職場の人間関係が原因?仕事のストレスから身を守る方法とは




 

職場で拘束される時間は、通勤時間も含めて少なくとも約10時間。人によっては一日の大半を、家族と過ごす時間より職場の人間と過ごす時間が多い場合もあります。スムーズに仕事をこなすためには、職場でのコミュニケーションが非常に大切になってきますが、もし人間関係がうまくいっていないとしたら・・・それがストレスになり仕事もうまく回らなくなってきます。そこで職場の人間関係が原因でもたらされるストレスと、その回避方法をまとめてみました。

 

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ストレスの原因を探る

一口に職場の人間関係といっても、様々な立場の人間が関係し合っています。どのようなパターンがあるのでしょうか。

 

上司、部下との関係

例えば営業職などの場合、ノルマの達成など常に営業成績を求められます。また、ミスなどで上司に注意を受けたりなど、その頻度が多くなると「またか・・・」という感情とともにストレスが重くのしかかってきます。また、中間管理職のような立場の人は、部下との調整がうまくいかず、上司との板挟みになり、一人悶々と悩みを抱え込んでしまいがちです。こういった場合、悩みを上司に相談することができないため、うつ状態に陥ってしまうというというケースも多々あるようです。

同僚との関係

特に女性が多い職場などでは、同僚との関係がうまくいかない、などという話をよく聞きます。単に気が合わないというものから、職場でのいじめに発展するような深刻なケースまで様々です。恐らく一般的にはこのパターンが一番多いのではないでしょうか。どうしてもその同僚と連携して仕事を行わなければならない、またこういった悩みを他の同僚や上司に打ち明けてしまうと、告げ口と捉えかねられないなど、結果一人で悩みを抱えてしまう傾向があるようです。

 

 

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ストレスを溜めがちな性格とは

同じ経験をしても、ストレスを感じる人とそうでない人がいます。では、ストレスを溜めてしまいがちな人の共通点はあるのでしょうか。

 

周りの目や評価を気にしすぎる

自分の思っていることや意見を言えない、また相手が困っていたり不快な思いをしていないか、人一倍気を使いすぎるなど、周りに合わせようとするあまり、過剰に他人目線重視になってしまう人は、それだけで神経がすり減ってしまいがちです。また、結果を出して上司や同僚に認められようという気持ちが強いと、少しのミスが反動で強力なダメージになり、結果ストレスを招いてしまう、ということにもつながります。

頑張りすぎてしまう

自分に厳しいがために、ついつい許容量以上の仕事を抱えてしまう、今抱えている仕事でいっぱいなのに、頼まれた仕事を断れない、他人に助けを求められない人は、自分で気づかない間にじわじわとストレスを溜めがちになってしまいます。

自分を否定しがち

ミスをした時など、極度に自分を責めたり、また同僚や上司と何かいざこざがあった時など、すべての非が自分にあると思い込んでしまいがちな人は、その相手と接する時に自分が悪く思われているのではないか?という気持ちから、だんだんとコミュニケーションがとりづらくなり、結果自分を追い込んでしまうことにつながります。

極度に守りに入る、嫌われたくないという気持ちが強い

悪く思われたくない、嫌われたくないという思いが強いと、コミュニケーションそのものをとることを避けてしまいます。自分からはアクションを起こさないで受け身の姿勢になると、周りもだんだんと気を使って関わることを避けられてしまい、孤立してしまうという結果を招いてしまうこともあります。

 

 

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ストレスの回避方法

最悪の事態になる前に、できる限りストレスを回避したいものです。その方法を考えてみましょう。

 

人との関わり方を変える

仕事上、どうしても関わりを避けられない上司や同僚以外で、ストレスを招いている人間関係はないでしょうか。例えば、お昼休憩を無理してお付き合いしている、行きたくない飲み会にしぶしぶ参加しているなど、無理して関わっていることを思い切ってやめてみるのも一つの手段です。とはいえ、嫌われたくないし、どうしても気を使って参加してしまうという人は、いきなり全部を断らず、何かしらの理由をつけて少しずつ身を引いてみる、という形をとってみるのも良いかもしれません。

視点を変えてみる

相手を変えることはなかなか難しいことです。ならば、少しずつ自分の考え方や視点を変えてみてはどうでしょうか。例えば何かミスをした時、そのことによって起こるであろう悪い点について、どうすればフォローできるかを考え、その上で同じミスを繰り返さないよう、ミスを今後の参考として考える。また、嫌な同僚などの言葉に傷ついたときは、それを自分への評価と捉ず、相手なりの一つの意見という見方をするなど、できる限り冷静で前向きな思考にシフトすることが鍵です。

職場や公的機関に相談する

職場によれば、ハラスメントに関する細かい規定を設けているところもあります。上司からのパワハラで悩んでいる場合は、ハラスメント委員会などがある職場もありますので、一度相談してみましょう。また、2015年12月より、職場でのストレスチェックの実施が義務化されています。

そちらについては、こちらの厚生労働省のサイトでご確認いただけます。

厚生労働省ストレスチェック等の職場におけるメンタルヘルス対策・過重労働対策等

こうした制度を大いにに活用して、うつなどの症状になる前に未然に防ぐことも大切です。

仕事をすることの意味を再確認する

そもそも職場には仕事をしに行っています。人間関係も大切ですが、まず、自分はなぜ仕事をするのか、なぜ今の会社を選んで就職したのか、などをあらためて考えてみましょう。そして、前向きになれる目標や夢などを設定し、人間関係はそのための手段とドライに割り切ることで気が楽になるかもしれません。

 

 

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うつになる前に・うつになってしまった時

もし、ストレスが原因で体調不良にまで至ってしまった時、積極的に自分を守る方法をとるべき場合も出てきます。どうしても前向きになれずうつになってしまった、もしくはうつのような症状が出始めた場合の対処法を考えてみましょう。

 

まず医療機関を受診する

仕事や日常生活に支障を来すほど体調が悪化した場合は、心療内科などの医療機関を受診しましょう。心療内科や精神科などは、人によっては受診をためらうかもしれませんが、放置してしまってはさらなる悪化が懸念される場合もあります。最近は完全予約制であるとか、カウンセリングが充実している、看護士などが診察室に常駐せず、ドクターと落ち着いて話ができるなど、安心して受診できる病院やクリニックがほとんどです。自分自身の力では限界を感じたら、医療の力を借りるのも一つの方法です。

休職する

もし、うつと診断されてしまったら、思い切って仕事を休んで休養をとる方が治りが早い場合もあります。とはいえ、ストレスを溜めがちな真面目な人は、そんなことで仕事を休むなんて・・・クビになってしまったらどうしよう・・・と考えるかもしれません。しかし、医師からの診断書があり、正式に申し込めば、ほとんどの会社が休職を認めてくれるでしょう。就業規則などを読み返して、休職できるようなら検討してみるのも良いかもしれません。

転職を考えてみる

うつになってしまった場合、その状態にもよりますが、環境を変えることによって症状が良くなる場合もあります。思い切って転職をして環境を変えたところ、嘘のように体調が良くなったという話もあるようです。人間関係のストレスが原因でうつにまで発展した場合、その原因を取り除いてしまうことで症状がなくなるケースもあります。もしうつの一歩手前、という場合、ガラッと環境を変えてしまうことで、一気に解決するかもしれません。

 

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上手にストレスを解消するには

職場の嫌な人間関係にばかり気が向いていると、たとえ仕事から離れて自分の部屋にいるときでもストレスを感じてしまうものです。退社後の自由な時間や休日の過ごし方などで、ストレスを解消できないか考えてみましょう。

 

趣味をつくり楽しみを見つける

何か自分の興味のあることに没頭してみてはどうでしょう。好きなことには自然と夢中になれるものです。例えば編み物などの手芸は細かい作業で集中力を要しますし、集中していると無心になり雑念が入ってこないものです。また、何かを作り上げた時の達成感や喜びは、おそらくあなたの精神に良い影響をもたらすことでしょう。また、スポーツが好きな人は体を動かすことそのものがストレス解消につながるのではないでしょうか。

職場以外での居場所をつくる

趣味の場を外に広げると、職場以外での仲間ができるかもしれません。仕事と違って楽しみを共有できる仲間がいるということは、自分は一人じゃない、という意識が芽生えると、孤独から解放されます。職場は仕事と割り切り、楽しみを共有できる仲間を別の場所につくることで、ストレスから解放されるかもしれません。

リラクゼーション施設を利用する

マッサージやエステなどを受けることで、リラックスし、身も心も癒されたことはないでしょうか。リフレクソロジーやアロマテラピー、各種ヒーリングなど、リラクゼーション機関を利用してみましょう。日頃はなかなか贅沢に感じて利用をためらいがちですが、癒されることでストレスも軽減されるものです。時には自分をいたわることを優先してみましょう。

 

まとめ

ストレスを感じやすい、人間関係に悩まされているという人は、自分よりも他人を優先させてしまう優しい人が多いのではないでしょうか。時には自分を優先していたわり、もしかすると人に嫌な思いをさせてしまうかもしれませんが、自分を守れるのは自分自身です。少しの勇気と視点を変えることで、ぐっと人間関係のストレスから解放されるかもしれません。