仮想通貨Lisk(リスク)って?特徴・チャート・将来性などを徹底解説!

マナ
こんにちは、fincle専属ライターのマナです!

仮想通貨といえばビットコインやイーサリアム、リップルなどが有名ですよね。今回この記事では、現在注目を浴びつつある仮想通貨Lisk(リスク)について見ていきたいと思います。

ほとんどの方はLiskがどのような通貨なのかよく分からないのではないでしょうか?私もそうでした!ただ、調べていくと様々な魅力が…

この記事を読めばLiskがどのような通貨なのかすべて分かるようになります!一緒に学んでいきましょう!

仮想通貨Lisk(リスク)とは?

仮想通貨Liskはマックス・コーデック氏トオリバーヘッドウッズ氏によって2016年5月24日にリリースされた仮想通貨です。どういった目的で作られた通貨かというと…

公式サイトでは

Our biggest goals are to lower barriers and foster widespread blockchain adoption. We want to inspire and support innovators. By working together, we will build a better world.

誰でも「とても簡単に使える」ということを最大の目標と定めています。Liskを決済として使うユーザーはもちろん、Liskのブロックチェーンを使用して分散型アプリケーション開発をする企業に向けて作られた仮想通貨となっています。

そんなLiskなのですが、実はあのイーサリアムと同じ機能「分散型アプリケーションプラットフォーム」を持ち、そのプラットフォーム名を「Lisk」と呼び、通貨自体を「LSK」という単位で数えます。

Liskはリリースしてからしばらくは1LSK=10円~20円を推移していましたが、現在の価格は600円台と通貨としての地位を高めつつあります。2018年7月6日現在のの時価総額は665億円でランキングは26位と投資家たちからは将来を期待されています。

以下Liskについて簡単にまとめてみました♪

通貨名Lisk
通貨単位LSK
発行上限なし
時価総額665億円(2018年7月6日現在)
ホワイトペーパーhttps://lisk.io/documentation/lisk-protocol
公式サイトhttps://lisk.io/
公式Twitterhttps://twitter.com/LiskHQ

仮想通貨Lisk(リスク)の特徴

まずはLiskの特徴について見てみましょう♪

発行上限がない

127071 / Pixabay

多くの仮想通貨には発行上限があります。誰もが知ってるビットコインにも2,100万枚という発行上限があります。しかしながらLiskには発行上限がありません。

マナ
どのように通貨の価値を保っているのでしょうか?

毎年発行量が減少されていくというルールのため希少価値を保っています。誰かが勝手に増やすことが出来ないので海外諸国に見られるハイパーインフレが起こることもありません。

因みにLiskのブロックチェーンでは10秒に1度ブロックが生成されます。その際、5LSKが新しく追加されます。※ただし、300万ブロックごとに1LSKずつ減っていき、最終的に1ブロック当たり1LSKまで減るようになっています。

ビットコインはこのブロック作成に10分かかるといわれており、Liskの取引処理能力が優れているのがよく分かります。これはサイドチェーンというプログラムを使用しているのですが、後ほど詳しく解説します。

スマートコントラクトを採用している

edar / Pixabay

スマートコントラクトと言えばイーサリアムの方が圧倒的に認知度が高いですが、Liskでもこのスマートコントラクトというシステムを採用しています。イーサリアムと同様にブロックチェーンにプログラムを記録しています。

マナ
スマートコントラクトについてもう少し詳しく教えてください…泣

もちろんですよ!少し英語の授業みたいになっちゃいますが…理解してもらえるように頑張ります♪

スマートコントラクトは英語表記にすると…smart contractとなります。これを日本語に直訳すると賢い(=smart)契約(=contract)という意味になります。

賢い人って、計算が早かったり、処理能力が高いですよね…

じゃあこれを人からシステムに置き換えてみると…処理スピードが速い…つまり「自動化」してしまえば、効率よく・処理能力も格段にあがりますよね!このsmartは「自動化」と考えると分かりやすいです。

スマートコントラクトとは契約の自動化(自動実行される契約)といえます。ここでいう「契約」とは、書面上で作成された契約のみをさすのではなく、「取引行動全般」をさします。

あらゆる契約行動をプログラム化し、自動的に実行しようとするものがスマートコントラクトです。

マナ
契約の自動化によって効率よく取引ができるようになっているというわけですね!

サイドチェーンを採用している

先ほどイーサリアムとLiskはスマートコントラクトを利用しているといいました。ただこのコントラクト(契約)内容の保存場所が違うのです。

イーサリアムでは一つの主要なブロックチェーンに保存されるのですが、Liskではサイドチェーンと呼ばれるところに保存されます。サイドチェーンは、アプリケーションごとに作られているため、処理が早くなります。

マナ
イーサリアムよりさらに処理能力が上がるというわけですね!

はいそうです♪ほかにもメリットはありますよ!

イーサリアムはThe DAOという事件以降分裂してしまいましたが、サイドチェーンを利用しているLiskはそういったハッキングが起きても、メインのブロックチェーンに被害が出ないように、ハッキングを受けたサイドチェーンだけ切り離すことが出来ます。そのため、セキュリティ性も高まります。

上記で述べてきたメリットにについて身近なもので例えてみますね。

例えば日本にひとつしか学校がないとします。そうすると当然混み合いますし、日本にあるとはいえ、遠方の人は学校に行くまでが大変です。それであれば都道府県に分けてそれぞれに学校を置いた方が効率的ですし、管理もしやすくなります。情報の漏洩が起こった際も、最低限の被害で防ぐことが出来ます。

マナ
処理能力・セキュリティー面のどちらをとってもイーサリアムより優れているというわけですね♪

※イーサリアムやThe DAO事件について深く知りたい方は下記の記事もチェックしてみてくださいね!

イーサリアム(Ethereum:ETH)とは?特徴や仕組みなど徹底解説!

開発言語にJavaScriptを採用している

イーサリアムの開発言語は「Solidity」に限られており、開発に参加する際の障壁が高いと言われています。一方で、Liskは「JavaScript」を採用しており、どの国のWebエンジニアでも開発に参入しやすいのが大きな特徴と言えます。そのため新しいプログラミングを覚える手間が省けるため、とても効率的に開発に取り組めます。

わかりやすく言うと、例えば大手の会社は新入社員に1ヶ月間などの研修を行いますが、その手間が省けたらコスト的にも、教える方にとっても助かりますよね。Liskはそのような効率化に取り組んでいます。

仮想通貨Lisk(リスク)を購入できる販売所と取引所

仮想通貨Liskは国内の販売所でも買うことが出来ます!しかしながら現時点で対応しているのはbitflyerのみです。

2018年7月6日時点、bitflyerの手数料は無料となっています。しかしながらbitflyerに関してLiskは取引所形式での売買ではなく、販売所形式での売買となります。わかりやすく言うと、bitflyerが保有しているLiskをbiyflerが提示した価格で購入しなければいけません。

そのため、取引所で指値売買するときよりも割高になる可能性があります。

ただし日本円で購入することができるため、海外取引所よりも買いやすさはあります。仮想通貨を始めたばかりの方にはbitflyerがおすすめです。

Fincleではbitflyerに関する記事もまとめています!是非チェックしてみてください!

bitFlyer(ビットフライヤー)の登録方法をわかりやすく解説!

マナ
取引所で購入することはできないのでしょうか?

今から説明していきますね♪他のLisk購入方法としては、海外の取引所を利用することが挙げられます。

取引所は株式でいう売買のように、仮想通貨を「買いたい人」と「売りたい人」をマッチングさせる場所です。取引所での取引は、オークション形式が採用されており、「買い手」と「売り手」に売買価格を提示してもらい、最も高く買いたい人と最も安く売りたい人の価格がマッチした時に、取引が成立する仕組みを取っています!

メリットとしては、販売所に比べリスクをお得に売買できる点が挙げられます。また、海外の取引所の方がアルトコインの品ぞろえが豊富であるため、様々な通貨に投資することが出来ます!

ただ拠点が海外にあるため、十分なサポートを受けられなかったり、日本円での仮想通貨購入がむずかしいことなどのデメリットはあります。

ともあれ、今後仮想通貨に対して、積極的に投資してみたいという方は海外の取引所もおすすめです。

海外の取引所で通貨を買う方法を簡潔に教えてほしいです!

もちろんです。仮想通貨Liskの買い方について簡単にまとめてみました!

①国内の取引所に登録する。

②取引所でビットコインを購入。

③Liskを取り扱っている海外の取引所(Bianceなど)に登録する。

④国内の取引所からビットコインを海外の取引所に送金。

⑤Liskを購入。

という流れになります。

信頼性や安全性という点を考慮に入れると、セキュリティ面もしっかりしているBinance(バイナンス)がおすすめです。

FincleではBinanceについての記事も紹介しています。以下のURLをクリックしてチェックしてみましょう♪

BINANCE(バイナンス)の登録方法から入金、取引方法をわかりやすく図で解説!

下記はLiskを取り扱っている取引所の手数料をまとめたものです♪ご参考までに…

販売所・取引所手数料
bitflyer (販売所)しばらく無料
binance(取引所)0.1%
bittrex(取引所) 0.25%
poloniex(取引所)0-0.2%

仮想通貨Lisk(リスク)の将来性

ここではリスクの将来性について考えていきます。

大手企業とのパートナーシップ

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2016年3月に行われたICOであのマイクロソフト社が19億円分のビットコインを出資し、さらにパートナーシップ契約を結んでいます。(https://globalcoinreport.com/all-the-things-that-make-lisk-lsk-a-great-investment/参照)

このようにマイクロソフト社のような大手企業に期待されればされるほど、投資家からの期待値も高まるでしょう。

プラットフォームの開発

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Liskのプラットフォームは今だ未完成で現在も開発が進んでいます。

Lisk Core 1.0のα版のリリースがようやく決まりましたが、実はこの開発はLisk社だけで進めているわけではなく、ドイツのベルリンで影響力のある戦略コンサルティングファームとマーケティング会社と共に設計をしています。(https://lisk.io/events/lisk-relaunch参照)

今後の開発によってLiskの価値も変動していきそうですよね!

おわりに

今回は仮想通貨Liskについて見ていきました。最後にLiskの魅力についてもう一度おさらいしておきましょう♪

Liskには大きな特徴が4つありました。

・通貨の発行上限がない

・スマートコントラクトを使用

・サイドチェーンを利用

・開発言語はJavaScript

でしたね?

あのイーサリアムとの顕著な違いは、「サイドチェーン」も利用しており、イーサイアムよりも処理能力・安全性を高めることに成功している点にありました。

Lisk社は現在もブロックチェーンに関して、強固なセキュリティにするために長い期間を使って、何度もテストも重ねて慎重なアップデートを行っています。今後の発展が楽しみですね♪

仮想通貨を買う際には、是非仮想通貨Liskも候補に入れてみてはどうでしょうか?