あなたはTrueUSD(TUSD)という仮想通貨を知っていますか?
TrueUSDは米ドルと同等の価値を持つ*ペッグ通貨、つまり1USD=1TUSDと価格変動をする仮想通貨となっています。
*ペッグ通貨とは?仮想通貨用語集―仮想通貨でよく聞くブロックチェーンって?PoA?簡単に解説します!
ブロックチェーンとスマートコントラクトを利用することにより、銀行などが不正に介入することなども防ぐことが可能です。
ペッグ通貨というと仮想通貨のTether(テザー)が有名ですが、TrueUSDはTetherで懸念されている問題点を補ったペッグ通貨となります。
いったいどのような通貨なのでしょうか。
今回はTrueUSDについて詳しく解説していきます!
目次
TrueUSD(TUSD)とは?
先ほども解説したとおり、TrueUSDは米ドルと同等の価値を持つペッグ通貨、つまり1USD=1TUSDと価格変動をする仮想通貨となっています。(完全に連動するわけではない)
TUSDを利用したい人は、まず欲しい額と同等の米ドルを信託銀行に預ける必要があります。(100TUSDが欲しければ100USD)
すると、運営側から預かった米ドル分だけのTUSDを発行することができます。
その後、利用者がTUSDを売却すると同等の米ドルが利用者に返却されTUSDは消滅するようになっています。
このように、預けられた米ドルと同価値のTUSDしか発行されないことから同等の価値を保つことができるということですね。
ペッグ通貨の仕組みが分かったところで、次に基本情報について確認していきましょう。
通貨名 | TrueUSD |
通貨単位 | TUSD |
時価総額 | 約197億円 |
発行上限 | 1億7400枚 |
ホワイトペーパー | https://www.youtube.com/watch?time_continue=2&v=ZjSW-d_VXpc |
公式サイト | https://www.trusttoken.com/trueusd/ |
公式Twitter | https://twitter.com/TrustToken |
※ホワイトペーパーが存在しないため性能について紹介している動画を掲載します
時価総額ランキングでは現在50位(2018年11月現在)に位置しています。
また、取引価格は1TUSD=114円(2018年11月現在)で取引されています。
米ドルとのペッグ通貨であるため、基本的に価格は米ドルと同じ推移で変動します。
TrueUSDの特徴
TrueUSDの基本情報が分かったところで、次に特徴について確認していきましょう.
米ドルと連携したペッグ通貨
先ほどから解説しているとおり、TrueUSDは米ドルと連動したペッグ通貨です。
価格が米ドルと完全に連動しているわけではないですが、基本的には1TUSD=1USDとなるように固定されています。
これが仮想通貨の投資において何を意味するかあなたは分かりますか?
ずばり、TrueUSDの価格が他の仮想通貨のように急激に上がる可能性はないということです。
そのため、なるべく低いリスクで仮想通貨を運用したいという人にとってTrueUSDは適した通貨といえるでしょう。
複数の信託会社による価格保証
同じように米ドルをペッグしている仮想通貨に、Tether(テザー)というものがあります。
しかし、TrueUSDとTetherには大きな違いあります。
それは、Tetherが一社によって開発されているのに対しTrueUSDは複数の信託会社によって開発されているという点です。
複数の企業によって開発されているとどのようなメリットがあるのでしょうか。
一社で開発されているTetherの場合は、万が一運営会社が経営破綻などした場合にはその時点で通貨の価値も消滅します。
一方、TrueUSDは複数の企業によって管理されているので仮に一社が破綻したとしても残りの企業により運営が引き継がれるため通貨の価値がそのまま継続される形となります。
法定通貨へ交換する手間が省ける
そもそも、米ドルという法定通貨があるのになぜTrueUSDは存在する必要があるのでしょうか。
TrueUSDは、ビットコインやアルトコインを一時的に法定通貨へ交換したいと考える際に重宝されます。
例えばビットコインやアルトコインを保有している際に、通貨が一時的に大暴落する兆候があった場合あなたはどうしますか。
多くの方が、保有している通貨を法定通貨へ一旦戻そうと考えるのではないでしょうか。
しかし、例えば海外の取引所に通貨を預けている場合には現状「海外の取引所→国内の取引所→自身の銀行口座」と二回取引所を経由する必要があります。
その際には無駄に手数料も掛かってしまう上に、いちいち手間がかかってしまいますよね。
そこで、日本円へ戻す代わりに法定通貨とペッグしているTrueUSDへ一時的に交換することで無駄な手間を掛けずに通貨を交換することが可能となります。
TrueUSDの将来性
TrueUSDの特徴が分かったところで、次に将来性について確認していきましょう。
高い安全性
TrueUSDに限らず、仮想通貨に投資する際多くの人が気になるのが通貨の安全性ではないでしょうか。
特に、TrueUSDの場合は米ドルとのペッグ通貨であるため安全性がより担保されていなければなりません。
実際に先ほど紹介したTetherでは、Tether疑惑という問題が発生したことがありました。
TrueUSDでは、Tetherとは違い複数の信託銀行によって運営されているという利点があります。
また、口座の出入金額のチェックが会計士によって毎日実施されるなどして高い透明性を確保しています。
このような安全性の高さは、同様の機能を持つTetherと比べてペッグ通貨としての可能性を大きく予感させてくれますね。
投資対象とはなり得ない
先ほども解説したとおり、TrueUSDはあくまでペッグ通貨なため投資対象としてはなり得ません。
仮想通貨投資の醍醐味である、一夜にして億万長者というようなボラティリティ性は期待しないようにしましょう。
TrueUSDの取引所
国内取引所でTrueUSDは取り扱われていません。
TrueUSDを取引したい場合は、海外の取引所を利用する必要があります。
主にこれらの取引所で取引が可能となっています。
取引所 | 国 | 手数料(Maker/Taker) | 取り扱いコイン数 |
OKEx | 香港 | 0.02%~0.2% | 100種類以上 |
Binance | 中国 | 0.1% | 140種類以上 |
Digifinex | シンガポール | 0.2% | 135種類 |
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TrueUSDの買い方
TrueUSDがどこで買えるの分かったところで、次に買い方を確認しましょう。
TrueUSDを取り扱っている海外の取引所に登録
TrueUSDは国内の取引所では扱われていないため、海外の取引所(Binanceなど)で購入する必要があります。
日本の取引所ではビットコインやイーサリアムなど主要なアルトコインしか購入できないためですね。
国内の取引所に登録してビットコインなどを購入
海外の取引所に登録が完了したら、次に国内の取引所に登録する必要があります。
海外の取引所では日本円が使えないため、ビットコイン(イーサリアムなども可)を使い取引する必要があるためです。
そのためbitbankやzaifに登録してビットコインを購入しましょう。
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国内の取引所からビットコインを海外の取引所に送金
国内の取引所で購入したビットコインを海外の取引所に送金します。
送金が完了すれば、TrueUSDを購入することが可能となります!
おわりに
今回は仮想通貨のTrueUSDについて詳しく解説しました。
同じく米ドルとペッグするTetherと比べても安全性や信頼性が高く、今後も期待がもてる通貨といえるでしょう。
最後に、もう一度特徴について確認していきましょう。
- 米ドルと連携したペッグ通貨
- 複数の信託会社による価格保証
- 法定通貨へ交換する手間が省ける
以上となっています!
今後どのような動きを見せるのか注目して見守っていきましょう。