Zilliqa(ジリカ)とは?特徴や時価総額、取引所などを徹底解説!

こんにちは、fincle専属ライターのケントです!

皆さんは、Zilliqa(ジリカ)という仮想通貨をご存知でしょうか?(略称=ZIL)

Zilliqaは2018年に上場したばかりの仮想通貨で、中国最大の取引所であるBinance(バイナンス)の上場投票で第1位を獲得した仮想通貨でもあります。

今回はZilliqaについて詳しく解説していきます!

Zilliqa(ジリカ)という名前の響きがとてもインドっぽい気がするのは僕だけでしょうか…。

 

Zilliqa(ジリカ)とは?

先ほどインドっぽいと書きましたが、Zilliqaはインドではなくシンガポール国立大学の研究者によって開発された仮想通貨です。

注目度も高く、時価総額ランキングでは第26位にランクインしています!

Zilliqaは「スケーラビリティ問題」を解決するために開発されました。

スケーラビリティ問題って何だ?

このように思う方も多いと思いますので、詳しく解説していきます!

 

スケーラビリティ問題とは?

スケーラビリティ問題とは、簡単に言うと「仮想通貨の送金速度が遅くなる問題」を指します。

例えばビットコインは、すべての取引をブロックチェーン上に保存します。

ブロックチェーン上に保存することで、誰と誰がやり取りをしたかが明確になり安全性が保障されるのです。

どこよりもわかりやすくビットコインを説明!ブロックチェーンやP2Pなどの仕組みをご紹介!

↑ビットコインやブロックチェーンって何?という方はコチラの記事をご覧ください。

しかしビットコインはブロックチェーン上に保存できる容量が1MBととても小さく、取引処理にとても時間がかかってしまいます。

現在のビットコインはあくまで投機目的が殆どですが、本来はビットコインを使って決済や海外送金をすることが目的なので処理速度が遅いのは死活問題です。

例えばクレジットカードの処理速度は4000~6000件/秒なのに対し、ビットコインは7件/秒ということから処理速度の遅さがよく分かると思います。

お店のクレジット決済もある程度の時間が掛かることを考えると、ビットコインを使った場合にかかる時間は計り知れません…。

このような問題が、スケーラビリティ問題といわれ仮想通貨の今後を左右する問題となっているのです。

 

Zilliqaの特徴

なぜZilliqaが作られたのか分かったところで、今度はどのような特徴があるのか確認していきましょう!

Zilliqaは、一言で言えばシンプルな通貨です。

しかし、シンプルでありながら従来の仮想通貨とは違った高性能な機能を兼ね備えています。

シンプルだけど高性能な通貨、一体どんな通貨なのでしょうか?

 

圧倒的速さを誇る送金スピード

先ほども書いた通り、Zilliqaはスケーラビリティ問題を解決するために開発されました。

なので、Zilliqaはとにかく送金のスピードが速いのです!

一体どれぐらい送金スピードが速いのでしょうか?

最終的にZilliqaは、クレジットカード並みの処理速度(4000~6000件/秒)を目指しています!

もしこれが実現すれば、クレジットカードの代わりに仮想通貨で決済するというのが当たり前になるでしょう。

Zilliqaは処理速度を計測するテストを何度か行っており、現時点(2018年6月)で既に約2500件/秒を記録しています。

テスト段階でこれほどのスピード…恐るべしです!

 

シャーディングによって圧倒的速さを実現

速いのは分かったけど、何でそんなに速くできるの?

このような疑問が浮かぶ人が多いと思いますが、この速さを実現しているのがシャーディングという技術です。

シャード(Shard)は英語で「破片」という意味になります。

ビットコインなど主要コインは、取引を処理する際に総当たりで一斉に処理を開始します。

総当たりで行うので、効率が悪く結果的に送金スピードが遅くなってしまうのです。

一方、シャーディングを利用すると取引を複数のグループに分けて行うことができます。

分担して処理することで、ブロックチェーンに負担をかけずに済み処理速度を大幅に向上することができるのです。

 

データフロースマートコントラクト

時価総額ランキング第2位のイーサリアム(ETH)が支持を集める理由の一つが「スマートコントラクト」の搭載です。

イーサリアム(Ethereum:ETH)とは?特徴や仕組みなど徹底解説!

↑イーサリアムやスマートコントラクトについて詳しく知りたい方はコチラ!

Zilliqaは、このスマートコントラクトを更に進化させた「データフロースマートコントラクト」を搭載しています。

この機能が搭載されることにより、先ほど紹介したシャーディングが可能となるのです。

データフロースマートコントラクトって具体的にどんなもの?

Zilliqaはデータフロースマートコントラクトを実現させるために、独自のプログラミング言語を採用しています。

この言語のおかげで、取引を複数のグループに分けて実行することができるのです。

 

Zilliqaの将来性

Zilliqaの特徴が分かったところで、今度は将来性について考えていきましょう。

Zilliqaは従来の仮想通貨と違った特徴を持っているものの、仮想通貨自体はとてもシンプルなものです。

ビットコインやイーサリアムの進化形コインと考えて差し支えないないでしょう。

だからこそ、世界中のさまざまな場所で利用されることが十分考えられます。

今後仮想通貨の利用者数が間違いなく増加するので、取引の処理速度はますます向上を求められます。

そのような状況で、圧倒的なスピードを誇るZilliqaはとても将来性のある通貨といえるでしょう。

さらに先ほど書いた通り、Zilliqaはクレジットカードに匹敵する処理速度です。

近い将来、クレジットカードの代わりにZilliqaで決済をする日が訪れるかもしれません。

 

Zilliqa取り扱い取引所

国内取引所ではZilliqaは取り扱われていません。

Zilliqaを取引したい場合は、海外の取引所を利用する必要があります。

取引所手数料(Maker/Taker)取り扱いコイン数
 Binance(バイナンス) 中国 0.1% 111種類
 Huobi(フオビ) 中国 0.2% 100種類以上
 Upbit(アップビット) 韓国 0.2% 124種類

Zilliqaを取引する際には中国最大の仮想通貨取引所であるBinanceがオススメです!

BINANCE(バイナンス)の登録方法から入金、取引方法をわかりやすく図で解説!

↑Binanceの登録方法や入金方法などを知りたいと思った方はコチラの記事をご覧ください

 

Zilliqaの買い方

Zilliqaは国内取引所で買うことができません。

では一体どのように購入すればいいのでしょうか?

簡単に手順をまとめました!

  1. 国内の取引所に登録する。
  2. 取引所でビットコインを購入。
  3. Zilliqaを取り扱っている海外の取引所に登録する。
  4. 国内の取引所からビットコインを海外の取引所に送金。
  5. Zilliqaを購入。

このような手順でZilliqaを購入することができます。

Zilliqaに限らず、国内で取り扱われていない仮想通貨は原則的にドルまたはビットコインを利用して取引を行うことになります。

 

Zilliqaのチャート

Zilliqaの価格は1ZIL=6.87円となっています。(2018年6月27日現在)

一時22円台を付けていた時期から大きく下落しているので、今が購入のチャンスともいえるでしょう。

今後他の取引所への上場などがあれば、一気に価格が跳ね上がるかもしれません。

とても有益性のある通貨だけに、再び価格が上昇する可能性は十分考えられます!

 

おわりに

今回はZilliqaについて解説しました。

シンプルな機能を備えた通貨でありながらも、処理速度の向上を目指しているとても有益性の高い通貨です。

処理速度のテストも順調に良い結果を記録しているだけに、今後さらに通貨としての価値も上昇する可能性があります。

Zilliqaの動向を今後も注意して見守っていきましょう!