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ビットコインの価格
2019年4月5日19:30現在、ビットコインの価格はbitFlyer提供による相場で、55万3763円となっています。
↑ノンアクティブウォレット数の推移
↑Googleの「ビットコイン」検索数の推移
①Liquid by Quoineの運営会社がメルカリに続く国内2例目のユニコーン企業に!
国内大手仮想通貨取引所「Liquid by Quoine(リキッド・バイ・コイン)」を運営するQUOINE株式会社をグループにもつリキッドグループ株式会社は、新たな資金調達を成功させ、企業価値が10米ドル(約1100億円)を超えたことを発表しました(4月3日)。
ユニコーン企業=起業から10年以内のスタートアップ企業で、未上場にもかかわらず企業価値が10億ドル(1100億円)以上あるテクノロジー企業のこと。
これまでにもQUOINE社は22億円以上をSBIなどの主要な日本の投資ファンドから資金調達してきましたが、今回の資金調達には、200億米ドル(約2.2兆円)以上の資産を運用し、あのCoinbase(コインベース)やリップル社への出資も行っている、世界有数のベンチャーキャピタルであるIDG Capital(IDG)が参加することが発表され注目を集めています。
この資金調達により、QUOINE社は日本のスタートアップ企業では「メルカリ」に次ぐ2社目の「ユニコーン企業」となりました。創業から5年目での偉業達成です。
Liquid by Quoineは国内の大手仮想通貨取引所で、セキュリティランキングや取引所の出来高偽造問題でも優良の判定を受けています。
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②カナダドルに連動した初のステーブルコインが誕生!
カナダの大手仮想通貨取引所CoinSquare(コインスクエア)が同国初のカナダドルに連動する独自のステーブルコイン「eCAD」の発行を開始することを発表しました(4月4日4:17)。
新しく発行が予定されている通貨は1eCADにつき1カナダドルを担保する形で一定の価値を図る通貨です。
激しい価格の値動きが特徴的な仮想通貨市場において、ステーブルコインは1つの通貨・トークンに対して一定の資産(法定通貨・株式やゴールドなど)が裏付けられているため、仮想通貨市場で安定を求める投資家の避難先として利用されています。
主流な担保は世界で最も主流な法定通貨である米ドルで、これはステーブルコインの時価総額NO.1のTether(USDT)の担保が米ドルであることからも伺えます。
Tether(USDT)をはじめ、ステーブルコインの多くは米ドルにペッグ(連動)することが多く、今回発表されたようなカナダドルにペッグするステーブルコインは初めての事例です。
CoinSquareのCEOであるCole Diamond氏は「カナダ国内や海外に送金する際に透明性と安全を保ちながら送金する良い手段である」と説明しており、仮想通貨のリスク回避においても有効であると述べました。
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③リップルとライトコインの新たなETPが誕生!ライトコインのETPは初の事例!
仮想通貨リップル(XRP)とライトコイン(LTC)に連動するETP(上場投資商品)がスウェーデンの取引所Nordic Growth Market(ノルディック・グロース・マーケット)(NGM)に上場しました(3月4日)。
※ETP=上場投資商品のことで、ETF(上場投資信託)、ETN(金融機関の信用力を元に発行される証券に投資する上場投資信託)、ETC(金や原油に連動した上場投資信託)などがある。
リップル(XRP)のETP商品はスイスの証券取引所SIX Swiss Exchangeで4月2日に取引が開始されており、今回発表のETPは2例目ですが、ライトコイン(LTC)のETP商品は世界初の事例です。
新たに誕生するETP商品は、XRP Tracker OneとLitecoin Trackerの名称で4月5日から取引が開始されます。
NGMは、時価総額の規模こそ大きいわけではないものの、最低時価総額を1億円に設定して機関投資家向けの取引の提供を行っている取引所で、取引先にはモルガン・スタンレーなどの大手金融機関の名前が確認されています。
加えてETPの出来高だけで見ると、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、リップル(XRP)などの通貨の値動きにのETPを上場したSIX Swiss Exchangeよりかなり多くの取引が行われている模様です。
SIX Swiss ExchangeではETP商品と比較して証券やETFの取引に比重が大きかったのに対し、Nordic Growth MarketではETP商品への銘柄や取引高の比重も大きく置かれています。
そういった点からも、投資家が実際に仮想通貨ETP商品を取引する期待感が見られる可能性がありそうです。
仮想通貨市場にETFや先物といった形で機関投資家の資金が流れ込めば、仮想通貨の時価総額があがり、需要と供給の関係から仮想通貨の価格も上昇すると言われています。
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終わりに
今日はこの3ニュースを取り上げてみました!
今後もビットコイン関連のニュースに注目していきましょう。