仮想通貨の種類は世の中に沢山ありますが、現在注目を浴びつつあるのが仮想通貨BitcoinGold(ビットコインゴールド/BTG)です!
ビットコイン(BTC)から派生したビットコインゴールド。ビットコインについては知ってるけど、ビットコインゴールドがどのような通貨なのかよく分からないという方も多いのではないでしょうか。私も最初、「“ビットコイン”と“ビットゴールド”っていったい何が違うの?」とわからないことだらけでした。
しかし良く調べてみると、話題性の割には将来雲行きの怪しい通貨であることが分かりました(泣)希望もありますが…
この記事を読めば仮想通貨BitcoinGold(ビットコインゴールド/BTG)がどのような通貨なのかすべて分かるようになるので、一緒に学んでいきましょう!
目次
仮想通貨ビットコインゴールド(BitcoinGold/BTG)とは?
ビットコインゴールドとは、UAHFによってビットコインから分裂したアルトコインで、香港のマイニンググループLightningASICによってビットコインのマイナーの中央集権化を防ぐ目的で作られました。公開日は2017年10月24日で通貨単位はBTGと表します。
UAHFとはBitmain社が計画した、マイナー側が主導でハードフォーク(仮想通貨分裂or仮想通貨のアップデートのことを指す)を行おうとするものです。他からの同意を得ずに現在のブロックチェーンのサイズを1MBから2MBへのサイズアップを引き上げたブロックを作る計画です。
そのためこのUAHFを行った結果、ビットコインで問題となっていた、マイニングにASICが使えなくなりました。ちなみにマイニングとはブロックを生成する際に行われる行為で、マイニングによってブロックを生成すると報酬がもらえます。そのため、世界中のマイナーたちがマイニングを日々行っているのですが…ビットコインのマイニングでは、ASICというマイニングを簡単にできるシステムを持っている中国の規模の大きいマイナーたちに報酬が独占されつつあるという実態が生まれていました。そのため、このASICを使えなくして、非中央集権化を目指そうという目的で作られたのがビットコインゴールドです。
ビットコインの分裂騒動の最中に分裂したので、マイナーと開発者の対立と関係があると勘違いされがちですが、それとは何の関係もないようです。
以下、仮想通貨BitcoinGold(ビットコインゴールド/BitcoinGold)に関する記事をまとめてみました!
開発者 | 香港のマイニンググループLightningASIC |
通貨単位 | BTG |
発行上限数 | 2100万枚 |
現在の発行量 | 17,237,524 BTG |
時価総額(ランキング) | 56,254,693,225 JPY(32位) |
マイニング承認システム(アルゴリズム) | PoW(Equihash) |
ブロック生成速度 | 10分 |
公式サイト | https://bitcoingold.org/ |
ホワイトペーパー | https://bitcoingold.org/wp-content/uploads/2017/10/BitcoinGold-Roadmap.pdf |
公式ブログ | https://bitcoingold.org/blog/# |
仮想通貨ビットコインゴールド(BitcoinGold/BTG)の特徴
ここではビットコインゴールドの特徴についてお話します。
ビットコインゴールドにはビットコインが抱える問題を改善するべく設けられた特徴が主に2つあります。まずは「マイニングアルゴリズムの変更」について見ていきましょう♪
マイニングアルゴリズムの変更
ビットコインゴールドでは、ビットコインのSHA256から、Equihashというマイニングアルゴリズムに変更しました。Equihashとは、先述したASICへの耐性を持つアルゴリズムで、この変更によりビットコインゴールドでGPU(Graphics Processing Unit)マイニングが可能となっています。
GPUは、本来はコンピュータでの画像や動画の高速処理をするための回路となっていて、GPUマイニングは一般の個人でもマイニングに参加することが可能となっています。
マイニングのアルゴリズムの変更によって、マイナーの非中央集権を実現することが出来ました。ビットコインで問題となっていた、大規模マイナーによるマイニング独占を防ぐことが出来ています。
次に「ブロック毎に調整されるマイニング計算の難易度」について見ていきます。
ブロック毎にマイニング計算の難易度が調整される
ビットコインゴールドでは、マイニングの計算難易度がブロック生成毎に調整されます。
ビットコインゴールドの難易度調整とは、マイニングにかかる時間が約10分になるように、計算問題の難易度を難化・易化することを指します。ビットコインではマイニングの計算難易度が、2週間に1度調整されていました。
仮にものすごく計算処理能力の高いマイニングツールがビットコインに使用され、ブロックの生成時間が約5分になってしまっても、2週間立たないとビットコインでは難易度が調整されることはありません。つまり、その間にもビットコインは発行され続け、直ぐに発行上限に達してしまう恐れがあるのです。
しかしながらビットコインゴールドでは、難易度がブロックごとに調整されるために、通貨の発行量のバランスを保つことが出来ると考えられています。
下記にビットコイン及びビットコインから派生した仮想通貨の基本情報について少しまとめてみました♪
通貨名 | コンセンサス アルゴリズム | ブロックサイズ | ブロック生成 時間 | 難易度調整 | マイニング ハードウェア |
ビットコインゴールド | PoW | 1MB | 10分 | ブロック毎 | GPU |
ビットコイン | PoW | 1MB | 10分 | 2週間 | ASIC |
ビットコインキャッシュ | PoW | 8MB | 10秒~2時間 | DAA | ASIC |
ビットコインダイヤモンド | PoW | 8MB | 不明 | 2週間 | GPU |
※Fincleではビットコインやビットコインキャッシュ、ビットコインダイヤモンド、ビットコインプライベートに関する記事をまとめています!併せてチェックしてみてください!
仮想通貨ビットコインゴールド(BitcoinGold/BTG)の懸念点
ここではビットコインゴールドが抱える懸念点についてお話します。
プログラムのもろさ
ビットコインとは異なるアルゴリズムを採用しています。問題が起こった際には迅速に対応すると開発者は述べていますが、本当にリプレイアタックに対する対策はできているのかも確証はありません。
簡単に説明すると、リプレイアタックとは、データの送信、転送を不正に行うことです。ユーザーがあるシステムにログインする際に送信するデータを盗むというとわかりやすいでしょうか。これは、反射攻撃、リプレイ攻撃とも呼ばれるようです。ビットコインの取引において特に問題になっているリプレイアタックは、ブロックが分裂するときに危惧される行為です。以下例を挙げて説明してみました!
ここにブロックAと分裂後のブロックBが存在すると仮定します。登場人物は、正規ユーザーあやねちゃんと悪人けんとくんと悪人の仲間みくちゃんです。あやねちゃんは、みくちゃんが悪人とは知らないという設定です。(*実際の人物とは関係ありません。)
あやねちゃんは、ブロックAを介して悪人の仲間みくちゃんに1BTC を送りました。けんとくんはこのあやねちゃんの送信データを盗みました。けんと君は、この盗んだデータを用い、ブロックBを通じて、美玖ちゃんに10BTCを送ります。
このとき、通常時であれば、ブロックを作成・承認している人が、「二重取引だ!おかしいぞ!」と気づき、取引は行われません。しかし、ハードフォークを行った場合、ブロックAとブロックBはつくりが同じなので、ブロックBを作成・承認する人は「1回目の取引かな?」と錯覚してしまい、気づけないのです。
このリプレイアタックを守る仕組みがリプレイプロテクションと呼ばています。
さてこの対策はビットコインゴールドでもなされているのですが、以前公式のホームページで、リプレイアタックへの対策が出来る技術者を募集していました。悪く考えると、開発陣とは関係ない外部の人間がやったということになっています。少し心配ですよね…
ビットコインゴールド公式サイトにて公開されているリプレイアタックに関する記事です。気になった方はぜひ読んでみてください!
https://bitcoingold.org/replay-protection-development/
事前にマイニングされている
ビットコインゴールドは、マイニング難易度の調整のために、開発者たちによって公開前にマイニングが行われていました。そのため、その分のマイニング報酬を自分たちの利益にしているのではないかという懸念がなされています。開発者が報酬がほしいがために作られた硬貨なのでは?という人も出てきているみたいです。
実際には全体の0.004%である、10万枚が割り当てられているようです。ビットコインゴールドの開発チームは、プレマイニングしたコインの使い道を今後ロードマップで提示すると説明しています。使い道が分かれば少しは安心ですね。
スケーラビリティの問題
ビットコインを筆頭に数多くの仮想通貨で問題になっているスケーラビリティの問題がビットコインゴールドでも問題になります。ビットコインゴールドはアルゴリズム以外はビットコインと同じです。そのため、今後取引が活発になったらトランザクションの処理が追い付かず、承認されるのに時間がかかる可能性があります
たくさんの人が取引に参加すると多くのデータのやり取りが行われます。そのぶん取引にかなりの時間がかかってしまうんですよね。例えば銀行に手続きをしに行ったら、混んでいて時間がかかったなんて経験ありませんか?仮想通貨の世界でも同じことが起こりうるのです。
「取引の承認が遅い=ビットコインでいう送金詰まり状態=スケーラビリティ問題発生」が発生ということがしばしばあるのです。
仮想通貨のBitcoinGold(ビットコインゴールド/BitcoinGold)の最新チャート
2017年10月に通貨が発売された際は、1LRCあたり470USドルの価格からスタートしました。その後直ぐに値下がりをしてしまい、130USドルまで落ちてしまいました。その後は130-150USドルの範囲で推移していましたが、その後の仮想通貨ブームの際には最高約430ドル(2017年11月12日時点)という高値を更新しました。しかしながら1週間ほどで150ドルあたりまで値下がりをしてしまいました。2017年11月下旬には再び値上がりしましたが、その後は成長することなく、衰退の一途をたどっています。2018年7月23日現在では1ビットコインゴールドあたり30USドル(約3200)円となっています。
価格暴落の原因としては、日本ではコインチェックのNEM流出事件、中国ではマイニング規制がかかり、韓国では仮想通貨への課税が検討されたことなど、仮想通貨に関する問題がたくさん起きたことが挙げられます。
※Fincleではチャートの見方について詳しく解説しています!是非チェックしてみてください!
【初心者向け】仮想通貨のチャートの見方を図を使いわかりやすく解説!
仮想通貨BitcoinGold(ビットコインゴールド/BitcoinGold)の買い方
気になった方も多いかと思います。ここではビットコインゴールドの取扱所・買い方についてわかりやすく説明します。
ビットコインゴールドは現在、「HitBTC」や「OKEx」、「Binance」で多くの取引が行われています。
ただ…問題が…ビットコインゴールドは現在日本円で直接買うことが出来ないのです。
ビットコインゴールドを取り扱っている取引所が、日本円を取り扱ってないんですよね……
仮想通貨の買い方についてまとめてみました!
①国内の取引所に登録する。
②取引所でビットコインを購入。
③ビットコインゴールドを取り扱っている海外の取引所(Bittrexなど)に登録する。
④国内の取引所からビットコインゴールドを海外の取引所に送金。
⑤ビットコインゴールドを購入。
という流れになります。
信頼性や安全性という点を考慮に入れると、セキュリティ面もしっかりしているBinance(バイナンス)がおすすめです。
FincleではBinanceについての記事も紹介しています。以下のURLをクリックしてチェックしてみましょう♪
BINANCE(バイナンス)の登録方法から入金、取引方法をわかりやすく図で解説!
以下、通貨の流動性が高いと取引所を二か所についてまとめてみました!参考にしてみてください。
取引所 | 特徴 | 手数料 |
HitBTC | ICO直後の通貨を購入したい人向けの取引所。 | 0.1% |
OKEx | 香港で運営されている仮想通貨取引所。中国の三大取引所の一つ。 | 通貨取引量によって変化(-0.01~0.2) |
Binance | 世界最大級の取引所。取り扱い通貨は100種類以上。 | 0.1% |
仮想通貨BitcoinGold(ビットコインゴールド/BitcoinGold)の将来性
ビットコインとの大きな違いは、マイニング方法が違うということだけです。ビットキャッシュやビットコインダイヤモンドのようにビットコインとの大きな違いはあまりありません。仮にビットコインゴールドが価値を持つとしたら、ビットコインのように決済手段として受け入れられ、ビットコインに代わる存在になるという場合です。しかし、もしそうなったら結局大手マイナーがビットコインゴールドを採掘しようとして、ビットコインゴールドに対応した計算速度を上げる機械を開発すると思います。発展するにしろ、結局ビットコイン同じようにマイナーの中央集権化は進んでいくと考えられます。そのため、ビットコインに対する優位性がなく、今後価値を持つ可能性は低いと思います。
ただ、今後も残り続ける可能性も秘めています。GPUでマイニングが可能で、私たちが普段使っているパソコンに内蔵されているグラフィックボード(GPU)を利用して、マイニングが行えるようになったのは画期的なことです。また「GPUでマイニングするのがいちばん効率的」との評価も得ていて、これによって非中央集権化も進むと期待されています。
また、ビットコインゴールド(BTG)は分裂した際に、ビットコインを所持している人に、同じ分のビットコインゴールド(BTG)が配布されています。そのため、公開直後からビットコインゴールド(BTG)を所有している人は多く、流動性が高い通貨ということがいえるのです。つまり、決済がしやすいという利点もあります。
おわりに
今回ビットコインゴールド(BitcoinGold/BTG)について見ていきました!特徴は理解できましたか?最後にビットコインゴールドの魅力についてもう一度おさらいしておきますね♪
➀マイニングアルゴリズムの変更
②ブロック毎にマイニング計算の難易度が調整される
が大きな特徴でしたね!
ただ一方でセキュリティ面をはじめ、通貨としていくつか懸念点も抱えていましたね…また、ビットコインとの大きな違いがないことからも、通貨として今後価値を維持し続けることが出来るかという問題もあります。
時価総額が高く、現在は通貨としての価値は高いですが、今後の動向は要チェックです。是非公式サイトや開発者ブログを見てみてください!