夫婦で価値観が違うのは当たり前。価値観を押し付け合わないために

突然ですが、夫婦間で悩みはありませんか?仲の良い夫婦も数多くいると思いますが、価値観の違いが原因でお別れしてしまうカップルや夫婦も多いと聞きます。ただ価値観の違いというのは、確かに相容れない部分もあってつらいこととは思いますが、元々”違う”ものとして捉えることも重要です。

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価値観は”違う”もの

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カップルや夫婦に限らず、価値観というのは”違う”ものだと私は考えています。むしろ一致する方が怖いくらいです笑。クローン人間でもない限りは、100%の一致はほぼあり得ないでしょう。

それに人が対象にする価値観は”衣食住”とか”趣味・嗜好”とか”好み”や”金銭面”と幅広すぎて、そもそも完全一致する確立すら少ないと思います。

押し付け合っても意味がない

なので価値観が違うからと言って、自分の価値観を相手に押し付けても意味がないと考えています。もちろん「全く理解してもらえない」状況に立たされたら私もつらいですが、だからといって押し付けるのも違うと思うのです。

違う価値観を一生懸命すり合せようとしたところで、ズレが生じてしまえば「嫌い」になってしまったり、別れや離婚につながってしまうと思います。

我が家の場合

例えば我が家の場合、一番分かりやすい例が「家事」に対する価値観なのですが、私はかなり神経質なくらい片付いた部屋が好きで、夫はどちらかというと自分のものに囲まれた、ある程度散らかっている状態に安心感を覚えるようです。

加えて私と夫の間には、洗濯物や食器洗い、掃除を始めるスイッチが全然違います。私は定期的に綺麗にしようと考えるのですが、夫の場合は「自分が不快になったら」「着るものがなくなったら」スイッチが入ると聞きました。

この価値観の違いを理解できていないと、「なんで私ばっかり掃除してるんだ!」と爆発する羽目になります笑。でも一度夫からすれば、夫にとっては全く散らかっていない状況だったためにやらなかったに過ぎないんですよね笑。

価値観を押し付け合わないために

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もちろんだからといって、どちらか片方が”我慢”という選択肢を取ってしまっては、それはあまりにも苦しいとも思います。難しいかもしれませんが、我慢もせず、相手との違いを受け入れることが、価値観の違いのせいで仲がこじれないためには大切なことだと考えています。

そのためには、価値観の違いを受け入れること、その上で互いにどうしたいか話し合うこと、実際に行動することが大切だと考えます。

受け入れる

まず価値観の違いを受け入れましょう。精神的にいらだつこともあるかもしれませんが笑、その場合には「相手は自分とは違うんだ」と思うだけでも上出来です。納得はしなくても良いと考えています。

私の場合、相手に対してどうしても許せない価値観はここだけの話、あります笑。でも仕方ないことです。夫は私ではありませんから!受け入れるという行動が”妥協している”ように捉えられるかもしれません。でも、互いに不快な思いをしないためには、そっと事実を受け入れるのも、時には精神的にラクになれる方法の一つです。

 

話し合う

ただし、受け入れるだけでは”我慢”につながってしまうこともあるので、しっかり夫婦間で話し合うべきだと考えています。相手の価値観の違いを自分が明確に把握するためにも、どのような価値基準で相手が動いているのか確認するのは大事なことです。

私は『話を聞かない男、地図が読めない女』など、男女の考え方の違いについて書いた本を読んだ中で、女性は思っていること口にせず、男性は的確に指示されたことしかできない、と考えています。そのため女性の「察して」と男性の「言わなきゃ分からない」によって、価値観の違いによる夫婦間の亀裂が大きくなるのだと考えています。

だから話し合いはとても重要です。相手に自分の価値観を伝える努力も必要なのです。

行動する

その後は実際に行動して、価値観の違いによって生じた亀裂を、少しずつ直していきましょう。

例えば我が家の場合、例として「家事」についての価値観をお話しました。気づいたこととして、夫は「自分が不快でなければ」という価値観の持ち主なので、例えば私が夫の家事のしなさに腹を立てて、洗い物や洗濯物を放棄しても、その事自体に怒ることはありませんでした。

私が家事を放棄することに関しては「何とも思わない」というのが話し合った時の回答でした。一方で私はやっぱり片付いていないと困る時もあるので、その場合には彼が動きやすいように依頼することにしています。正直「○○しておいて」だけでは動かないので厄介ではありますが笑、「いつ・どこまで・いつまでに」とかなり細かく指示を出すことで動いてはくれます。

とはいえやっぱり”他人”なわけですから、お願いしてもお願い通りに事が進まないこともあります。でも、そこで怒ってしまうのもどうかと思います。食器洗い後の食器の置き方とか、洗濯物のたたみ方といった細かい部分は”受け入れる”を実行した方が精神的にはラクですよ笑。

まとめ

価値観の違いは挙げればキリがありません。我が家ももちろんそうです。でも夫婦は結局”他人”ですから、価値観が違うのも当たり前っちゃ当たり前です。ですから、どうしても相容れない部分があっても仕方ないと言えます。でも、しっかり互いに譲れない部分は正直に話し合うべきだとも思います。