皆さんは仮想通貨のMithril(ミスリル/MITH)を知っていますか?
Mithrilは分散型ソーシャルメディアプラットフォームの仮想通貨で、MithrilのトークンであるMITHを使ってライブ配信やソーシャルメディアで利用するための通貨として開発されました。
例えばInstagramで良い写真を投稿すると、それに対しいいねを貰えることがありますよね。
Mithrilでは独自のアプリで同じように投稿に対して貰ったいいねがトークンになるような仕組みを開発しました。
今回はMithrilについて詳しく解説していきます!
Mithrilとは?
先ほども説明した通り、MithrilはトークンであるMITHを使ってライブ配信やソーシャルメディアで利用されるための通貨として開発されました。
Mithrilを開発しているのは17Mediaという会社ですが、同社はLitというアプリをリリースしており既にアプリ内でMITHトークンを利用したサービスが実施されています。
また、2018年3月にリリースされた通貨でありながら既に時価総額ランキングでも54位(2018年8月現在)にランクインするなど注目の高さが伺えます。
早速、Mithrilの基本情報について確認していきましょう!
通貨名 | Mithril |
通貨単位 | MITH |
発行上限 | 10億枚 |
時価総額 | 約145億円 |
ホワイトペーパー | https://mith.io/whitepaper.pdf |
公式サイト | https://mith.io/ |
公式Twitter | https://twitter.com/MithrilOfficial |
時価総額ランキングでは現在54位(2018年8月現在)に位置しています。
また、取引価格は1MITH=38円(2018年8月現在)で取引されています。
2018年5月に一時1MITH=100円前後の値を付けていましたが、その後は50~70円前後で安定しています。
Mithrilの特徴
Mithrilの基本情報が分かったところで、次に特徴について確認していきましょう!
中国版Instagram・Lit(リット)でトークンが利用可能
一般的に仮想通貨はリリース段階ではサービスが実施されていないことが多いですよね。
一方でMithrilを使ったサービスは既にリリースされており、実現可能性という点ではクリアしている形となります。
Mithrilが利用されているサービスが、中国版Instagramとも言われているlit(リット)というアプリケーションです。
Instagramと違う点は、litには通常投稿が無くInstagramでいうストーリー機能のみ搭載されているという点です。
このアプリケーションでは、例えばいいねをすると投稿者にMITHトークンが付与されるなどしてクリエイターを応援することができます。
また、ストーリー配信の他にもライブ配信やメッセージのやり取りも可能です。
報酬の仕組み
具体的にどのような仕組みでMITHトークンが付与されるのか確認していきます。
- 自分の投稿数
- ユーザーのいいね数
- ユーザーに見られた回数と視聴時間
- ユーザー全体の配布量
これらの統計に応じて計算し、トークンが付与されます。
投稿数・視聴時間と回数・いいね数これらがすべて多ければその分だけトークンが付与されると考えれば分かりやすいでしょう。
オンライン完結の支払いサービス
MithrilはSNS機能だけでなく、“Mithril Merchant Network”というオンライン上で完結する支払いサービスの実施を目指しています。
これにより、オンラインショッピングでMITHトークンを使った決済が可能となっており支払いがより簡単に行うことが可能です。
また、今後は実店舗での決済導入も目指していく考えを明らかにしています。
Qtum(クアンタム)とパートナーシップを締結
ビットコインとイーサリアムのいいとこ取りと言われている仮想通貨のQtum。
MithrilはこのQtumとパートナーシップを締結しています。
具体的にはQtum上でMithrilが開発されており、またQtumの役員がMithrilの開発に関わるなどしています。
Mithrilの将来性
Mithrilの特徴が分かったところで、次に将来性について確認していきましょう!
運営会社が既に人気アプリの配信を行っている
冒頭で紹介した運営会社である17Mediaは、既に17 Liveという人気アプリケーションをリリースしています。
こちらのアプリケーションは日本でも既に有名なので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
17 LiveでもYoutubeのように収益化できる仕組みが作られており、そのノウハウがMithrilで活かされる形となっています。
SNSの将来性
今後、SNSはますます伸びていく市場と考えられています。
特にInstagramのような写真投稿型アプリケーションというのは、今後はビジネスとも結びついていく可能性があります。
これまで普及率の低かった発展途上国でもスマートフォンはどんどん普及していくと考えられており、多様な可能性を秘めていると言って過言ではないでしょう。
競合通貨と差別化を図ることが出来るか
MethrilのようなSNSにおいて利用される仮想通貨というのはライバルも多いです。
例えば、中国の仮想通貨であるGiftoやTRONなど似たような仮想通貨は多くあります。
仮想通貨のGifto(ギフト)とは?特徴やチャートなど徹底解説!
トロン(TRX)とは?特徴から取引所まで徹底解説!
↑それぞれの通貨について詳しくはコチラ
細かい部分で見ていくとそれぞれの通貨に特徴がありますが、いずれの通貨も独立した形で利用されていくことは考えづらいでしょう。
Methrilがどのような点で差別化を図り、他の通貨を出し抜くかが鍵となりそうです。
Methrilの取引所
国内取引所でMethrilは取り扱われていません。
Methrilを取引したい場合は、海外の取引所を利用する必要があります。
主にこれらの取引所で取引が可能となっています。
取引所 | 国 | 手数料(Maker/Taker) | 取り扱いコイン数 |
HitBTC | 香港 | -0.01%/0.1% | 400種類以上 |
Coinexchange | 不明 | 0.15% | 500種類以上 |
OKEx | マルタ | 0.15%/0.2% | 90種類 |
Methrilの買い方
Methrilがどこで買えるの分かったところで、次に買い方を確認しましょう。
Methrilを取り扱っている海外の取引所に登録
Tezosは国内の取引所では扱われていないため、海外の取引所(Binanceなど)で購入する必要があります。
何故かというと、日本の取引所ではビットコインやイーサリアムなど主要なアルトコインしか購入できないためです。
国内の取引所に登録してビットコインなどを購入
海外の取引所に登録が完了したら、次に国内の取引所に登録する必要があります。
海外の取引所では日本円が使えないため、ビットコイン(イーサリアムなども可)を使い取引する必要があるためです。
そのためbitbankやzaifに登録してビットコインを購入しましょう。
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↑bitbankとZaifそれぞれの登録方法について詳しくはコチラ
国内の取引所からビットコインを海外の取引所に送金
国内の取引所で購入したビットコインを海外の取引所に送金します。
送金が完了すれば、Methrilを購入することが可能となります!
おわりに
今回は仮想通貨のMethrilについて詳しく解説しました!
SNSでの投稿に対してトークンが付与されるという、手軽さが大きな魅力のMethril。
ライバルが多いところが気になるポイントではありますが、今後どのような動きを見せるか注目していきたいところです。
最後に、もう一度Mithrilの特徴について確認しておきます。
- 中国版Instagram・lit(リット)でトークンが利用可能
- オンライン完結の支払いサービス
- Quantum(クアンタム/Qtum)とパートナーシップを締結
このようになっています!
誕生して歴史の短い通貨だけに、今後どのような動きを見せるのか注目して見守っていきましょう。