働くうえで厄介なこととは一体何でしょうか。仕事内容そのものや長時間の労働で疲労が溜まるといった要因も考えられますが、人間関係によって疲れてしまうという人も少なくありません。人間関係が原因で休職や退職に追い込まれるケースも多々あります。そこで今回は、職場の厄介な人間関係に対処するための方法を3つご紹介します。
目次
職場の人間関係への対処法3選
「仕事は好き、給料も立地も問題ない、人間関係だけが少し厄介」という方は、今回ご紹介する対処法が参考になれば幸いです。結局のところ、仕事のために割り切ることが、人間関係に疲弊しないための一番の近道です。
仕事に集中する
もしあなたが仕事には不満がなく、やりがいを感じているのであれば、今以上に仕事に集中しましょう。職場の人間関係はあくまで“職場だけ”での関係です。必要最低限のコミュニケーションを取るだけでも十分仕事は回ります。
嫌味な人や全然仕事をやってくれない人など、人それぞれ厄介に思える対象は異なります。だからこそ、人間関係以上に仕事内容や給料にやりがいを感じるのであれば、仕事に集中してしまった方が、下手なことに巻き込まれずに済みます。
わざわざ関わらない
人間関係が厄介に思えるのであれば、わざわざ関わりにいくような行動はやめましょう。例えば嫌味なことを言われたり、いちいちチクチク言ってくる人の存在は心底不快な思いをするかもしれませんが、言い返すのではなく、関わり自体を断つことが大切です。
目につくから嫌な思いをするのであって、視界から外すことを意識しましょう。どうしても向こうから関わってくる場合には、もういっそのこと人事部に直接相談したり、自分から部署や職場を離れることも1つの方法です。
挨拶だけは欠かさない
ただし、挨拶だけは欠かさないようにしましょう。これは相手のためではなく、自分のためです。職場の人間関係がどうであれ、わざわざ自分の印象を悪くする必要はありません。挨拶だけは厄介な相手だろうと誰だろうとしっかりこなすことで、“職場だけ”の最低限必要な人間関係の線引きができます。
どんなに厄介な相手だとしても、もし同じ部署やプロジェクトチームの一員であれば、最低限の人間関係は構築することになります。最低限のラインだけはしっかり守ることで、自分の身に悪評が降り注ぐことを阻止しましょう。
相手を変えることはできない
「どうしてあの人はいちいち嫌味を言うのだろう」「どうして突っかかってくるのだろう」と疑問を抱く相手が職場に1人はいることでしょう。ですが他人である相手をあなたが変えることはできません。だからこそあなたが変わることで、人間関係はもっと楽にすることができます。
関心すら抱かなくてもいい
相手への見方を変えることで楽になれます。何も嫌いから好きになれというわけではありません。例えば嫌味ばかり言う人に「嫌味を言うな」とお願いしても、そう簡単には変わらないのが現実です。そこで嫌味を言ってくる相手のことをどうとも思わない、関心すら抱かない相手と考えてしまいましょう。
そもそも人によって捉え方は様々で、意見が異なることは至って普通のことです。その人があなたに嫌味を言ってくるのであれば、きっとどこかでその人も誰かから嫌味を言われているかもしれません。ただそれだけのことですから、あなたが傷つけられずに済むなら、相手へ関心すら抱かなくてもいいと考えています。
合わせる必要はない
相手に合わせる必要はないんです。自分が相手の感情に合わせてしまうからこそ、嫌味や暴言に傷つきやすくなります。相手の言葉に反応し続けていたら疲れてしまいますよ。相手は相手、自分は自分と割り切ってしまいましょう。
過剰なまでに自己中心的でいると人に迷惑をかけてしまいますが、厄介な人間関係に直面したら、自分の身を守るためにも、多少は自己中心的な考えを持つようにしましょう。
まとめ
職場での人間関係は、簡単に縁を切りたくても切れないことがほとんどです。しかし、その分必要最低限のコミュニケーションだけで仕事を回すことはできますから、割り切ることがとても重要だと言えます。相手の言動にいちいち傷つかないためには、距離を置くことがとても大切なのです。