交通費節約で年間3万円節約した驚くほど簡単な方法とは?

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ちりも積もれば山となる。近所にちょっと用事を済ませる時に費やす交通費にも当てはまります。

以前、私は定期券外の近所や隣駅に用事がある際、歩くことのできる距離であるにもかかわらず、電車やバスを使ってしまうことが多くありました。ある時、日常の無駄な出費を抑えるために1カ月で使った額を見直していたところ、家から近い場所(定期圏外)へ行くために必要な交通費が、意外にも多いことを発見しました。

そこで私は、やむを得ず急ぎなどで公共交通機関を使わなければならないとき以外には、電車やバスは使わないと決め、その日から交通費の節約を意識することで、なんと年間約3万円も節約することに成功しました!

今回は、よく考えれば不必要な交通費の出費を抑えるための攻略法をご紹介します。

 

まず最初に始めることは?

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いざ交通費を節約しよう!と思っても、普段利用している交通機関のどれを節約すればいいのか迷ってしまい結果、あまり節約できない、なんて話はよくあると思います。そこで、交通費節約を始めるにあたり何よりもまず行った方が良いことを紹介します。

現状把握をすること

まず、あなたが普段どれだけ交通費にお金をかけてしまっているか振り返ることがとても重要です。

これは交通費の節約以外にも言えることですが、節約において大事なことは、節約した結果、一体いくらお金が貯まるのかということを自分で把握することが大事なのです。

交通費のような、小さな金額の場合、一回の金額が小さすぎるため節約できてる実感が分かりづらいため、続かないことが多いですが、その一回の金額が積もり積もった結果、いくら節約できるのかという最終ゴールを把握することで、節約は思いの外うまくいくかと思います。

 

 

交通費節約をする単純な方法

ここから紹介するのは、誰が読んでも当たり前ではないか!と思うものです。

しかし、その単純なものの繰り返しが、数万円の節約につながっているので侮れないのは、言うまでもありませんよね。私が交通費を節約するために行っている単純なことを紹介します。

素直に歩く

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とても原始的で当たり前ですが、交通機関や自家用車、自転車などの機械が無い場合においては、頼れるのは己のみです。

テクノロジーが発達した現代で、歩くという行為は移動手段としては最終手段となっています。歩くことは体力を使い疲れるので、私たちはなるべく自分の力を消耗しないように、電車やバス、車に頼ってしまいますね?

しかし、歩くことで思いもよらない特典(後ほどメリットについての項目でお伝えします)を得ることができるし、脚も使わないとどんどん衰えて行きます。丈夫で健康な、美しい脚を手に入れるためにも自分の脚で歩くことは欠かせないのです。

 

折り畳み自転車

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自分の脚だけではいくら健脚であっても時間が掛かるし、疲れてしまいます。そこで、自分以外の小道具に頼ります。その小道具とは、持ち運びに便利な折り畳み自転車です。

折り畳み自転車があれば、歩き疲れてきたタイミングで、乗ることができます。また、歩くには30~40分くらい掛かって遠いけれど、折り畳み自転車であれば20分以内に目的地へ行けるという場合にはうってつけです。

折り畳み自転車について、平均的な重さは10㎏ちょっとといったところですが、10㎏以下の軽量や、とても軽いものであれば6㎏の超軽量もあります(その代わり軽量になればなるほど値段は高くなる傾向にあります)。値段も数万円から数十万円、ピンからキリまでありますが、1~2万円で買える折り畳み自転車はたくさんあります。

ちなみに私は1,5000円10㎏ほどの折り畳み自転車を愛用していますが、安価で購入したものの、思いのほか長く持ち、丈夫です。値段と重さの2点に注意しながら、自分の気に入った折り畳み自転車を探してみてください。

 

徒歩や自転車を利用した節約のメリット・デメリット

いままでは、自分の脚と折り畳み自転車という交通費節約の助っ人について紹介しましたが、具体的にこの2つの手段にはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。これらのメリット・デメリットを抑えることで、「交通機関を利用せずに、少し歩いてみようかな」、「こんなときには交通機関を利用して、自分の脚や折り畳み自転車と交通機関を上手に使い分けよう」と思えるようになります。早速メリットから確認して参りましょう。

 

メリット

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自分の脚や折り畳み自転車を使った移動方法には、精神面・身体面両方にメリットがあります。大きなメリット4つを見てみましょう。

 

健康に良い

現代においてはデスクでの作業が中心なので、一日のうちで体を動かすことはめったにないという方は多いでしょう。長時間椅子に座っていると、猫背になり血流が悪くなって肩こり・頭痛が酷くなります。

また、頭は駆使して疲れているのに、体はほとんど疲れていないという状態になるために、不眠症や抑うつ状態に悩まされることもあります。自分の脚で歩いたり、折り畳み自転車を使ったりして外出することは、不健康な状態から自分の身体を少しでも解放する糸口となります。普段から自分の脚を使っていると、骨が強化されて、年を取っても比較的歩くのが気にならないという利点も挙げられます。

興味深いスポットを発見できる

歩いたり、自転車を使ったりして散策していると、自分の自由な意思で好きな道を進み、立ち止まることができます。したがって、電車やバスなどを利用していれば目にも止まらないような穴場のお店や公園、寺社、史跡を掘り出すことができます。自分の目を使って、このような楽しいスポットを見つけることで、「今度はこの間見つけたあのお店に寄ってみよう」と日常生活に潤いが出ます。

土地勘がつかめる

上の項目と少し関連しますが、自分の脚でその土地を巡ることで、どこに何があるのか土地勘をつかめるようになります。

自分の住む街の姿を知らないままではもったいないと思いませんか。家と学校、家と職場、家と近所の単調な往復に終止符を打ち、素敵な寄り道を添えることで自分の気分も上がります。

また、旅行先でも電車やバスばかりに乗らず、自分の脚と目を使って寄り道することで、旅先の土地の魅力を人よりも知ることができます。地元の人の暮らしぶりも良く分かり、自分の知らない世界に入り込むことができます。

人ごみを避けることができる

電車やバスは時間によってとても混雑します。満員電車が苦手な方は多いでしょう。自分の脚と折り畳み自転車を使えば、せわしない人の波のなかで揉まれて嫌な気分になることもありません。

それに、人だかりの中に潜むインフルエンザウイルスや風邪などの病気も移らずに済みます。体力は使いますが、ストレスはたまらず、精神的にはとても快適な方法だといえるでしょう。

 

デメリット

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車や電車、バスとくらべて、自分の脚や折り畳み自転車に頼る方法は限界も多いです。その限界を把握して、上手に自分の脚と一般交通機関の使い分けをしましょう。

目的地まで時間が掛かる

いうまでもなく、徒歩や自転車はスピードが遅いので、たとえ近所であっても、バスや電車に比べると、目的地に着くまでの所要時間は長くなります。急いでいる場合、体調の悪い場合には不向きな方法です。

体力を消耗する

徒歩や自転車は自分の身体を使うので、体力を消耗します。疲れてしまうと、後の予定に響いてしまうので、比較的時間の余裕があり大事な用事が無い日に徒歩や自転車を利用しましょう。

天候に左右される

雨や嵐、強風のときには、徒歩や自転車で外を出歩くのは危険です。天気の穏やかな日に行いましょう。

 

実際の節約効果

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さて、これまでご紹介してきた徒歩と折り畳み式自転車による節約・健康移動法でどれほどの節約ができるのでしょうか。私自身の結果についてお話します。

私の日常生活においてどの程度節約できたかというと、近所に出かけるのに公共交通機関を利用していた頃は、1カ月当たり3,120円かかっていました(隣の駅まで電車賃往復260円です)。

それを徒歩に切り替えたところ、1カ月で260円(1回のみ急用のために電車を利用)のみで済んでしまいました。結果的に2,860円の節約ができたのです。小さな額だと思うでしょうか。しかし、これを1年続けたら34,320円の節約となります。5年で17万円です。海外旅行ができてしまいます。

ちりも本当に山となって積もって行くので侮れないものだ、と身に染みて感じるのではないでしょうか。

 

 まとめ

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今回はとてもミクロな視点から、交通費の節約ということについて考えてみました。しかし、既にお話ししたように、ミクロな物事こそ鼻で笑ってはならないのです。

交通費をけちっていると考えるよりは、メリットの項目で紹介したように街の魅力を探る有意義な時間と考えるようにすると、自分の楽しい気持ちに比例して生活も豊かになります。

意識は節約という現実に向けるより、健康管理や新しい世界を知る喜びに向けましょう。後者を充実させた結果、節約という嬉しいおまけも付いてくるのです。楽しく節約と健康管理を行なって行きましょう。