新生活と同時に憧れのひとり暮らしをスタート!
という方も多いのではないでしょうか?
特に社会人になってからのひとり暮らしは、自分の収入で生活するので一気に自立した気持ちになります。
しかし、気になるのはそこにかかる生活費。
みんな何にいくらかけているんだろう…と気になりますよね。
そこで今回はひとり暮らしにかかる生活費の理想のバランスを大調査!
ひとり暮らしスタートからつまづかないように、お金のやりくりをマスターしましょう!
目次
節約のポイントは金額ではなく割合!
家賃にいくらかければ、食費にいくらかければ、と考えていませんか?
もちろんその考えも大切ですが、もっと大切なことは収入に対する割合の意識。
首都圏にいるのか地方にいるのかで収入にも差が生まれます。
物価の高い首都圏では家賃が高いけど時給も高め。
物価の低い地方では家賃は低いけど時給も低め。
など、地域によって基準額は異なるもの。
だからこそ大切なのは、「収入の何割を何の支出に充てるのか」という考え。
そのため、まずは自身の月収がいくらか把握することから始めましょう。
ひとり暮らしの理想の家計割合は?
単身世帯は収入のほとんどを自分の意思で使い分けることが可能です。
そのため、ちょっと油断するとあっという間に使いすぎて赤字になってしまう…ということも。
そうならないためにも、理想的な家計の割合を念頭に置きながら支出を考えましょう。
項目 | 割合 | 月収20万円(手取り)の場合 |
食費 | 18% | 36,000円 |
住居費 | 28% | 56,000円 |
水道光熱費 | 6% | 12,000円 |
通信費 | 6% | 12,000円 |
保険料 | 4% | 8,000円 |
趣味・娯楽費 | 4% | 8,000円 |
被服費 | 3% | 6,000円 |
交際費 | 5% | 10,000円 |
日用雑貨 | 3% | 6,000円 |
その他 | 6% | 12,000円 |
貯蓄 | 17% | 34,000円 |
(参考:アクサダイレクト生命)
ご自身の支出と比較してみるといかがでしょうか?
おそらく、突出して節約できている部分や支出が異常に多い部分などが見えてくるのではないでしょうか。
理想と現実のギャップを見えるようにすることで、バランスの取れた家計のやりくりができるようになります。
家計簿でバランスチェックを!
自分の家計がどのレベルなのかを知るためには、まず目に見える状態にすることが大切です。
そのために一番効果的なのは家計簿をつけること。
自分が何にどれくらいお金を使っているのかを把握することから始めましょう。
ただ、なかなか家計簿は続かない…という方も多いと思います。
そんな方にはこのような方法はいかがでしょうか?
1.レシートを週に1回整理する
個人的に非常にやりやすい方法がこちら。
私自身こまめに記録に残すのは苦手です。
そんな私が家計チェックで最初に始めたのがこのレシートチェック。
方法は簡単。
1.買い物のレシートをとっておき、週に1回まとめてノートに貼り付ける
2.買ったものを品目ごとにマーカーで色分けする
3.1か月の最後に色ごとに合計額を出してノートにまとめて書き出す
毎日数字を書き出すのは大変ですが、レシートであれば貼るだけなので手間がかかりません。
さらに色分けさえしておけば、まとめるのは月に1回だけでOKというのもお手軽。
簡単にできて円単位での管理もできるので非常におすすめです。
2.家計簿アプリを活用する
スマホの家計簿アプリも非常に有効的。
ノート型の家計簿は家に帰ってまとめて書かなければいけませんが、アプリであれば買い物をしたその場ですぐ入力が可能です。
中にはレシートを読み込めば品目が自動で表示されるアプリもあります。
ポイントが貯まったりミニゲームがついているものであれば、入力するのも楽しくなりますよね。
コンビニでちょっとした買い物をしたり自販機などレシートが出ない買い物を頻繁にする方にもおすすめの方法です。
3.ざっくりと記録する
家計簿が続かない大きな理由の一つに「きちんと残さないといけない」という強迫観念にも似た考え方があります。
円単位で正確に残さなければいけない。
1回も書き忘れてはいけない。
几帳面な方ほど、ちょっと記録が残せないともうそこでダメになってしまうこともあります。
そうならないために、最初から「ざっくりした金額」で記録を残してみてはいかがでしょうか?
円単位ではなく10円、100円単位で記入する。
書き忘れた項目があったら、後日追記してもOKにする。
少し緩いルールを作ることで長く続けられるようになります。
3か月は記録を続けよう
基本的に月単位で管理する家計。
1か月分のデータで判断しても良いですが、より正確に判断するためにも3か月は記録を残すようにしましょう。
1か月だけだと、たまたまその月だけ出費が偏っていたり、時期的に外食や交際費がかさんでしまったりするもの。
平均的に自分の家計を判断するには3か月分はデータがあった方が良いです。
継続すればするほど自分の家計の傾向も見えてきます。
節約は割合が大きいところから
節約をするためにこまめに電気を消したり水を節約したりしますよね。
もちろんそれも大切ですが、支出に対しての割合がそこまで大きくないため、節約の効果も感じにくいもの。
節約効果を求めるのであれば、支出の割合が大きいところから見直しましょう。
特に食費は支出の中で占める割合が大きく、ちょっとしたことで支出が増えてしまう項目でもあります。
1週間・1日単位で予算を決めておくなどして、支出が増えないように意識しましょう。
また、これから部屋を探すのであれば住居費も押さえるポイントになります。
単純に家賃だけでなく、車があれば駐車場代、町内会費や共益費もかかるので、そのような費用も含めた毎月の支出を考えるようにしましょう。
貯蓄も家計に組み入れて
一番大切なことは貯蓄の割合も決めて家計に組み込むこと。
余裕ができたときに残そう、残った分を貯めればいい、では計画的に貯めることができません。
もしもの時のためにある程度のお金は手元に用意しておきたいもの。
そのためにも、家計の支出の中に貯蓄も組み入れましょう。
貯蓄も支出の一部と捉えてしまえば貯める力も増します。
強制力を持たせるなら定期預金や財形貯蓄を活用するのもひとつの手です。
強制的に貯める仕組みを作れば、預貯金が苦手な人でもお金を貯めやすくなります。
まとめ
いかがでしたか?
「ひとり暮らしはお金がかかる」と言われますが、バランスを考えて家計のやりくりを行えば貯蓄もきちんとできます。
特に独身時代は貯蓄が一番できる時期。
自由が利く時期だからこそ、理想的な家計のやりくりを行い、今の生活も将来への貯蓄も安心できるようにしましょう。