私たちの身の回りにあるたくさんの「もの」。必要と思って購入し、使っているはずなのに、いつの間にかものの中で息苦しくなっていませんか?
家の風通しをよくすることは、ものの循環をよくすること、そして余計なものをためこまないことにつながります。
節約のつもりでついやってしまがちな、「ストック」をなくして、家も心もすっきりしてみませんか?
今回は、家の中で一番ものが集まり、風通しが悪くなりがちなリビングで、実際に私が普段から実践している断捨離方法について詳しくご紹介します。
目次
家に不要なものを持ち込まないために
リビングは外から帰ってきたときに、まず足を踏み入れる場所。そのために色々なものが集まりやすい場所ともいえます。
私はまず、家に入って玄関ですべてを仕分けします。簡単な方法なので、家族にも協力してもらっています。
すぐいるもの、あとでいるものに分ける
学校のプリント、ポストに入っていた手紙、バッグ、買ってきたものなど。それをまずリビングに入る前に仕分けします。
上着やバッグは、すぐには使いませんよね。これは家に帰ってすぐ、それぞれの自分の部屋に持って行きます。
私は財布は玄関に置いています。シューズボックスの一角に財布を入れたバッグをしまう場所があり、買い物のときはそれを持って行くだけにしているのです。
ここには家族が持って出る鍵や、ティッシュやハンカチもあります。
すぐに見てもらわなければならないプリント類と手紙は、リビングの隅にある、私の作業机の上に置いてもらいます。
すぐ処理ができるものはそこで、日程などが決まっているものは、スマホのスケジュール帳にメモをして、プリントはファイルにしまいます。
部屋から持ち込んだものは自分で持って帰る
我が家では、勉強も読書も、基本的にはリビングです。
テレビはリビングだけですが、パソコンは各自のものが部屋にありますから、宿題を部屋ですることもあれば、リビングでしていることもあります。
そういったときに勉強道具を広げて、そのまま…というのは、見た目にもざわざわ落ち着きません。
食事のときに「ちょっとだけ」と片隅につむと、ものはものを呼ぶのか、気がつけばあふれています。
そんなわけで、リビングには「リビングにもとからあるもの」以外は置かないルールにしました。
買ってきたものも、リビングに置きっぱなしにはしません。
それぞれの居場所がありますから、そこにしまうまでがルールです。
ものの居場所をつくる
リビングにはものが集まるだけでなく、「行き場のないもの」も「ちょっとだけ」「あとで」と言い訳をしてたまってしまいます。
ものが多いと、戻るべき場所がなくなってしまうのです。だからこそ、ここで断捨離が必要となるのです。
リビングにものをためこまないために、思い切ってやるべきポイントをご紹介します。
収納用の何かを置かない
ためこんでしまうのは、そこに「入れる場所」があるからです。
引き出しや戸棚、本棚、ボックス。リビングで片付けるときに「とりあえずここに入れておこう」としまうと、まず100発100中忘れます。私はそうでした。
かといって今度は忘れないように、と積み上げると下の方を取るのが面倒になり、「あれどこにしまった?」と探し回ることに。
そんなこともあって、リビングから本棚と戸棚(引き出しがたくさんついているもの)を断捨離しました。
リビングにあるのは、ダイニングテーブルと私の作業机、テレビ台だけです。
作業机もパソコンとファイルボックスがひとつだけ(プリンターが必要なときには家族のを借ります)。
ファイルボックスは、さらにいくつかのクリアファイルが入っています。ここからあふれたものは、処分と決めています。
「すぐに必要なもの」「1週間、1ヶ月以内に処理するもの」「1年は保存しておくもの」だけなので、探すこともありません。
収納用の何かを買う、無駄遣いがこれでなくなったのも、大きな節約だったと思います。
リビングは寝る前にざっと片付ける
もちろんルールはありますが、毎日心がけているのは、「寝る前にリビングはリセットする」ことです。
ばたばたしていて、片付けきれなかったり、それこそ「あとで」でちょっと置きしてしまうこともあります。
そこはあまり目くじらをたてず、「寝る前には片付けようね」と声を掛け合います。私が片付けてもいいのですが、それでは意味がありません。
「自分のものは自分で」を心がけることで、お互いに気持ちよく、そして家の中も風通し良くなっていくはずです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
家族みんながすごす場所だからこそ、ついついものが集まってしまうリビング。ゲームをするとソフトや攻略本が集まり、本を読んでいると続きが積み上がったり…とものはどんどん集まってきてしまいます。
でも本にもゲームにも、服にも全部帰る場所があれば、リビングに置きっぱなしにする必要がなくなります。もちろんしまう場所のないものは、思い切って捨てることも必要です。
でも家族全員にそれをお願いするのは難しいもの。できる場所から少しずつ、断捨離を始めて見ませんか。