仮想通貨のPIVX(ピブクス/PIVX)とは?将来性やチャートなど徹底解説!

ケント
こんにちは、fincle専属ライターのケントです。

皆さんは仮想通貨のPIVX(ピヴクス/PIVX)を知っていますか?

この通貨は、ビットコインとDASHをベースに作られた匿名通貨で、他の匿名通貨と比べてセキュリティ性が高い通貨として知られています。

なお、匿名通貨について詳しく知りたい方は「匿名通貨ってどんな仕組みなの?種類や将来性は?分かりやすく解説します!」をご覧ください。

いったいどのようにしてセキュリティ性を高めているのか、その他の特徴含めて詳しく解説していきます!

 

PIVXとは?

klimkin / Pixabay

先ほども解説したとおり、PIVXは他の匿名通貨と比べてセキュリティ性が高い匿名通貨です。

2016年に公開されて以降、時価総額ランキングでは100位以内にいる期間も長く、匿名通貨のなかでも人気のある通貨となっています。

後ほど詳しい特徴などについて解説するので、まずは基本情報について確認していきましょう。

通貨名PIVX
通貨単位PIVX
時価総額約36億円
発行上限上限なし
ホワイトペーパーhttps://pivx.org/ja/white-papers_ja
公式サイトhttps://pivx.org/ja/home_ja/
公式Twitterhttps://twitter.com/_pivx

時価総額ランキングでは現在90位(2018年12月現在)に位置しています。

また、取引価格は1PIVX=63円(2018年12月現在)で取引されています。

PIVXの特徴

PIVXの基本情報が分かったところで、次に特徴について確認していきましょう。

 

Coinjoin

匿名性を向上させるために、PIVXには後ほど紹介するゼロ知識証明と併せて、Coinjoinという機能が搭載されています。

Coinjoinは、送信された複数の情報をまとめて保管し、分配することで匿名性を向上させる機能です。

これにより、誰が送信し、誰が受信をしたのか特定しづらくなるというメリットがあります。

 

ゼロ知識証明

PIVXのの大きな特徴として、匿名性の高い匿名通貨であることが挙げられます。

具体的には、匿名性を実現するためにゼロ知識証明という機能を備えています。

ゼロ知識証明というのは、相手に自分の持っている情報の内容については一切伝えることなく、相手に自分がその情報を持っていることを伝え取引が正しいということを証明できる技術です。

この技術を応用することで、仮想通貨の取引をする際に送金者は取引内容を公開せずに正当化を証明することが出来ます!

PIVXはこの機能を利用することで、匿名性の高さを実現しています。

なお、ゼロ知識証明はその機能性のおかげで、ハッカーがハッキングをする際に多大なコストをかけることに成功しています。

これにより、ハッカー側の意欲低下にも一役かっています。

 

Swift TXシステムによる即時決済

PIVXではSwift TXシステムという決済システムを導入しています。

例えばビットコインはトランザクション処理が遅いことで知られており、一つのブロックを生成するのに10分以上かかるとされています。

一方、PIVXはこのシステムを活用することによりわずか60秒で生成することが可能で、即時決済を可能にしています。

ビットコインよりも高い匿名性で、かつ決済スピードも速いのは大きな利点ですね!

 

PIVXの将来性

PIVXの特徴が分かったところで、次に将来性について確認していきましょう。

 

日本における匿名通貨への規制

将来性を考える上で懸念されるな点として、匿名通貨への規制が挙げられます。

2018年はコインチェック事件に代表されるように、国内外問わず仮想通貨取引所でいくつものハッキング事件が発生しました。

そのような事態を受け、金融庁による指導のもと日本仮想通貨交換業協会は匿名通貨の取り扱いを禁止する措置を決定。

参考:匿名通貨は禁止、ICOは事前に審査 —— 仮想通貨取引の自主ルール案まとまる

このため、日本において匿名通貨が今後利用されることはほぼ無くなってしまいました。

あくまで日本における措置であり、今後国際的に匿名通貨が禁止されるかどうか現時点では明らかではありません。

PIVXに限らずですが、匿名通貨にとってこのような措置が取られてしまったことは大きな痛手といっていいでしょう。

 

他の匿名通貨と差別化があまりされていない

PIVX以外にも、Moneroをはじめとしてさまざまな匿名通貨が存在します。

PIVXは匿名通貨のなかでは時価総額も決して低くありませんが、他の時価総額上位に位置する匿名通貨と比べて決定打となるような差別化ができていないのが現状です。

細かくみていくと、PIVXならではの機能も存在しますが、そのような部分が投資家にとってプラスに受け取られるかが課題といえるでしょう。

ケント
匿名通貨のなかでPIVXは抜き出ることができるか、気になるところですね。

PIVXの取引所

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国内取引所でPIVXは取り扱われていません。

PIVXを取引したい場合は、海外の取引所を利用する必要があります。

主にこれらの取引所で取引が可能となっています。

取引所手数料(Maker/Taker)取り扱いコイン数
Binance中国0.1%140種類以上
Bittrexアメリカ0.25%約200種類
Upbit韓国0.05%~0.25%124種類

 

PIVXの買い方

PIX1861 / Pixabay

 

 

 

 

 

 

 

 

PIVXがどこで買えるの分かったところで、次に買い方を確認しましょう。

海外の取引所で買うと少しハードルが高そうですが、簡単なので安心してください!

 

PIVXを取り扱っている海外の取引所に登録

PIVXは国内の取引所では扱われていないため、海外の取引所(Binanceなど)で購入する必要があります。

日本の取引所ではビットコインやイーサリアムなど主要なアルトコインしか購入できないためですね。

 

国内の取引所に登録してビットコインなどを購入

海外の取引所に登録が完了したら、次に国内の取引所に登録する必要があります。

海外の取引所では日本円が使えないため、ビットコイン(イーサリアムなども可)を使い取引しなければなりません。

そのためbitbankやzaifに登録してビットコインを購入しましょう。

bitbank(ビットバンク)の登録方法・メリット、デメリットをご紹介!板取引・スプレッドとは?

仮想通貨取引所Zaif(ザイフ)の登録方法から特徴まで徹底解説!
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おわりに

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今回は仮想通貨のPIVXについて詳しく解説しました。

他の匿名通貨とは違った特徴を持つPIVX、今後いかにその点を投資家に対してアピールできるかが重要となるでしょう。

また、PIVXに限らず匿名通貨は、安全性に対する疑問視から規制などが発生しています。

今後の状況を注視していきましょう。

最後に、もう一度特徴について確認していきます。

  • Coinjoin
  • ゼロ知識証明
  • Swift TXシステムによる即時決済

以上となっています!

今後どのような動きを見せるのか注目して見守っていきましょう。

今後は是非PIVXも投資候補の一つに入れてみてはいかがでしょうか!