がん保険って必要? 2人に1人かかるがんとは?

がん保険というとあまり自分とは関係ないかと若い世代では加入していないことが多いものです。特に専業主婦やパートなどで働いている場合は、自分ががんになったときに経済的に困るということを考えたことがないかもしれません。

しかし、現実にはがん保険に入っていなくて後悔している若い世代が増えているのです。そこで今回はがん治療にかかる医療費やがん保険について説明していきます。

がんは2人に1人かかるということをご存知ですか?

「日本人の2人に1人ががんにかかり、3人に1人ががんで死亡しています」というポスターをご覧になったことがありますか?実は、病院で見つけたポスターなのですが、全国健康保険協会からのお知らせです。

2人に1人ということは4人家族だとそのうちの半分の2人が?そんなに多い割合ではないのでは?と思うかもしれません。

しかし、がんは正常な細胞が分裂するときに、なんらかの影響で突然変異してコピーミスをした細胞が原因となるのですが、健康な人でも約60兆個の細胞のうち、毎日5000個程度のコピーミスはあるとされています。

通常そのコピーミスの細胞は免疫細胞が攻撃して死滅するのですが、攻撃を免れて生き残る細胞が出てくると「がん細胞」となるのです。

がん細胞が異常に分裂や増殖をくりかえしていくと、何年もかけて「がん」の状態になります。高齢者にがん患者が多いのは、少なかったがん細胞が何十年もかけて増殖した結果見つかるからです。

がんは高齢者に多い病気で働き盛りにはまだ関係ないようなイメージがあるかもしれませんが、そうではありません。小児がんもありますし、20代30代でがんを発症するケースもあります。

今どきのがん治療は進化しつづけていて、効果が期待できるようです!

がんは死亡率第1位の病気です。初期にはほとんど自覚症状がなく、気がつかないうちに進行していることがあるため、調べたときにはすでにステージ3や4になっていて、治療が困難なことがあり、怖い病気といわれています。

一昔前にはがんにかかった=すぐに亡くなるというイメージで、触れてはいけないもののように、本人に告知することなく、家族も医師も本人には、違う病名でごまかして、励まし続けて最期を看取るようなことをしていました。

しかし、医療は日々進化しつづけていて、今は初期のがんでは治療により完治できるものも出てきました。完治はしないけれど、寛解(かんかい)といって病状が落ち着いていて大きな問題がない程度にまで治ったという状態が続く場合もあります。

治療の方法はがんの種類によって異なりますが、手術で取れるものに関しては外科手術、場合によっては点滴で抗がん剤を投与したり、放射線をあてて患部をできるだけ小さくしてから手術することもあります。

血液がんのように、手術で取ることができない場合は点滴や服薬の抗がん剤を投与したり、放射線をあてたのち、年齢や体調にあわせて自家移植や同種移植など、骨髄移植の治療をすることもあります。

このようなあらゆる治療を行った結果、薬も新しいものがどんどん増え、昔のように即命を落とすということが少なくなりました。がんと付き合いながら細く長く生きられるようになったのです。

抗がん剤や放射線の治療は通院ですることも!気になる医療費は?

特定疾患の場合は医療費の補助があり、上限の金額が低めに設定されているものもありますが、がんには公的な補助がありません。

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健康保険の高額医療費の制度を利用しても一般的な収入の世帯の場合、ひと月の上限金額は80,100円+(総医療費-267,000)×1%という計算式があり、約80,000円は実費で支払うことになります。

 

まず入院して抗がん剤や手術をした場合は、だいたい上限金額になりますので、食事代やパジャマを借りたものなどをあわせてひと月10万円が必要となります。

入院の前に外来で検査などを受けることもありますが、外来の医療費と入院の医療費は別々に計算されるので、高額な検査などを外来で行っていると、同じ月でも合算されないので、相当多くの医療費を支払うことになります。

最近のがん治療は、抗がん剤の種類によっては、打つ期間だけ入院するものもありますが、初回だけは入院するものの、2クール以降は通院で行われるということも多くみられます。

抗がん剤を打つために週に2回外来受診したり、服薬のチェックを受けに週に1回外来受診するなどです。

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抗がん剤は値段が高く、2本3本併せて処方されると1回の支払は3割負担で5万円程度、2回目は限度額にかかるので、3万円程度、3回目以降は0円というような支払いになります。

放射線も同様ですので、がん治療をしている間は限度額いっぱいまで医療費がかかるということです。

医療費の限度額は8万円ほどが1年のうち3回あれば、次の月からは多数回該当にあたり、44,400円になります。

がんの治療を始めると、最初の3ヶ月は8万円以上、4ヶ月目からは44,400円は最低でもかかるということです。

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がん自体の治療は上手くいき、抗がん剤をやめられたとしても、さまざまな合併症が出て高額な薬を服用しなければならない場合もあります。

がん保険の加入は早い方がお得

がんであっという間に命を落とすケースもありますが、がんが早期に見つかり治療してからかなり長く生きることができるようになった現在では、かなり長い間、高額な医療費がかかり続けています。

仕事をしていた人は、がんの治療を終えてからは、体調が以前のようには戻らず、思ったように仕事に復帰できないことも多くあり、金銭的に余裕のない生活になりがちです。

専業主婦だった人も、予想していなかった毎月の医療費の出費で、家計が非常に苦しくなることでしょう。

そういうときに加入していたがん保険からの支払があれば、ずいぶん生活が楽になり、余裕が出てきますね。

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通院のたびに支払われるタイプなら、お金の心配をすることなく人生を楽しむことができるかもしれません。

まとめ

2人に1人はがんにかかるという話は、信じたくないことですが事実なのです。病気が見つかってから保険に加入することはかなり難しくなります。

健康に自信がある、病院とは無縁だな・・・という元気な若いうちに、一度がん保険に加入するかどうかを考えてみてはいかがでしょうか?

年齢が若いと保険料が安く済み、一生そのままの金額でいいというようなタイプの保険もあるので、興味を持っていただいたら早いうちに検討することをおすすめします。

参考:全国健康保険協会

 

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