年収500万以上が理想!30代女性が結婚相手に求める年収と貯金額を聞いてみた!

30代で独身という女性は年々増えていっています。結婚できない理由は、自分の理想をいつまでも追い求めているのか、結婚する気がないのか、様々でしょう。大体の女性は、交際相手がいればその相手との結婚を視野に入れてお付き合いしている方も多いですが、なかなかその彼が自分の理想に届かない、結婚するには不安があるというところがあって、なかなか結婚まで踏み込めないのでしょうね。

では、具体的になぜ結婚に踏み出せないのか、世間の30代独身女性が望んでいる理想の男性図・結婚とはどんなものでしょうか?

この記事ではfincleの実施した30代独身女性100名に「理想の男性とは?」というアンケートを行い、集計を行いました。アンケート調査にもとづき、30代独身女性の結婚するのに求めている理想図を徹底的に分析、解析していきます。シビアな金銭的な希望もありますので、婚活男性の皆様も必見ですよ。

結婚相手に求める年収を教えて下さい

結婚したら、夫婦というのは共同作業であり、財産も共同私有物になりますね。もう率直にお伺いしました。結婚相手に求めている年収はおいくらですか?と。結婚後の生活も左右しますし、生活をしていく点で希望の年収・理想というよりも、結婚のためには必須額だと言い切っているようにも感じます。

結婚相手に求める年収の平均値と中央値

100名の30代独身女性に100万円から1,000万円と幅広く年収はいくらが希望かどうかをお伺いをしたところ、残念なことに、年収100万円から300万円が希望という方は全体の1割程度しかいませんでした。約半数の以上の方が相手に求む年収を500万円以上と希望しています。では、500万円の年収をもらっている職種というのはどんな職種でしょう?

◆450万円~500万円以下…自動車ディーラー、看護師、臨床検査技師、機械オペレーター、小売業店長クラス、パチンコ店店員など

◆500万円~600万円以下…各専修学校教員、薬剤師、放射線技師、システムエンジニアなど

◆600万円~700万円以下…研究者、獣医、歯科医師、一級建築士、社会保険労務士など

◆700万円~900万円以下…大学講師、税理士、会計士、大学准教授など

◆1000万円以上…パイロット、医師、弁護士、大学教授など

参考:年収ラボ(2017年7月著者調べ)

こう見ると、450万円以上の職種につかれている方は、わりと資格を持った専門職が多いように感じますね。特に医療従事者や、大学など、授業をして知識を授けるお仕事をされている方は特に所得が高いようです。一般的に年収500万円ということは、月収が約40万弱もらえていないといけないことになります。そう考えると一般的に男性一人が500万円以上稼いでいるという人数は多くはいないのではないでしょうか。

また、年収500万円をもらっているということは、時給でいえば、1,600円から2,000円位の人なので、アルバイトやパート、契約社員、派遣社員という雇用形態の人だと理想には届かないという現状になってしまいます。

全国の世帯平均年収は約549万円なのに?

厚生労働省の調べによると、全国の世帯平均年収は約549万円と言われています。しかも調査した中で61%の世帯がこの金額です。

平成12年ごろの調査では、世帯平均年収は614万円。そこから10年たった22年では538万円と80万円近くも世帯年収が減りました。

不況というものは恐ろしいもので、そこからの回復は大きくしていません。サラリーマンも職種によって収入も大きく違います。しかも、一人頭の平均年収は207万と統計でもでています。そう考えると、年収500万円を稼いでいる男性を見つけるというのはハードルが高いのかもしれませんね。

結婚相手に求める貯金額を教えてください

貯金がないと結婚するのも不安

一番多かったのは、やはり300-500万円は貯金を持っていてほしいという声。その現実的な金額の理想はどこから生まれてくるのでしょうか?

それにはやはり【結婚】が関わっている

結婚をしている方ならご存知かもしれませんが、おおよその婚姻から結婚、新婚旅行まで関わる費用はどのくらいかかるかご存知でしょうか?

結婚にまつわる出費をおおよその金額で調べたところ、30代女性はしっかり考えた上での希望貯金額だなと納得しました。

全国統計では、結納から挙式、新婚旅行まで結婚に関わる費用を平均で出したところ、その金額はなんと400万円以上。両家の顔合わせから、結納、婚姻指輪などを買うという結婚式前の習わしをするだけで、すでに全国平均で約60万円かかっているといわれています。また、結婚式までは、式場の予約や、引き出物、衣装代や結婚指輪、お料理、ブライダルエステなどなど式に関わる費用が約350万円、新婚旅行で約20万円前後なので、約400万円以上はかかるそうです。

納得の希望貯金額ですよね。300~500万円以上ないと、結婚式も満足に挙げられないので、現実的にこの貯金額を希望していることがわかります。女性というのは、結婚式が人生の中でも一番華やぐときと言われています。その一大イベントで華やげなかったら、世間体にも、周りの人たちにも言われてしまうので、結婚式だけはちゃんと挙げたいと願っているようです。

参考:ゼクシイ(2017年著者調べ)

結婚後できれば専業主婦になりたいですか?

専業主婦と言っても、やることはいっぱいあるのでそんなにいいものではないのですが、30代独身女性が結婚後、専業主婦になりたいのかをお伺いしたところ、このような統計が出ました。

約60%の方が、専業主婦になりたくないというご回答でした。30代ともなると、キャリアを築き上げている方もいますし、仕事一筋できている人、リア充の人もいますから、それなりの意見があるようです。一方、仕事をしてきて疲れてきている女性や、もともと社会には向いていない、ご主人のために添い遂げたいという専業主婦を希望する生の声をいただきました。それでは、その理由を見てみましょう。

結婚後専業主婦になりたいという方々の声

ずっと働いてきたので結婚してからは家事、子育てに専念したい

なるほど、20代で就職して10年以上働いてくると、結婚を節目に少し休みたい、家のことや子育てを勤しみたいという気持ちは納得ですね。母として、妻としてありたいのでしょうね。

Bさん
専業主婦になって、家事を完璧にやりたいから。旦那さんのお弁当を作ったり、サポートしたり、家と旦那さんの為に動きたいから。

ご主人のために尽くしたいという気持ちとても素晴らしいですね。旦那さんと住む家や身の回りのサポートをするのに、仕事をしてしまうことで支障が出てしまうということなんでしょう。それほど仕事しながら家庭を持つというのは大変なんだというのがわかっているのでしょう。

Cさん
仕事と家事の両立ができる自信がないから。

一番この意見が多かったのですが、やはり結婚してから仕事と家事を両立していく自信がないようです。体力不足からそこまで家事も仕事もなんていうことはできない、ましてや社会に出るというのがとても苦痛であり、結婚したのなら家庭を守るものとして家に居たいという意見も。自分が器用ではないため、結婚と仕事の両立なんてできないという女性が多い様です。

結婚ということは、今までは赤の他人であった方と一緒に生活を共にし、これから亡くなるまで家族として暮らしていかなくてはいけないという人生の起点になります。そのため、これからの生活を考え、仕事よりご主人や生まれてくる子供たち、家庭の番人として過ごしたいという意見が多いように感じます。

結婚後、専業主婦にはなりたくないという方々の声

Eさん
今までの仕事で残してきた実績や、経験などをゼロにするのはもったいない。

さすが30代女性ですよね。キャリアを積み、頑張ってきた経験や実績を結婚の節目でなくすというわけにはいかないという志。素晴らしいと思います。結婚、妊娠・出産を機に離職してしまう人も多いのですが、こういう方は結婚して、子育てをしながらでも、両立するために実践を積み重ねて頑張っていかれるのでしょうね。これぞ「キャリアウーマン」というべきでしょう。

Fさん
社会とのつながりを持っていたいからです。家庭という狭い世界に閉じこもるのが嫌だからです。

実はこれも社会問題になっている一つです。結婚を機に離職したり、妊娠出産から離職をして社会から離れたときに、マリッジブルーやマタニティブルーからいきなり孤独を感じたり、そこからうつ病を発症してしまう女性も少なくないのです。自分は子育てをして家庭の中にいるけれど、周りの友達は社会で活躍したり、みんなでご飯を食べに行ったり交友を楽しんでいるという疎外感を感じたり、さみしさからイラつきがおさまらなくなったりする方もいます。

実際に筆者も子育て支援の事業を行っていますが、疎外感からうつ病になった方や、社会からしばらくはなれていて、いきなり普通の会社に勤めることが怖くて仕方がないという女性もいます。現実問題、そういったことが起きてはいるのです。

Gさん
旦那が稼いだお金は自分で自由に使うことはできないし、自分で自由に使えるお金がなくなるということは自由もなくなり、結果家庭に縛られることになりそうなので、毎月少しでもいいので自分で稼いだなんの気兼ねもなく使えるお金がほしい。

一番多かったのは、やはり金銭的な問題でした。専業主婦ということは、家庭の中で仕事をしているとはいえ、お給料をご主人から頂けるわけではありませんね。家族であり、ご主人が昼夜働いたお給料で生活をやりくりする必要があります。その中で、自分のためのものが買えない、洋服を買うことさえためらう、お友達との飲み会なんて楽しむ席に行くことすら許されないのではないかと考える方が多いようです。

確かに、自分で稼いだお金とは違い、ご主人が外で苦労をして働いてくるお金なので、結婚してすぐはそのお金で何買おうなんて言う人はあまりいないと思います。ご主人が使ってもいいよという器の大きい人ならいいでしょうが、それでも堅実な女性であれば、ためらうのでしょう。

Iさん
離婚したくなった時に働いていないと、自立していける経済力がなくて困るからです。

もう結婚する前から離婚を考えてしまうとは先読みが行き過ぎていると感じますが、結婚した後、交際していた時と全く変わってしまったという話は珍しくありません。専業主婦であった場合、収入がないため、この人とはやっていられない、子供たちに悪影響と思っても、収入がなければ離婚すら難しくなります。18歳未満のお子さんを養育していて、離婚する場合、養育権は必然的に母親に行くようになっていた法律も変わってきており、収入や養育環境を考慮して父親でも養育権や親権をとれるようになってきています。

そのため、少しでも仕事があって、何かあっても離婚して生活が立て直せる状態でないと不安であるという意見もあるようです。やはりさすが30代女性は賢く、考えていると納得のご意見ばかりでした。

許容できる年の差を教えてください。

30代独身女性が、結婚相手として許せる年齢差をアンケートでお伺いしたところ以下の結果が出ました。

意外と年齢が上の方を希望しているんですね。確かに年齢がそれほど上ということは、それだけ人生経験を積み、落ち着いている人であることが予想されます。少年の心を持ったまま年を取っている男性もいますが、やはりそれなりに人生経験を多く積み、安心を求めているようにも感じます。

かくいう筆者の主人も筆者とは10歳の差があります。いまだに少年の心を持った男性ですが、やはりピンチであってもうろたえず、対処法を知っているので頼れるパートナーです。年が上であれば上であるほど、優しさもあったり、知識も豊富なので話をしていても飽きないところもあります。

しかし、これが例えば下であればどうでしょう。30代女性より10歳下ということは、20代の男性ということですよね、まだまだ働き出してお金を自由に使いたい年齢です。お友達と遊びに行ったり楽しみたいでしょうね。そういう男性はおそらく、交際として付き合うことがあっても結婚までは到底考えられないでしょうね。

まとめ

今回は、30代独身女性100名の方から、結婚相手に求める貯金額や年収などお金にまつわるアンケートにご協力いただき、データからこのような分析をしてみましたが、やはりよく考えている堅実な女性が多いと感じました。結婚を真剣に考えたうえで、ちゃっかり調べているようにも感じますし、未来予想図をひたひたと練っているようにも感じます。

人生の一大イベント、【結婚】という起点を幸せに迎えられるよう、応援しています。