あなたはCivic(CVC)という仮想通貨を知っていますか?
Civicは、ブロックチェーン上に暗号化した個人情報を書き込むことで、本人認証を容易に行えるプラットフォームで用いられる仮想通貨です。
ここでいう本人認証とは、ウェブサイトのログインやアプリのパスコードなどが該当します。
ウェブサイトのログインというと、サイトによって必要な文字数や記号が違ったりなどして面倒ですよね。
しかし、Civicではブロックチェーン技術を活用することで本人認証をスマートに行うことができます。
いったいどのような通貨なのでしょうか、今回はCivicについて詳しく解説していきます!
目次
仮想通貨のCivicとは?
先ほども解説したとおり、Civicはブロックチェーン上に暗号化した個人情報を書き込むことで、本人認証を容易に行えるプラットフォームで用いられる仮想通貨です。
2017年6月にローンチされ、いま注目を集める通貨となっています。
具体的な特徴などは後ほど解説するので、まずは基本情報について確認していきましょう!
通貨名 | Civic |
通貨単位 | CVC |
時価総額 | 約54億円 |
発行上限 | 10億枚 |
ホワイトペーパー | https://tokensale.civic.com/CivicTokenSaleWhitePaper.pdf |
公式サイト | https://www.civic.com/ |
公式Twitter | https://twitter.com/civickey |
時価総額ランキングでは現在112位(2018年11月現在)に位置しています。
また、取引価格は1CVC=15円(2018年11月現在)で取引されています。
2018年1月に一時1CVC=100円前後の値を付けていましたが、その後は10円前後で安定しています。
Civicの特徴
Civicの基本情報が分かったところで、次に特徴について確認していきましょう。
本人認証の簡易化
Civic最大の特徴といえるのが、本人認証の簡易化を可能にするシステムです。
現状ではウェブサイト別にIDやパスワードを設定する必要があるため、多くのユーザーにとってログインというのは決して快適ではない作業となっています。
Civicではこのような事態を解決するため、Civic内に独自のプラットフォームを設けています。
そのプラットフォームというのが、Secure Identity Platform(セキュア・アイデンティティ・プラットフォーム)と呼ばれるものです。
Secure Identity Platformを利用すれば、たくさんあるウェブサイトのログインを一括管理することが可能です。
と思う方が多いと思うので、次項にて詳しく解説しますね。
Secure Identity Platform(セキュア・アイデンティティ・プラットフォーム)
一括でログインを可能とするのが、Secure Identity Platform(セキュア・アイデンティティ・プラットフォーム)というCivic独自のプラットフォームです。
使い方としては、登録したウェブサイトのアカウントをCivicのアプリ上にあるSecure Identity Platformに登録することで一元管理することが可能となります。
Civicウェブサイト上では、Facebookのログインサービスに似たようなシステムと書かれています。
しかし、Civicで一元管理するということはその分個人情報の流出などセキュリティ面が気になる方も多いでしょう。
セキュリティ面の脆弱性を補う機能として、Secure Private Signup(SPI/セキュア・プライベート・サインアップ)とSecure Private Login(SPL/セキュア・プライベート・ログイン)という機能があります。
Secure Private Signupという機能は、ユーザーのネームとパスワードを保管するプラットフォームとなります。
このプラットフォームを利用することで、従来のようなID・パスワード入力を基本としたログインの必要が無くなります。
次に、Secure Private LoginはSecure Private Signupに登録されているユーザーデータを、データ入力なしでログインすることを可能にする機能となっています。
Secure Priate Loginを利用することで、従来のようにログインの際にパスワードを入力する必要がなくなりセキュリティ面の向上も図られています。
個人情報流出の際にサポートを実施
Civicでは、万が一Civic経由で個人情報が流出するなどした際に最大100万ドル(約1億円)まで費用のサポートを受けることが可能となっています。
例えば、個人情報が流出した際に発生した損失の補償や、裁判を起こす場合の弁護士を雇う費用などがこれに含まれます。
100万ドルものサポートがあるのは、なかなか前例もないためCivic側の自信が伺えるともいえますね。
Civicの将来性
Civicの特徴が分かったところで、次に将来性について確認していきましょう。
今後は暗号化された生体認証システムを実施
現状Civicは、先ほど紹介した独自のプラットフォームでユーザーの本人認証を行っています。
このシステムでも従来の認証と比べて簡易的かつセキュリティ性も高いですが、最終的には生体認証システムの導入を目指しています。
さらに、その際に必要とされる個人情報はすべて暗号化されるため非中央集権型による管理が可能となります。
これにより、理論的には個人情報の流出は必ず発生しないようになるということですね。
既にサービスをリリース済み
仮想通貨によるICO案件というと、ロードマップが発表されているもののサービスは実施されていないというケースがよくありますよね。
一方で、Civicは既にアプリサービスをリリース済みであるためそのような心配は必要ありません。
Civic(iOSバージョン)
Civic(Androidバージョン)
今後さらにアップデートされていく予定なので、気になる方はぜひインストールしてみてはいかがでしょうか。
Civicの取引所
国内取引所でCivicは取り扱われていません。
Civicを取引したい場合は、海外の取引所を利用する必要があります。
主にこれらの取引所で取引が可能となっています。
取引所 | 国 | 手数料(Maker/Taker) | 取り扱いコイン数 |
Bittrex | アメリカ | 0.25% | 約200種類 |
Binance | 中国 | 0.1% | 140種類以上 |
Huobi | 香港 | 0.2% | 100種類以上 |
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Civicの買い方
Civicがどこで買えるの分かったところで、次に買い方を確認しましょう。
Civicを取り扱っている海外の取引所に登録
Civicは国内の取引所では扱われていないため、海外の取引所(Binanceなど)で購入する必要があります。
日本の取引所ではビットコインやイーサリアムなど主要なアルトコインしか購入できないためですね。
国内の取引所に登録してビットコインなどを購入
海外の取引所に登録が完了したら、次に国内の取引所に登録する必要があります。
海外の取引所では日本円が使えないため、ビットコイン(イーサリアムなども可)を使い取引する必要があるためです。
そのためbitbankやzaifに登録してビットコインを購入しましょう。
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国内の取引所からビットコインを海外の取引所に送金
国内の取引所で購入したビットコインを海外の取引所に送金します。
送金が完了すれば、Civicを購入することが可能となります!
おわりに
今回は仮想通貨のCivicについて詳しく解説しました。
本人認証が簡易的に、そして今まで以上に高いセキュリティ性を誇るCivic。
時価総額100以内の通貨で、同じような機能を持ったものは見当たらないだけにオリジナリティ性も優れています。
最後に、もう一度特徴について確認しましょう。
- 本人認証の簡易化
- Secure Identity Platform(セキュア・アイデンティティ・プラットフォーム)
- 盗難サポートを実施
以上となっています!
今後どのような動きを見せるのか注目して見守っていきましょう。