現代の日本では「3組に1組のカップルが離婚している」と言われるほど、離婚率があがってきていると聞きます。そのためまだ結婚していないカップルも、現在結婚しているカップルも、離婚への関心はよくも悪くも湧いてしまうのではないでしょうか。
そこで今回は離婚に陥る原因についてご紹介していきます。また実際に「離婚したい」場合にはどうすべきか、お話していきます。
目次
気になる離婚の原因3選
離婚の原因はどのようなものが挙げられているのでしょうか。離婚原因の代表的なものを今回は3つご紹介していきます。もちろん離婚原因はこの3つ以外にも挙げられますし、中にはかなり少数派な理由で離婚したカップルもいるようです。ただ代表的なものを知っておくことで、これから結婚する人も、すでに結婚している人も、ある意味”覚悟”ができるのではないでしょうか。
性格の不一致
性格の不一致は離婚原因の上位に挙げられることの多い原因です。悲しくも、恋人である間には分からなかった考え方や価値観の違いが原因で、せっかく結婚したのに離婚に追い込まれるケースが少なくありません。ただ確かに考え方や価値観が違う人と過ごし続けるのもつらいものがありますから、離婚が必ずしも”負”のイメージであるとも思いませんが。
性格の不一致が生じるだけで、互いに距離感が生じてしまいます。その距離感を受け入れて、あくまでも相手は他人だと割り切ってしまえば、離婚という選択に至らない場合もありますが、何度も衝突してしまってあまりにも距離感が広がってしまうと、離婚という選択肢以外に方法がない場合もあるようですね。
浮気やDVなど
男女関係におけるトラブルも離婚原因の最たる理由の1つです。例えば浮気に関しては、少し前まで夫の浮気が原因といった話をよく聞いていた気がしますが、近年では妻の浮気に耐えきれず離婚という場合も増えてきています。女性の社会進出も目立ってきて、自立した女性が増えてきていることにも理由があるのでしょう。
またDVや芸能人夫妻の離婚でメディアでも話題になった”モラルハラスメント”なども最たる原因として挙げられるようになりました。このような場合には、自分の身を守るためにも離婚は懸命な判断と言えるでしょう。
子供や親族関連
家族におけるトラブルも挙げられています。結婚すると、男女関係から家族として発展するため、トラブルが絶えないようです。例えば自分達の子供が関連する場合、子供を愛することができず、虐待してしまったり育児放棄してしまうことが原因で、子供の身を守るために離婚を選択する場合があります。
また双方の実家、親戚との関係の悪化により離婚に至るケースも少なくありません。自身の親族と折り合いが悪いままで、努力する様子がないのを見て、離婚を決心する夫婦も少なくないのです。
離婚するならどうすべき?
先に離婚原因について紹介してきましたが、実際に「離婚したい」と考えた時にはどうすべきなのでしょうか。私も時々頭に「離婚したい」が浮かぶことがあるのですが笑、離婚を考えた時の対処法を調べてみる限り、冷静に考えても離婚しか選択肢がない場合”以外”は離婚を避けた方がいいのかもしれません。
勢いで離婚はNG
「離婚してやる!」という感情任せの離婚はやめておきましょう。この次の章でも紹介しますが、離婚した後の生活や権利、義務について考えると、意外と離婚がめんどくさいことが分かります笑。もちろん状況によっては自分の身を守るため、きっぱり離婚すべき状況もありますが、感情的な離婚の決心はあまり利点がないのでおすすめできません。
離婚後の生活、権利、義務など
離婚後の生活について考えておきましょう。一人になっても余裕をもって生きていけるだけの収入減や貯蓄があるかどうかを確認することも大切なことです。また基本的な権利や義務はしっかり理解しておくべきです。
子供がいる場合には、親権や養育費、面会交流についての権利や知識を頭に入れておく必要があります。お金の問題もシビアに考える必要があります。財産分与、慰謝料など、理解しておかないと、相手ばかり利のある状況に追い込まれることもあります。
場合によっては考え直す時間も
先にも紹介しましたが、場合によっては考え直すことで”離婚”という選択肢以外の方法で、夫婦の関係を修復できる可能性があります。もちろんDVなど心身に悪影響のある場合には積極的に”離婚”を考えるべきだと考えていますが、性格の不一致など感情面に影響しそうな要因の場合には、考え直す時間も必要です。
価値観の違いを埋めてみたり、自分の考えを重視しすぎていないか、などです。もちろん価値観を完全にすり合わす必要もないと考えています。結局は全く別の人間と一緒に暮らしていくわけですから、完全に一致した方が怖いと思います。ある程度割り切って付き合うことで、離婚以外の選択肢で過ごすことはできるはずです。
まとめ
離婚の原因の最たるものは「性格の不一致」「浮気やDVといった男女関係トラブル」「子供や親族といった家族関係トラブル」です。自分の身を守る必要がある原因の場合には、積極的に離婚を考えてもいいと思いますが、離婚する方が不利な場合もあります。
私個人の考えですが、決して夫婦”寄り添って”生きていくのが、理想の夫婦像ではないと考えています。夫婦共に生きていくためには、ある程度”他人”という認識をもって生きていくのがベストな距離感を保つヒントなのではと考えています。