皆さんはNOAH(ノア)コインという仮想通貨を知っていますか?
最近、仮想通貨界隈では少し話題になったコインです。このコインは最近あらゆる取引所で次々に上場し、人口に膾炙するようになったようです。
一体どのようなコインなのでしょうか?
そこで今回はNOAH(ノア)コインについて紹介していきます。
目次
NOAH(ノア)コインとは?
ノアコインとはフィリピンのノア財団が運営している仮想通貨です。
このコインは今目覚ましい発展を遂げているフィリピン経済に着目して作られました。
フィリピンってどんな国?
ここでフィリピンについて少し紹介しておきます。
首都 | マニラ |
国土面積 | 299,404㎢(7,109の島々からなる) |
人口 | 約1億98万人 |
公用語 | 英語、タガログ語 |
宗教 | 主にキリスト教(カトリックが多い)、イスラム教 |
公式サイトによると、フィリピンは「世界193か国で今後35年間の間に最も経済成長を果たすると言われている国」とのこと。
人口は日本とほとんど同じですが、高齢化社会である日本の平均年齢が45歳であるのに対し、フィリピンは23歳です。
またフィリピンはアジアで唯一の英語を話す国で、アメリカ・イギリスについで世界で三番目に英語話者が多い国のようです。
とはいっても発展途中にある国なので人口の増加は目覚ましく、このような人口の増加もフィリピンの経済発展を支えているようです。
フィリピンが抱える問題
発展途上にあるフィリピンには様々な問題が混在しています。
そのなかでもNOAH(ノア)コインが着目しているのはOFW(Overseas Filipino Workers)、海外に出稼ぎに出ているフィリピン人、の問題です。
もちろん、国内で稼ぐげることが一番良いのですが、途上国ではなかなかそうはいきません。国民の10人い1人が海外に出稼ぎに来ています。
このOFW問題でも一番の難点が、送金手数料です。公式サイトによると送金手数料はなんと年間3,500億円に上るのだとか!
NOAH(ノア)コインにはこの難点の解決策になってほしいですね!
以下、NOAH(ノア)コインの概要を簡単にまとめておきます。
仮想通貨名(通貨単位) | Noah Coin(NOAH) |
公開日 | 2017年10月20日 |
時価総額 | 24,055,774ドル |
総発行枚数 | 2,160億枚 |
公式サイト | https://noahcoin.co/lp?parameter=65c854f383ac41ab6189316836e0a84c#section6 |
ノアコインの特徴
さてここではNOAH(ノア)コインの特徴について解説していきます。
以下、NOAH(ノア)コインの特徴です。
- POS配当が高い
- スピーディーな決済
- 手数料がほぼゼロ
- 無駄なマイニングなしで節電
- 社会貢献
それぞれの特徴について具体的に見ていきましょう!
POS配当が高い
POSとは簡単に言うとマイニングの仕方です。
ノアコインの総発行枚数2,160億枚のうち5分の4、つまり1,728億枚がPOS配当(マイニングに対する配当)にあてがわれます。
配当率は毎年0,86倍で指数関数的に減少していくようです。
つまり早くからノアコインのマイニングに参入していればより多くの利益を獲得することができるということですね。
スピーディーな決済
ノアコインは決済スピードにこだわっており、ストレスフリーで買いものを楽しむことができるようです♪
手数料がほぼゼロ
海外送金の問題を解決するために作られたコインだけあって、元来国際送金には10~12%かかる送金手数料がほとんどかからないのだとか。
これはうれしいですね!
無駄なマイニングなしで節電
無駄なマイニングは行わないため、無駄な電力を食うことはありません。したがって節電にもつながっています。
社会貢献
ノアコインはフィリピン国内の労働問題を解決するために、ノアリゾートとノアシティという街づくりを計画しています。
国内労働者を増やすためには、国内での働き口を増やすことが重要になってくるのでこのような計画をしているのでしょう。
ノアシティ内ではノアコインを基軸通貨とし、シティ内に建設予定であるアミューズメント施設やショッピングモール、ホテル、カジノなどすべての施設でノアコイン決済をすることができるようになる予定とのことです。
NOAH(ノア)コインの将来性
ではノアコインの将来性について考えていきましょう。
ノアコインの将来性を語る上で欠かせないのが、<ノアコイン返金>騒動ですね。
この事件はいったいどのようなものだったのでしょうか?以下で詳しく確認していきましょう。
ノアコイン返金?!
これは2017年5月14日にフィリピン中央銀行から出された声明によって問題となりました。
その声明によると、「フィリピン国家政府をも巻き込んだ一大プロジェクトのように謡われているノアコインですが、国家プロジェクトではありません」とのこと。
実はノアコインは発売当初、国家プロジェクトの一部ともとれる言い回しで販売されており、フィリピン中央銀行やフィリピン航空からも認可されている仮想通貨という認識が一般的になっていました。
しかし実際はどの会社も認可しておらず、国家プロジェクトでもなかった、という事実がフィリピン中央銀行によって公表されました。
この事件の引き金を引いてしまったとされている泉忠司氏は、「嘘をつくつもりはなかった」というような回答をしており、「ノアプロジェクトがフィリピン政府公認の国家プロジェクト」というように独り歩きし始めた、と。
フィリピン航空の件に関しても「フィリピン航空の要職についている方とミーティングを重ねてきたが折り合いはつけられなかった。でも好感触であったためフィリピン航空が応援してくれているものだと思った」と述べています。
また一部の販促サイトには「必ず上がる」などの文言とともにノアコインが売られていたということです。
これらの「嘘」が冒頭で示したフィリピン中央銀行の声明によって明るみに出ることとなり、「ノアコイン返金」騒動へと発展していったようです。
2018年10月現在はノアコインの公式サイトも一新されており、この騒動も一件落着といった感じが見受けられました。
NOAH(ノア)コインの最新のチャート
さて気を取り直してここからはノアコインの最新のチャートをチェックしていきましょう。
2018年10月31日の今日、1ノアコインは0,00000012ビットコインで取引されています。
時価総額ランキングでは191位とまだまだだいぶ低い位置にある草コインであるといえそうですね。
過去60日間の変動を見てみても64%ダウンと下がり続けています。
NOAH(ノア)コイン取引所
では最後にノアコインを取り扱っている取引所を紹介します。
- AXNET
- HitBTC
- BITBOX
- YoBit
- Mercatox
- BTCAlpha
- Livecoin
- DDEX
- wazirx
- Soda Coin & Coinsoda Exchange
- CoinDCX
- Fcoin
- ChainEx
これらの取引所ではノアコインを売買することができます。FcoinやChainExにはつい最近(2018年10月下旬)上場したばかりです。
NOAH(ノア)コインの買い方
ノアコインがどこで買えるの分かったところで、次に買い方を確認しましょう。
NOAH(ノア)コインを取り扱っている海外の取引所に登録
NOAHは国内の取引所では扱われていないため、海外の取引所(HitBTCなど)で購入する必要があります。
何故かというと、日本の取引所ではビットコインやイーサリアムなど主要なアルトコインしか購入できないためです。
国内の取引所に登録してビットコインなどを購入
海外の取引所に登録が完了したら、次に国内の取引所に登録する必要があります。
海外の取引所では日本円が使えないため、ビットコイン(イーサリアムなども可)を使い取引する必要があるためです。
そのためbitbankやzaifに登録してビットコインを購入しましょう。
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国内の取引所からビットコインを海外の取引所に送金
国内の取引所で購入したビットコインを海外の取引所に送金します。
送金が完了すれば、NOAHを購入することが可能となります!
最後に
今回は最近人気のアルトコインであるノアコインについて紹介していきました。ではここで簡単にまとめます。
- フィリピンの経済発展に着目したコイン
- 一年ほど前に返金騒動があった
- 現在の価格は下落気味であるが最近上場しているため、話題性はある
きちんと押さえておきましょう♪