人間関係のストレスを抱える人は少なくないことでしょう。人は一人一人違う個性を持っています。そのためぶつかったり、いがみあったり、その人と合わなかったりすることは特別おかしいことではありません。しかしどんなにそのことを理解できたとしても、人間関係でストレスが溜まってしまうと疲れてしまいますよね。そんなストレスを対処するカギは、自分自身にあります。まずは自分を知ることで、ストレスへの対処法を学んでいきましょう。
目次
ストレスを抱える自分を知ろう
ストレスを抱えているのは、紛れもなくあなた自身です。もしかすると、人間関係における過剰なストレスの原因の1つに、あなた自身も含まれているかもしれません。厳しいことを言うようですが、自分が他人からのストレスを過剰に受け止めすぎている可能性もあるのです。自分自身を見つめ直し、自分からストレスの多い状況に身を置いていないか確認することが必要です。
気を遣いすぎてない?
例えば人に気を遣いすぎている、ということはありませんか?気を遣い過ぎている人は、もっと自分を一番に考えることも必要だと思います。気遣いはとても大切なことですし、気を遣ってもらうことで「ありがたい」と思ってくれる人がいるのも事実です。ただ、自分を押し殺してまで相手に気を遣うことは避けた方がいいでしょう。
ストレスを抱え込んでしまう原因に、どうしても性格が合わない人がいるとします。その人に対して気を遣い続けていても、その人のためになるばかりで、自分のためになることはほとんどありません。そして大抵は悲しいことに、気を遣った相手があなたの気遣いに気づくことはないのです。
また自分が気を遣った相手に、同じような気遣いを求めてイライラするのだとしたら、その考え方をやめましょう。はっきり言ってあなたの気遣いもムダですし、相手に気遣いを求めるのは考え方を押しつけているだけに過ぎません。気遣いが返ってくる体で気を遣っても何のためにもなりません。
思い込んでいない?
思い込みもストレスが溜まるばかりです。実際私も思い込みが激しい方なので、よく勝手に相手にどう思われているか想像しては疲れてしまっていました。けれど、一度勇気を出して私のことを嫌っていそうな相手へ私のことについて聞いてみたら、そもそも何とも思われていなかったことがありました笑。
そもそも他人はこちらが想像している以上に、自分以外の人について興味を持っていないものです。そんなに自分のことを見ていることはありませんから、もし何か悪口を言われたような気がしたり、嫌われているような雰囲気があったとしたら、自分の中で「悪口言われたかもしれないな」「嫌われているかもしれないな」くらいにおさめておきましょう。
実際に嫌われていたとしても、もし自分もその人のことを嫌いだったなら、それで十分だと思いましょう。思い込みすぎず、「そう思われているかもしれない」くらいで納得しておく方が楽になります。
我慢してない?
また自分の意見を我慢しすぎていることはありませんか?自分が意見を発することで否定されるかもしれないし、嫌われるかもしれないと思って我慢していても、自分のためにはなりません。自分の気持ちに嘘をつけばつくほど、疲れていくのはあなただけです。
自分の意見が否定されることを怯える人は少なくないと思いますが、「否定」があなたの意見に対してのものだったら、それは他の人の考え方を知る良い機会だとしてきちんと受け止めるべきです。もし「否定」があなた自身を否定する「人格否定」のようだった場合には、その人から離れてしまえばいいだけのことです。
ストレスが溜まってしまったら
自分自身にストレスを抱える原因があってもなくても、溜まってしまった悪いストレスは抱えていても仕方ありません。溜めすぎると精神的に参ってしまいますし、精神から身体へも影響を及ぼすことが少なくありません。蓄積されたストレスは発散してしまいましょう。
存分に発散を
まず存分に発散しましょう。心身の健康を第一に考えるのであれば、体を動かしたりするポジティブな発散法が出来るのが一番良いですね。絵を描いたり、黙々と本を読むでもいいでしょう。どうせなら自分の身になることでストレスを発散できると良いかと思います。
もちろん美味しいものを沢山食べたり、お酒を飲んでリラックスすることもおすすめですが、過度に行うことで後悔してしまうのであれば、避けた方がベターです。
溜めないために距離を置く
また人間関係のストレス原因そのものから離れるのも1つの手です。もちろん職場や家族だったりする場合にはそう簡単にはいかないかもしれませんが、発散だけでなく原因自体を遠のけることも時には必要です。顔は合わせなければいけないけれど、どうしても苦手な人、合わない人がいる場合は、最低限のコミュニケーションでとどめておきましょう。
まとめ
人間関係のストレスの原因は、抱え込みすぎる自分自身にあるかもしれません。相手のことを考えすぎて自分を押さえつけてしまった場合には、ほんの少し自己中心的に人と接することに挑戦してみましょう。 ストレスは適度に発散し、抱え込みすぎないようにしてくださいね。