小さいお子さんの育児中は、どうしても家の中が散らかりがちです。
おもちゃだけでなく、折り紙や空き箱で作った作品、読みかけの絵本など、子供が遊んだ後にはさまざまなものが散乱してしまいます。散らかす子供と片づける親とで、いたちごっこのようになってしまうのもよくある光景ではないでしょうか。
もし子供が片付けに協力してくれれば、「片づけなさい!」と怒ることも減り、親のストレスもぐっと減りますよね。
今回は私の経験も交えつつ、子供に協力してもらいながら子育て中の家を楽に片付けるコツについて、ご紹介したいと思います。
目次
子供が片付けやすい環境に
子供に片付けに協力してくれない理由が、意外なところに潜んでいる場合があります。やる気がでない、面倒ということ以前に、片付けにくい環境になっている可能性があるのです。
子供にも片付けに協力してもらいたい場合は、子供にとっての作業のしやすさを第一に考えるとうまくいきます。
目線の高さを考慮する
子供の目線というのは、意外と下の方にあります。大人にはなんということのない高さでも、子供には見えなかったり届かなかったりします。
片付けに使うスペースは、子供が出し入れをしやすいように、子供の目線以下の高さに設定するようにしましょう。
我が家では、子供グッズの収納場所はだいたい1m以下の場所にあります。正直、親にとっては使いづらい高さではありますが、子供にとってはちょうどいいようで、ささっと片付けをしてくれるのでとても助かっています。
容器に写真や絵を貼る
「この容器はお人形、こちらはレゴ、こちらはおままごとセットよ」というように説明をしても、子供には覚えきれないこともあります。
また、細かな容器の違いが、大人にはわかっても子供にはわからないこともありますよね。見た目の統一感のために、同じような容器や引き出しを複数使っている場合はなおさらです。
そんな場合は、収納する物の写真を撮り、印刷して、容器の外側に貼ってあげましょう。
写真を印刷できない場合は、手書きのイラストでも充分です。
とにかく、「どこに何をしまえばいいのか」が視覚的にわかるようにしてあげるのがポイントです。
全ての収納箇所に写真やイラストを貼るのは少し手間がかかりますが、子供達にはとてもわかりやすく好評です。最初は大変ですが、一度やってしまえばその後は楽が出来るので、おすすめですよ。
ワンアクションで入れられる容器にする
子供は手の力も弱いですし、細かい動きがまだできない場合もあります。
ふたがあったり、ましてやふたにロックがかかっていたりすると、それだけで子供には大変な手間に感じられることでしょう。
子供用の収納としては「箱にいれるだけ」「棚に乗せるだけ」等のワンアクションで済むようにするのがおすすめです。
単純なことですが、この点に気をつけるだけで、子供達の片付けへの協力度がぐんとアップしますよ。
子育て中でも片付いた部屋に見せるコツ
子供達が片づけやすい環境を整えると同時に、いくつかのコツを取り入れることで、子育て中の部屋を片付いた印象に見せることができます。
収納の色合いを工夫する
子供達のおもちゃやグッズは、原色などの派手な色をしていることが多いものです。同様に、子供用おもちゃの収納容器も赤やピンク、青などのハッキリとした色合いであることが多い傾向があります。
しかし、ハッキリとした色合いのものは主張が激しいため、部屋の中にあると目立ってしまいます。
そこで、子供用のおもちゃでも、部屋の主なトーンに合わせた落ち着いた色の収納容器に収めましょう。収納容器が周囲の色と馴染むことで、ゴチャゴチャした印象がなくなり、片付いて見えるようになります。
何色を買えばよいのか迷う時には、白のすりガラス状のものを選ぶとよいでしょう。クールな雰囲気からカントリー調まで色々なトーンに馴染みますし、中身がうっすら見えるので子供にとってもおもちゃの分別がしやすくなります。
我が家は明るい木目調でインテリアが統一してあるため、100円ショップの籐カゴ風の容器や、すりガラス調のプラケースを使い、インテリアに馴染むようにしています。リビングに出しっぱなしでもインテリアとの違和感がないですし、散らかって見えないので便利ですよ。
とりあえずボックスをつくる
子供がキッズスペースだけで遊んでくれれば、散らかる場所も限定されるのですが、実際にはそうはいきません。気がつくと、絵本やおもちゃがキッチンやダイニングに置いてあることも珍しくはありませんよね。
特にダイニングテーブルの上には、あっという間に子供のグッズが集まりがちなものです。これからご飯、子供達に片づけて欲しいのに他のことに夢中…そんな時には、テーブルの上のおもちゃを全て「とりあえずボックス」に入れてしまいましょう。
「とりあえずボックス」とは、後でキッズスペースなどに戻すおもちゃ類を、とりあえず何でもポンポンと入れておくための箱です。
これがあると、急な来客のときにも困りません。また、いちいち子供達に「片づけなさい!」と怒らなくても、ご飯が終わってから「この箱の物を元の場所に戻してね」とお願いすれば済みます。
とりあえず目につく場所からおもちゃがなくなることで、とても簡単に片付いて見せることができます。とても便利なので、ぜひ試してみてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
子供にとって片づけやすい環境を作ることで、子供達に協力してもらいやすくなります。
また、楽して片付いて見えるコツを一緒に取り入れれば、子育て中でもストレスなく家の中を片付いた印象に保っておくことができます。
これらのコツを活用して、お子さんと一緒にお片付けを楽しんでくださいね!