払えなくなったら免除申請を!国民年金保険料の免除条件や手続き方法とは?

国民年金保険料は、年々高くなるばかり。

こうも毎年高くなると、支払うのが難しくなってきますよね。

とはいっても、支払わないわけにもいかないので無理して支払っているという人も多いのではないでしょうか。

そんな方のために、国民年金保険料免除という制度があるのをあなたはご存知でしょうか。

制度については知っている人はいても、どんな人が免除の対象となるかなど詳しくご存知の方は少ないのでと思います。

そこで今回は、払えなくなったらぜひ免除申請を!国民年金保険料の免除条件や手続き尾方法についてご紹介したいと思います。

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国民年金保険料の免除条件とは?

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どのような人が国民年金保険料の免除対象となるのか、気になりますよね。

様々なシーンに合わせて免除条件が設けられているんですよ。

では、免除条件について早速ご紹介しますので一緒に見てみましょう。

所得による条件

所得による免除条件は、免除楽によって4段階に分かれています。

所得の基準は下記のとおりです。

全額免除される条件
(扶養親族などの数+1)×35万円+22万円
前年度の所得が上記の計算式で計算した金額の範囲内である場合、国民年金保険料が全額免除されます。

3/4免除される条件
78万円+扶養親族など控除額+社会保険料控除額など
前年度の所得が上記の計算式で計算した金額の範囲内である場合、国民年金保険料が3/4免除されます。

半額免除される条件
118万円+扶養親族など控除額+社会保険料控除額など
前年度の所得が上記の計算式で計算した金額の範囲内である場合、国民年金保険料が半額免除されます。

1/4免除される条件
158万円+扶養親族など控除額+社会保険料控除額など
前年度の所得が上記の計算式で計算した金額の範囲内である場合、国民年金保険料が1/4免除されます。

前年の1~12月の所得が免除条件に当てはまる場合には、7月~翌年6月までの国民年金保険料が免除となるんですよ。

失業や退職時は?

前年度の所得によって国民年金保険料が免除されることはわかりましたよね。

しかし、失業や退職をして収入がゼロになってしまった場合にはどうなるのでしょうか。

このような場合には、失業・退職の特例免除という方法が使えるんですよ。

条件については所得による条件と同じなのですが、前年度の所得を計算するときに失業や退職をした人の所得を除外して計算するので、免除となる可能性が高くなるのではないでしょうか。

学生の場合は?

二十歳を超えた学生さんには、学生納付特例制度というものがあって、キチンと免除条件が定められているんですよ。

免除条件は所得基準となっており、本人のみが対象なんです。

免除の所得基準は下記のとおりです。

  • 118万円+不要親族などの数×38万円+社会保険料控除など

この条件だと、相当稼いでいる学生さんでないと免除対象外になりませんよね。

ですから、学生さんのほとんどが免除対象となると思いますので、ぜひ免除申請をして下さいね。

国民年金保険料の免除の手続き方法とは?

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様々な国民年金保険料の免除条件を見て、条件に当てはまるという方もいたのではないでしょうか。

条件に当てはまった方は、手続きへと進みましょう。

手続き方法は、まずは国民年金保険料免除・納付猶予申請書を入手することから始まります。

国民年金保険料免除・納付猶予申請書はダウンロードしたり、国民年金担当窓口へとりに行ったり、郵送してもらうなど色々な方法で入手できますので、あなたにあった方法で速やかに入手しましょう。

国民年金保険料免除・納付猶予申請書を入手したら、記入例を見ながら記入しましょう。

そして、年金手帳のコピー、基礎年金番号通知書のコピー、雇用保険受給資格者証のコピー、離職票のコピーなどの必要書類を準備しましょうね。

上記が全て準備できたら、国民年金担当窓口へ提出しましょう。

提出後、約2~3ヶ月で審査結果が郵送されてきます。

このような手続きを経て、免除となるんですね。

まとめ

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今回は、払えなくなったらぜひ免除申請を!国民年金保険料の免除条件や手続き方法についてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。

国民年金保険料の免除条件というのは、様々なシーンに合わせてたくさん会ったと思いませんか。

特に、学生さんなどは条件に当てはまる方が多いのではないでしょうか。

しかし、例え免除条件に当てはまったとしても申告をしなければただの未納扱いになってしまうんですよ。

もし、国民年金保険料の免除条件に当てはまるという方がいらっしゃったら、ぜひとも免除申請をして下さいね。