皆さんは仮想通貨のStratis(ストラティス/START)を知っていますか?
Stratisはブロックチェーンの開発プラットフォームとして登場しました。
正確には、プラットフォームの開発プロジェクト名がStratisで通貨名がSTARTとなります。
いったいStratisはどのような仮想通貨なのでしょうか。
詳しく解説していきます!
目次
Stratisとは
Stratisはブロックチェーン技術をより一般的にするため誕生しました。
ブロックチェーンを開発する上で欠かせないのが技術者ですが、ブロックチェーン技術は複雑かつ難易度も高いため人材不足に悩まされています。
このような状況を改善するために、Stratisは一般的な技術者でも開発が可能になるようプログラミング言語の開発を目指しています。
通貨名 | Stratis |
通貨単位 | START |
発行上限 | 9800万START |
時価総額 | 141億円 |
ホワイトペーパー | https://stratisplatform.com/files/Stratis_Whitepaper.pdf |
公式サイト | https://stratisplatform.com/ |
公式Twitter | https://twitter.com/stratisplatform |
時価総額ランキングでは現在49位(2018年8月現在)に位置しています。
また、取引価格は1START=142円(2018年8月現在)で取引されています。
2018年1月に一時1START=2000円前後の値を付けていましたが、その後は200円前後で安定しています。
Stratisの特徴
Stratisの基本情報が分かったところで、次に特徴について確認していきましょう!
プログラミング「C#言語」で開発が可能
プログラミングで最も基本的な言語として知られているのがC#言語というものです。
先ほど、ブロックチェーン開発は高い難易度を要するため人材不足に悩まされていると解説しました。
そこで、StratisではC#言語をブロックチェーン開発に組み込むことによってプログラマーの参入障壁を低くする狙いがあるのです。
C#を導入することで、一般企業で働いているプログラマーなどでも簡単にブロックチェーン開発に乗り出すことが出来ます。
また、Stratisのブロックチェーン上にて「プライベートブロックチェーン」という企業独自のブロックチェーンを開発することも可能となっています。
その開発の際に、通貨であるSTARTを利用することができる仕組みになっています。
プライベートブロックチェーン
先ほども少し解説した通り、Stratisではプライベートブロックチェーンを作成することが可能です。
具体的には以下の方法でブロックチェーンを作成します。
- Stratis Cloud Portal上でアカウントを作成
- プライベートブロックチェーンを作成するためStratisを購入
- クラウドの管理ポータル画面で”Provisioning”をクリックし、”Development”を選択
- 各種パラメータの設定
大まかにはこのような流れで、ブロックチェーンの作成が可能です。
Tumble Bit
一般的に、ビットコインをはじめとした仮想通貨は取引内容などを誰でも確認することができます。
それにより、万が一ブロックチェーンの書き換えなど不正が起きた際にも誰が行ったのかすぐに分かるようになっています。
しかし、プライバシーは全く守られておらず不安視する人が多いのも事実。
StratisのTumble Bitではそのようなプライバシーを保護する機能を兼ね備えています。
具体的には以下のような流れで匿名性を保ちます。
- 取引の際にタンブラー(仲介者)を介して送金者はビットコインをエクスローに保管する
- 支払いもタンブラーが行い受け取りはタンブラーがコインをミキシング(混ぜる)し一斉に受信者に送信することで匿名性を保つ
また、StratisはBreeze Walletという独自のウォレットを開発しています。
このウォレットにTumble Bitのシステムを導入することでビットコインを匿名のまま送金することが可能となります。
Stratisの将来性
具体的な特徴が分かったところで、次に将来性について確認していきましょう!
Microsoftと提携
Stratisは仮想通貨のLisk(リスク)と同様Microsoftと提携をしています。
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具体的には、Microsoft Azureが提供するMicrosoft .NET Frameworkというシステムを使うことによってブロックチェーン上のアプリを用意に動かすことが可能となっています。
さらに、これらのシステムはMicrosoftのOS(Windows)が利用に適しているなどMicrosoftに大きく依存する形となっています。
影響力の大きいMicrosoftと共にシステムを開発を行うのは良い面もありますが、今後社会で普及を考える際にはMicrosoftとの連携が不可欠です。
つまり、実質的な開発権利はMicrosoftにあるといっても過言ではなく留意する必要があるでしょう。
Stratisの取引所
国内取引所でStratisは取り扱われていません。
Stratisを取引したい場合は、海外の取引所を利用する必要があります。
主にこれらの取引所で取引が可能となっています。
取引所 | 国 | 手数料(Maker/Taker) | 取り扱いコイン数 |
Binance | 中国 | 0.1% | 380種類 |
Upbit | 韓国 | 0.05~0.25% | 124種類 |
Bittrex | アメリカ | 0.25% | 約200種類 |
Stratisを取引する際には中国最大の仮想通貨取引所であるBinanceがオススメです
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Stratisの買い方
Stratisがどこで買えるの分かったところで、次に買い方を確認しましょう。
Stratisを取り扱っている海外の取引所に登録
Stratisは国内の取引所では扱われていないため、海外の取引所(Binanceなど)で購入する必要があります。
何故かというと、日本の取引所ではビットコインやイーサリアムなど主要なアルトコインしか購入できないためです。
国内の取引所に登録してビットコインなどを購入
海外の取引所に登録が完了したら、次に国内の取引所に登録する必要があります。
海外の取引所では日本円が使えないため、ビットコイン(イーサリアムなども可)を使い取引する必要があるためです。
そのためbitbankやzaifに登録してビットコインを購入しましょう。
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国内の取引所からビットコインを海外の取引所に送金
国内の取引所で購入したビットコインを海外の取引所に送金します。
送金が完了すれば、Stratisを購入することが可能となります!
おわりに
今回はStratisについて詳しく解説しました!
一般企業によるブロックチェーン技術の利用をより身近にする存在であるStratis。
ブロックチェーン技術の凄さは知られているものの、実際に利用するには多くの労力が必要となります。
その課題をStratisが解決することができれば、さらにブロックチェーンの可能性が広がることでしょう。
最後に、もう一度Stratisの特徴について確認しておきます。
- プログラミング「C#言語」で開発が可能
- プライベートブロックチェーン
- Tumble Bit
このようになっています!
Stratisがどのような動向を見せるのか注目して見守っていきましょう。