生活保護の不正受給がバレる理由を実例をもとに解説!




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年々増加の一途をたどる生活保護費の受給者。それに伴って増えている悪質な不正受給者。本当に困っている方のための制度である生活保護費を不正に受給しているなんて許せないことです。

しかし、世の中そんなに甘くありません!不正受給は思わぬところから必ずバレるものです。

生活保護費について

そもそも生活保護費というのは、病気で働くことができない方や、働いてはいるけれど生活が困難で貯蓄はもちろん資産なども無く援助してもらえる身内などもおらず困窮しているような方々のために、最低限の生活が送れるよう助けてあげるという公的制度です。

その費用は国と私たちの税金から捻出されていて、申請して一定の条件を満たしていれば受給することができます。

生活保護費の不正受給者

五体満足で健康、持病などもなく十分働くことができるのに病気のふりをして嘘の申請をしたり、生活が多少苦しくても親兄弟や親戚などに助けてもらえそうな人がいるにもかかわらず、身内とは縁を切っているなどという理由をつけるなどして、正当な理由もなく不正に生活保護費を受給するのが不正受給者です。

本当に困っているわけではなく、病気で動けないわけでもないので、不正に受給した生活保護費はギャンブルに使ったり借金返済に充てたりしている人も少なくありません。

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不正受給はなぜバレる?

「悪いことをするといつか必ずバレる」、私たちが子供の頃から何度となく耳にした言葉ですね。生活保護費の不正受給がどういう経緯でバレてしまうのか、事例とともに見てみましょう!

事例①

Aさんは定職に就かずコンスタントに収入を得る事ができなかかったため、もともと持病であった腰痛を理由に生活保護費の申請をしました。腰痛はさほどひどいものではなかったにもかかわらず「歩くだけで痛い」などと医師に大げさに訴えたため、診断書にも「歩行困難」、「就労困難」と記載されました。申請が通り生活保護費の受給が開始されてすぐにご近所から「持病の腰痛で働けず生活保護を受けていると聞いたが、○○商店でビールケースの積み下ろしのバイトをしている」と匿名の通報がありバレてしまいました。

密告電話でバレるケースは非常に多く、Aさんの場合は腰痛で歩行困難であるのに重たいビールケースの積み下ろしをしていたことで、誰が見ても明らかな不正受給の証拠となったのです。

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事例②

Bさんは心疾患とてんかんを患っており、50代という年齢からも就職が困難だったため生活保護費の申請をしました。一定の条件を満たしており、何の問題もなく生活保護費の受給対象者となったのですが、前述のように生活保護費というのは最低限の生活ができるためのものなので贅沢な暮らしができるものではありません。

もともとギャンブル好きだったBさんは、生活保護費が受給できるようになった事で時間を持て余し、毎日のようにギャンブルに興じていきます。ギャンブルで儲かるはずはなく、数日で1ヶ月分を使い果たしてしまいました。困ったBさんは日雇いのアルバイトを始めました。生活保護費を受給している間に収入があった場合は申告しなければならない事はBさんも承知でしたが、申告はせず収入が増えて生活も変わっていきました。

そんなある日のこと、昼食で立ち寄ったお店の主人と会話中にそんな生活の事を話題にして自ら話してしまいました。その場に居合わせた客の中に福祉事務所の職員がいました。こうして調査対象となり不正が発覚したのです。

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2例ともに共通しますが、壁に耳あり障子に目ありです。役所の方でも定期的に調査をしています。病院の医師と結託している悪質な例もあったり、あの手この手で用意周到にしたつもりでも悪事は絶対にいつかバレるのです。

不正受給がバレるとどうなる?

事例②のように収入を申告しなかった、または実子がアルバイトなどで家計に入れていたのに収入として申告しなかったなど、まったくもって悪意はなく誰から見てもやむを得ないというケースの場合、様々な経費等を計算したうえで、それまで受け取った生活保護費を返還することになります。

それよりも悪質と判断されれば返還はもちろん、最悪の場合は打ち切りとなるケースもあります。しかし、本当に働けない確実な理由があれば打ち切りではなく生活保護費の減額などとなります。

あまりに悪質な場合は詐欺罪で告訴という事も皆無ではありません。

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まとめ

いかがだったでしょうか。生活保護費に限らずですが、不正は絶対にしてはいけない、不正は絶対にバレるのです。もしかしたら私たちもお世話になるかもしれない生活保護費。

本当に困った時にはとてもありがたい制度ですので、正しく理解しておく必要がありますね。