実体験から語る、失敗しない自分磨きの方法とは?

「自分磨き」とはそもそも何でしょう。今回は私自身の過去の話も交えながら、ちょっと「自分磨き」を斜め目線で眺めながら、考えて行きたいと思います。

女性であれは、多くの方が「自分磨き」について興味を持ちます。より一層輝く自分になりたい、と思う気持ちは誰しも持っているでしょう。しかし、「自分磨き」という言葉に具体的なイメージ像が伴っているでしょうか。

実は、普段自分が行なっている「自分磨き」にきちんとした裏付けがあるのか、注意深く見直す必要があるのです。

まず、今後適切な「自分磨き」が行えるように、「自分磨きとはそもそも何?」という問いかけから初めて、基本的な部分から今行っている「自分磨き」を再検討してみましょう。

今回は、恥ずかしながらではありますが、私の過去の″自分磨き″の方向性の曖昧さから失敗につながってしまった経験も織り交ぜながら、お話ししていきますね。あなた自身の「自分磨き」を考える際の1つの例として、お読みください。

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 「自分磨き」の意味

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「自分磨き」には大きく分けて2つあります。1つは、「外面的なもの」、もう一方は「内面的なもの」です。この2つについては周知のとおりだと思います。

「外面的」な部分を磨く際は自分の見た目や服装などを改めて見直し、より一層美しくいられるように、普段から運動したり、美容に気をつけたりしますよね。

そして、もう一方の「内面的なもの」については、さらに2種類に分けられます。まず一つ目は、「思考力・感性を磨く」ということと、もう一方は「技術面を磨く」ということです。

今回はこの「内面的な自分磨き」に特化して私が普段自分で実践してみて気付いたことについて、お話しして行きたいと思います。

それでは、「思考力・感性を磨く」ということと「技術面を磨く」とは具体的にどのようなことを指すのでしょうか。

 「思考力・感性を磨く」

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私たちは、何かを目にして自分の中で考え、それを言葉や文章、身振り手振りにして外の世界に発信することで生きています。考えるためには、些細なことにも気付く感性が必要で、これがあることで様々な物事を吸収して行くことができます。

そして感性の力で物事を吸収してゆくことで、次は思考力が鍛えられるようになります。

例えば、恋愛。恋愛は全く異なる人間同士の間で起きるものなので、互いの想像を超えて展開されていきます。

したがって、人の気持ちや心に触れた経験が少ない頃には、自分の想像を絶するような反応を相手から受けることもあります。

そんな時、つい相手がどう考えてそのような態度を取るのか推し量ろうとするよりも、何とかして相手を制御し、自分の支配下に置こうと必死になります。

しかし、人の気持ちの動き方や心の在り方というものに日々敏感になれば、なぜ目の前の生の人間である相手が、そのような考え方・態度を取るのか、自分の中でいろんな可能性をある程度考えてゆけるようになります。

本でも映画でも、実体験でも、あらゆる場面から人間の心の機微を、感性のセンサーで拾ってゆきます。それを積み重ねてゆくことで、「この人はもしかしたらこんなことがあったから、このように考えるのだろう。確かにそれは自然なことだよね」、という思考を身に付けることができ、自分以外の考えを認めることができるのです。

思考力と感性は、即効性のあるものではありませんが、実践をするために必要な土台となるものなのです。

 「技術面を磨く」

次に「技術面を磨く」ということについて触れてみようと思います。

「技術面を磨く」ということは、物事の実践にすぐに繋がる「自分磨き」です。つまり、即戦力になるものです。具体的に言えば、仕事で外国と連絡を取り合うことが増えたので、英語を学ぶということです。英語力をはじめとした語学は、交渉技術です。

このような技術を磨くことで、「思考力・感性を磨」いて得たものを、他の人に向けて発信・表現しやすくなるのです。

ここまで「思考力・感性を磨くこと」と「技術面を磨くこと」について確認してみましたが、この2つの側面は相互に連携し影響を与え合っています。

したがって、「自分磨き」を行う際には「思考力・感性を磨く」ことと「技術面を磨く」ことの両方のバランスを取ることが最大のカギなのです。

 「自分磨き」の目的を把握しよう

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「自分磨き」という言葉は少し考えてみれば自己投資という言葉とすり替えるができます。したがって、「自分磨き」とは自分の力を伸ばすために行うものであることが分かります。

「 自分磨き」の目的を考える

まずは、普段行っている「自分磨き」の目的をきちんと把握しているか考えてみましょう。何のために自分磨きを行なっているのでしょうか。

 

ここでのポイントは、「自分の中のどのような力を伸ばしたいのか」について重点的に考えることです。どのような力に磨きをかけたいのか明確にすることができれば、それが目的に直結します。

このように、自分の中のどんな力を高めたいのか洗い出すことができたら、次は今まで行なっていた「自分磨き」が、果たして自分の伸ばしたい力を本当に伸ばしてくれるものなのか再検討しましょう。

私も経験済ですが、このように「自分磨き」の見直しをしてみた時に、自分の身になっていないのにもかかわらず、続けてしまっている″自分磨き″があることに気付きます。

このような″自分磨き″を見つけた時には思いきって辞めてみると、生活がうまく回ってゆきます。無駄な出費も無くなります。必要のない″自分磨き″に充てていた時間は、自分を休めるための時間に充てたり、より有意義な「自分磨き」の時間にしたりすることも可能です。

私の失敗例

私自身のことをお話ししますと、私は語学がとても好きなので、将来にも役に立つだろうと中国語の講座を受講しました。でも良く考えてみると、将来役に立つだろうと漠然とした目標しか持っていませんでした。

中国語を勉強して何をするのか、という大事なことが見えていなかったのです。したがって、最初は張り切って出席していた講座も段々と欠席してしまうことが多くなりました。結局、奮発して5万ほどのお金を出したにも関わらず、自分の身にはなりませんでした。

 

その時はお金を払ってまで講座を受けましたが、今は独学で改めて中国語を学んでいます。それに、独学で行っているにもかかわらず、講座を受けていた頃よりもずっと身に付くようになりました。

なぜなら、今では中国語を勉強する理由をはっきりと持っているからです。私の場合はライティングのお仕事をしているので「仕事で中国語の翻訳や、将来中国にインタビューなどをする機会があると思うから、そのために勉強しよう」と思って学習を進めるようになりました。

このように、惰性に流されるように行っていた「自分磨き」の目的を立ち止まって見直すことで、余計な重荷となっていた習慣を取り除き、より一層充実した「自分磨き」を行うことができるのです。

 結果の伴いやすい「自分磨き」の計画

 

「自分磨き」の目的が大切だという点を抑えたら、実際に具体的な「自分磨き」の計画を立てます。しかし、この時点で恐らく多くの方が躓くことは、″どのように「自分磨き」の計画を立てれば良いのか″ということです。

その参考となるように、私が行ってみて効果的だった計画方法をご紹介しますね。

「自分磨き」は手を広げずに1分野に絞って行おう!

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「自分磨き」を新たな気持ちで始めようとすると、「あれも必要だし、これも必要だよね」と思って、あまりにもたくさんやるべきことを並べ立ててしまいます。

つまり、「趣味にも力を入れたいから、趣味の分野ではこんなことをやってみよう」、「家ではこんなことができていないから、家庭の分野ではこんなことをやってみよう」、「仕事のではこれが課題だから、こんなことを勉強してみよう」と、自分の集中すべき対象があちらこちらに散在してしまい、「自分磨き」を行う時に他の分野のことにも気をとられて注意散漫な状態を招きかねません。集中力が分散されてしまうのです。

したがって、大切なのは、最初はある1つの分野に絞って「自分磨き」を行うということです。私たちは皆、「自分」「家庭」「仕事(あるいは学校)」の3領域に身を置きながら生活しています。これらの3領域の中で、あなたにとって一番大切な領域は何でしょう。

これらの領域から1つだけ選んだら、その分野に関してのみ「自分磨き」を行ないます。「自分」を選んだ方は、「自分の趣味のうち得意分野に磨きをかけて、自分の魅力を高めるための自分磨き」を考えてみる、「家庭」を選んだ方は「家族がより一層快適に過ごせるようにでするための自分磨き」、「仕事」を選んだ方は「自分の力をより仕事に反映できるようにするための自分磨き」といったように。

このように1分野に絞って「自分磨き」を行うことで、あなたの「自分磨き」計画が体系的に整理されて、今、自分は何に集中して取り組めば良いのか、見失うことがなくなるのです。

 選んだ1分野に関し、やるべきことを2つの項目に基付いて洗い出す

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早速、前の項目であなたが「自分磨き」を行いたい分野を選び出したら、次はその分野に関してやるべきことを洗い出してゆくために、ある2つの項目を用意します。

その2つの項目とは、先ほどご紹介した「思考力・感性を磨くこと」と「技術面を磨くこと」です。

たとえば、あなたが「家庭」という1分野を選んだとしたら、「思考力・感性を磨く」ということに関しては、「家族関係のことが学べる本を読む」、「子どもとの接し方について自分で調べてみる」ということ、「技術面を磨くこと」に関しては「料理のレパートリーを増やすために料理の勉強、あるいは料理研究家になった気分でオリジナルの料理を考えてみる」、「節約方法を勉強して節約専門家を目指して、来年は家族で旅行に行く」ということがあなたの行うべき「自分磨き」になります。

このように、1つの分野を深く掘り下げて、やってみたいこと、やるべきことを整理していくと、普段の生活が惰性に流されるものではなくなり、自分にとってあらゆることが価値あるものへと変わって行くのを実感するでしょう。

たとえ、ありきたりな仕事であっても、このように「自分磨き」を見直して、体系的な計画を立ててみれば、自分の従事しているものに関しては誇りを持って取り組もうと思えるようになるでしょう。

 

 「自分磨き」から気付くこと

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このように、自分磨きの計画を立て、少し試して行くうちにある一つのことに気付きます。それは、「自分磨きをする根本的な理由は、実は自分でなく他人にあるのだ」ということです。

たとえ、自分の自尊心を満足させるために行っているものであっても、自分の行動を見た人に「すごいですね!」と感動してもらえると気持ちが良いです。このように、私たちは人に喜んでもらうことで、自分自身の存在を確かなものとして認められる喜びを感じたいがために、「自分磨き」を行っていることに気付きます。

すると今度は、もっと人に驚いてもらえるように様々な工夫をしてゆくのです。人を驚かせたいという気持ちは人に喜んでもらいたいという気持ちに変わってゆきます。このように、「自分磨き」を続けていくうちに、自分のために行っているはずのことが、実は人のためになることであったと気付くのです。

そして、さらに自分磨きを続けると、その逆も然りであるということに気付きます。つまり、人のために行っていたことが、自分のためになっているのです。したがって、「自分磨き」を通して、人と自分は互いに関連し合っているということが手に取るように分かるのです。

 まとめ

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「自分磨き」しよう!という呼びかけは様々な場所で聞くし、話題にもなります。それに何か自分で楽しむことがあると、新鮮で初心に帰ったような気持ちにもなります。

時には、とりあえず飛び込んでみるという度胸も必要ですが、場合によっては、そのような「自分磨き」を行なって、本当に自分が「磨かれるのか」ということも考えてから「自分磨き」を行う必要もあります。

今回はちょっぴり「自分磨き」について斜め目線で考えてしまいましたが、最後の項目でお伝えしたように、自分と向き合うことは、実は他人について考えることにつながっていることに気付きます。

このように、人間同士のつながりを発見でき、その中で自分が果たす役割の価値にも気付けること、それが「自分磨き」の喜びの醍醐味ではないでしょうか。