家賃の値引き交渉が成功しやすい条件とは?

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毎月の固定費の中で、大きな割合を占める家賃。できることなら少しでも安く抑えたいですよね。

そのためには物件を借りるときに、大家さんに家賃の値引き交渉をしてみるのも、ひとつの手段です。しかし、ただやみくもにお願いしても大家さんは応じてくれません。一度は交渉を試みたけど、実際に値引きをできなかったという方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで今回は、私の今までの経験則から、家賃値引きの交渉が成功しやすくなる条件と気をつけることをご紹介します。

 

家賃値引きの交渉が成功しやすい条件

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多くの大家さんは、家賃の値引きに慎重な姿勢をみせます。したがって、交渉を成功させるには、いくつかの条件があります。私の経験則から大事なポイントをいくつか紹介していきます。

 

個人経営の地元の不動産屋を選ぶ

地域密着型の地元の不動産屋は、大家さんとの付き合いが長かったりします。

そのため、大家さんの性格を考慮しながら、交渉をまとめるのがうまいです。もちろん、大家さんの中には、家賃の値引きに一切、応じない方もいますが、そんなときでも、家賃が安くなりそうな別の物件を紹介してくれるなど、柔軟に対応してくれることもあります。

逆に、大手の不動産などは、家賃値引きにあまり乗り気ではなかったりするので、こちらのポイントはオススメです。

 

空室が長期間続いている物件

賃貸契約が決まらず、空室が長期間続いている物件は、家賃の交渉がしやすいと言えます。とくに繁忙期を過ぎた4 ~8 月頃は契約がなかなか決まらない時期で、3ヵ月くらい空室のままということもあり、大家さんとしては少しでも早く入居してもらいたいと思っているので、家賃の値引きに応じてくれる可能性は高いでしょう。

繁忙期では逆に、待っているだけで応募がたくさん来るので、空室になりづらく、交渉が少し難しくなるか可能性も高いです。

そしてもし、交渉に応じてくれたときは、なるべく早く引っ越すのがマナーです。どんなに長くても2 週間以内に入居し、それ以上待たせないようにしましょう。

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不便な場所にある物件

不便な場所にある物件の値引き交渉の場合は、事前にそのまわりの家賃相場を調べたほうがよいでしょう。なぜなら、立地が悪いということで、すでに大家さんが家賃を安くしている可能性があるからです。その場合は、交渉に応じてもらうのは難しいですが、駅から近くの同じような物件と比較して、それらと家賃が同じくらいだったら、安くしてもらえる可能性があるでしょう。

実際に、その付近の物件の相場などを先に調べておいて、それを元に交渉をしてみるのも効果的です。

築年数が古い物件

家賃自体が安くなるわけではないですが、例えば、エアコンを新しいモデルに変えてもらう、キッチンをリフォームしてもらうなどして、より住みやすい環境を整えてから入居するのもよいのではないでしょうか。また、自分たちでリフォームすることを許可してもらった場合は、自分好みの部屋を作れるというメリットまで。家賃が安くならなくても、結果的に家賃以上の部屋になる可能性があります。

 

家賃の交渉の際に気をつけること

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不動産屋や大家さんに失礼のないように、家賃を交渉するときは気をつけることがあります。

 

ペット可の物件

ペット可の物件の家賃交渉は、ほとんど無理と言えるでしょう。なせなら、ペット可の物件自体が少ないからです。実は、私自身もペットを飼っているので、物件探しのときは「これでもか!」というほど、見つからずに苦労した経験があります。あげくの果てには、ほかに入居希望者がいたときは、敷金をもう1 ヵ月分払うから契約させてほしいとお願いしたこともあるぐらいです。したがって、家賃の交渉をしても、大家さんから門前払いされるのが目に見えています。

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新築・セキュリティが充実している物件

新築や築浅の物件は住みたいと思う人が多く、人気があるので家賃の交渉は難しいです。それに加えて、最近の新築物件はセキュリティが充実しています。そのため、一人暮らしの女性でも安心して住めることから、契約に至りやすいので、やはりこちらの場合も交渉は厳しいかと…。

このように、明らかに人気があると分かる物件に対して家賃の交渉をするのは、不動産屋にも大家さんにも失礼ですので、わきまえるようにしましょう。

 

何かしら金額面で他の物件より好条件を出している物件

物件探しをされている際に、敷金や礼金がなく初期費用を抑えてくれている物件などがありますが、そういった物件は基本的に、さらに家賃を下げるというのは少し難しいかと思います。

また、フリーレントなども入っている物件も同様に、交渉は難しい可能性が高いかと思われます。

家賃交渉が難しい場合

家賃交渉はできなかったけど、どうしても何かしら金額を削ることはできないのか?

そう思われる方のために、他にどの部分で金額を下げられるかも合わせてご紹介します。

不動産仲介料の値引き

以外と知らない方も多いですが、不動産へ支払う仲介料を減らせる可能性もあります。

実は、不動産業者は、物件の契約が取れた際に、仲介料以外にも、感謝料のようなものを大家さんからもらっているケースがあるのです。

そのような物件の場合、仲介料をお客からとらなくても、不動産としては収益が発生するので、仲介料を値引きしてくれる可能性もあります。

ただ、このようなケースの物件は限られているので、もしこの方法をとりたい場合は、不動産屋に赴いた際に、「仲介料を減らせる物件はありますか?」と正直に聞いてみてしまうのが良いかと思います。

また、私の経験上、このような対応をしてくれる不動産屋も冒頭でお伝えした、地域密着型の不動産が多いです。

逆に、大手の不動産会社との差別化をつけるためにもこのような対応を取られているところもあるようです。

 

まとめ

家賃の交渉をしてみても、必ず安くしてもらえるとは限りませんが、誠意をみせてお願いしてみることが大切です。「この人だったら、家賃を下げてもいいかな」と好印象を持ってもらえるように、身なりや言葉遣いには十分に気をつけましょう。また、交渉するときは事前に、その地域の家賃相場などもよく調べておく必要もあります。くれぐれも、不動産屋や大家さんに無茶な条件を言ったりして困らせないでくださいね。