集権体制である

仮想通貨に関する知識がそれなりにある人だと、違和感のあるワードかもしれませんね。

ビットコインを始めとした多くの仮想通貨は、非中央集権体制や分散型プラットフォームを採用しているからです。

中央集権ではないからこそ、仮想通貨に魅力を感じる人も多いのではないでしょうか。

Factomでは従来の金融システムと同じように、中央集権体制で運営されています。

そのため、管理者であるFactcom Inc.が倒産した場合にはプラットフォームも無くなってしまう可能性があります。

この中央集権というシステムは、ユーザーによっては賛否が分かれてもおかしくないでしょう。

 

エントリークレジット(Entry Credit)システム

ファクトムのサービスを利用する際には、ファクトイドではなく通貨をエントリークレジット(Entry Credit)に交換する必要があります。

エントリークレジットはファクトムのサービスを利用するために必要な専用通貨です。

 

ブロックチェーンに依存している(デメリット)

ファクトムのデメリットとして挙げられるのが、データの保管をブロックチェーンに依存していることです。

ブロックチェーン依存しているからこそ、低コストでセキュリティの高さを保証しているとも言えます。

万が一ブロックチェーンがトラブルやトランザクション詰まりを起こした場合には大きな問題になります。

ですが、ビットコインのブロックチェーンにのみ依存していたところを、その後イーサリアムのブロックチェーンへの分散を行っているためリスクは軽減しました。

 

Factomの将来性

ここまでファクトムの特徴などについて確認してきました。

では、実際にファクトムの将来性はどうなのでしょうか。

ファクトムの将来性を左右するのは、プラットフォームがいかに普及するかにかかっていると言えるでしょう。

 

ファクトム・ハーモニー(Factom Harmony)が見せた可能性

ファクトムというプラットフォームは、既にアメリカの住宅ローン市場で大きな広がりを見せています。

住宅ローンというのは多額のお金が動き、それに伴う契約はとても複雑です。

契約書の書類が改ざんされないように保管したり、第三者による書類の公証など大きなコストがかかることも。

そのような状況を、ファクトムのファクトム・ハーモニー(Factom Harmony)というサービスが住宅ローン契約を一括管理することによりコストダウンを図っているのです。

さらに、ブロックチェーンを利用することでデータの改ざんなど不正行為もできず、かつ記録や契約が半永久的に管理されるので安全性が大幅に向上されています。

このように、アメリカでは既にファクトムによるサービスが実施されており今後どれだけ世間で受け入れられるかが大きな鍵となりそうです。

ファクトム・ハーモニーはアメリカの住宅ローン市場を大きく変える可能性を秘めていますね!

 

ファクトムの取引所

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国内取引所でファクトムは取り扱われていません。

ファクトムを取引したい場合は、海外の取引所を利用する必要があります。

主にこれらの取引所で取引が可能となっています。

取引所手数料(Maker/Taker)取り扱いコイン数
Bittrexアメリカ0.25%約200種類
Upbit韓国0.05%~0.25%124種類
Bit-Z中国0.1%70種類

 

ファクトムの買い方

PIX1861 / Pixabay

ファクトムがどこで買えるの分かったところで、次に買い方を確認しましょう。

海外の取引所で買うとなると少しハードルが高そうですが、簡単なので安心してください!

 

ファクトムを取り扱っている海外の取引所に登録

ファクトムは国内の取引所では扱われていないため、海外の取引所(Binanceなど)で購入する必要があります。

何故かというと、日本の取引所ではビットコインやイーサリアムなど主要なアルトコインしか購入できないためです。

 

国内の取引所に登録してビットコインなどを購入

海外の取引所に登録が完了したら、次に国内の取引所に登録する必要があります。

海外の取引所では日本円が使えないため、ビットコイン(イーサリアムなども可)を使い取引する必要があるためです。

そのためbitbankやzaifに登録してビットコインを購入しましょう。

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国内の取引所からビットコインを海外の取引所に送金

国内の取引所で購入したビットコインを海外の取引所に送金します。

送金が完了すれば、ファクトムを購入することが可能となります!

 

おわりに

今回はファクトムについて詳しく確認してきました!

アメリカではとても注目を集めているファクトム、今後日本ではどれほど人気を集めるのでしょうか。

ファクトムが持つ機能はとても魅力的なだけに、注目を集めそうです。

最後に、もう一度ファクトムの特徴を確認していきます。

  1. プラットフォームとしての役割を果たすファクトム
  2. 中央集権体制である
  3. エントリークレジット(Entry Credit)システム
  4. ブロックチェーンに依存している

このような特徴があります!

ファクトムが今後アメリカを始めとしてどのように受け入れられていくのか、注目していきましょう。

今後は是非ファクトムも投資候補の一つに入れてみてはいかがでしょうか!