幸せな結婚生活が理想ですが、夫婦になったといえども他人同士です。育ってきた環境も違えば生活する中でお金の使い方・感覚・価値観も勿論違います。そこで結婚生活20年目子供三人を子育てしている私の経験から結婚生活の中で、お金の価値観が合わないなと思いやすい事例をあげていきますので参考にしてください。
子供に使用するお金
子供ができればお金がかかることが勿論多くなります。その中でも日常的に必要なもの、必要でないものどちらも価値観の違いが出てくることが多いのです。
子供を第一優先する母親と自分を優先する父親との子供に対するお金のかけたの違いが大きな原因なようです。
お洋服代
毎日欠かせないものの一つに洋服があります。寝るときに必要なパジャマから、普段着る私服、そして特別な時に切るお出かけ着まで必要なものですが母親と父親とでは洋服に使う金額の価値観が違うように感じます。
可愛い我が子に着せるのですから部屋着でも可愛いもの、私服に関してはどこの子よりも可愛く見える服を、特別な場所に行くときには特別なお洋服を着せたいと思うことが多いのが母親なのですがそれに比べて父親は「着れたらいいじゃないか」という意見が多いように感じます。勿論父親の中でもお洒落にこだわりがあり子供の洋服にお金をかけることに理解のある旦那さんもいますが、大抵は着れればいいという感覚の方が多いように思います。
特に女の子の母親は他の子よりももっと可愛くもっと目立つように!と気合が入る母親が多いように感じます。また女の子の場合は個人差はありますが大抵は小学校高学年にあがる前には自分の好みがでてきますので、自分から買ってほしいということが多くなります。
母親は女の子なら特に、身に着けるものに関しては違う生活費を削ってでも買ってあげたいと思うようですが、父親としてはやはり着れればいいじゃないかと思っている父親が多いようです。
習い事代
習い事においても意見の食い違いは多いようです。やはり母親側の意見としては 旦那さんのおこずかいを削ってでも子供に一つでも多く習い事をさせたいと思っている母親が多いように感じます。父親としては無理にお金を使って習い事ばかりをせずに、子供らしく公園で遊ぶ時間も大切にしたほうがいいという意見が多いようです。
公園で遊ぶ時間も勿論子供にとっては大切な時間ですが、学校によってはスイミングに力をいれていて授業が始まった段階で自由形くらいは泳げていないと通知表で数字がもらえないということもあります。ダンスにおいても普段習っている子には簡単なものでも、体育の授業で初めてダンスをする子には難しい場合もあります。
母親は常に学校へ通う子供たちの現状をいかに過ごしやすくするのかを考えるので、少しでも やっておく という気持ちを優先してしまいます。そうした思いから習い事ばかりの毎日になってしまう家庭が多いように感じます。
家具や電化製品
生活するうえで欠かせない家具や電化製品。双方に意見や価値観の違いがあるように思います。こだわりの多い夫婦ほど一つの家具や電化製品でも討論になっているように感じます。
毎日過ごす我が家だからこそ、意見の食い違いはしょうがないことなのかもしれません。
家具にかけるお金
家の中のプロデュースをするのは奥さんの役割が多いように感じますが、全てを奥さん好みにさせてくれる旦那さんは少ないように感じます。仕事から疲れて帰ってきてがちゃがちゃした部屋だと寛げない。とか、キャラクターが多すぎて落ち着かないといった意見もあるでしょう。またピンクが大好きな奥さんが部屋中をピンクにしたくても、恐らく反対する旦那さんのほうが多いと思います。
奥さんの立場からすると「好きにしていいよと言われたけど、結局本当にやりたいことはできなくて中途半端になってしまう」という意見が多いです。特別なことをせずに、シンプルな空間が好きな奥さんがストレスを感じているということはないとは思いますが、自分の好きなお城を作りたい!という気持ちが強い奥さんからすれば、どこまで好きにやっていいのかわからないという意見も多く聞きます。
電化製品にかけるお金
電化製品においては「旦那さんが好きで色々と買ってきてしまう」「こんなもの必要?」と思うものが多々あるという意見を奥さんのほうからよく聞きます。テレビやビデオなど日常でも使用できるものならまだしも、いつ使うの?と思うようなものを突然買って帰ってくるなんてこともあるようです。
もう一つよくある意見として、同じものをすぐにバージョンアップして買ってきてしまう。ということもよく聞きます。電化製品が好きな旦那さんからすれば古いバージョンだと耐えられないと思うようです。奥さんからの意見としては使えなくなったら次の新しいものを買ってきたらいいのにと思いますよね。
電化製品に限らず、携帯やiPadを新しいのが出るたびに変えて帰ってくる旦那さんも多いようです。携帯は使えるだけでいいと思っている奥さんからすれば、新しいものがでるたびに変更される意味がわかりません。
中には夫婦一緒に常に最新機種に変更する夫婦もいるようですが、夫婦で一緒に変更する価値観があっているのであれば、そんないいことはありません。
ですが大半の奥さんの意見としては「そんなものにお金を使うんであれば、もっと子供にお金をかけたい」というのが本音です。中には電化製品好きの奥さまや旦那さんのお金の使い方に文句のない奥さんもいるようですが決して多くはないと思います。
まとめ
結婚生活においてお金の使い道の価値観が違っているということです。それは生活状態にもよりますが子供が生まれてから特に意見が相違するような気がします。それは母親は自分のことよりも子供優先になるからではないかと思います。自分のものよりも子供のもの、旦那のものよりも子供のもの。旦那が使用したいものよりも、子供が使用できるものというように変わって行くからではないかと思います。
子供中心の生活になっていく中で、夫婦間で溝がうまれないように話し合いを重ねるべきではないでしょうか。話し合えば気持ちを伝え合えますが、育児や仕事が忙しいと理由でお互い話そうとすることがなく月日だけが経ってしまうと気づいた頃には修復が難しくなるというケースも珍しくありません。
他人同士が一緒に生活し毎日同じ時間を過ごさなければならないのですから、恋人同士だった時以上に家庭のこと、お互いのことを話し合う時間をあえて作っていく必要があると思います。
また逆に旦那さんは急に父親にはなれませんのでいつまでも自分が一番だという感覚が抜けきらないのではないでしょうか。
母親は子供が生まれてからすぐにでも、10ヶ月間自分のお腹の中で育てた我が子のためならなんだって我慢ができますが、父親はすぐにそのような感覚にはならない方が多いようです。
注意したほうがのは、子供のことになると母親は鬼にでも変身してしまうので、あまり自分のことばかりを言わずに一緒に子育てしていく姿勢を奥様にみせるようにしましょう。
子供が育って行く中で、可愛い我が子が優先になる父親が多いですが、中にはいつまでも子供で自分が一番でないと気が済まない父親もいるようです。
結婚生活において使用するお金の中心を誰にするかをあらかじめ話し合っておくと上手くいくかもしれません。