仮想通貨のSkycoin(スカイコイン/SKY)とは?取引所やチャートなどについて徹底解説!

こんにちは、fincle専属ライターのケント(@Kento_cryptoguy)です!

皆さんは仮想通貨のSkycoin(スカイコイン/SKY)を知っていますか?

Skycoinはビットコイン、イーサリアムに続く「第3世代の仮想通貨」とも呼ばれるとても期待の高い仮想通貨です。

従来の仮想通貨にある欠点を補い、これまでとは違った特徴を兼ね備えた仮想通貨なのです。

そして、Skycoinが目指しているのは「企業や国家に依存せず安全に利用できるインターネット」です。

いったいどのようにしてこれらの目的を達成していくのでしょうか。

今回はそんなSkycoinについて詳しく解説していきます!

 

Skycoinとは?

先ほども解説したとおり、Skycoinはこれまでの仮想通貨の欠点を補うことから第3世代の仮想通貨と呼ばれています。

では実際にどのような欠点があるのでしょうか?

簡単に言うと、従来の仮想通貨には取引の承認アルゴリズムに欠点があったのです。

具体的にどのような欠点があるのかは後ほど詳しく解説していきます。

まずは基本情報をチェックしていきましょう!

通貨名Skycoin
通貨単位SKY
発行上限1億枚
時価総額約42億円
ホワイトペーパーhttps://medium.com/skycoin/skycoin-whitepaper-tl-dr-f8e84dcd0d98
公式サイトhttps://www.skycoin.net/
公式Twitterhttps://twitter.com/skycoinproject

時価総額ランキングでは現在156位(2018年8月現在)に位置しています。

また、取引価格は1SKY=422円(2018年8月現在)で取引されています。

2017年12月に一時1SKY=5000円台の値を付けていましたが、その後は500円前後で安定しています。

 

Skycoinの特徴

Maklay62 / Pixabay

Skycoinの基本情報が分かったところで、次に特徴について確認していきましょう!

 

第3世代の仮想通貨

先ほども解説したとおり、Skycoinは第3世代の仮想通貨と呼ばれています。

なぜ第3世代の仮想通貨と呼ばれているのでしょうか?

それは、ビットコイン・イーサリアムがそれぞれ抱えるPoW・PoSの欠点を補う機能を備えているからです。

仮想通貨取引で見かけるPoSやPoWって?違いは何?仕組みを徹底解説!
↑PoW・PoSについて詳しくはコチラ

実際に、PoWとPoSはどのような欠点を抱えているのでしょうか?確認していきましょう!

 

PoWの問題点

PoWは「Proof of Works」の略で、直訳すると「作業の証明」になります。

つまり仮想通貨取引における取引き検証作業のことを指しています。主にビットコインやモナコインが採用している取引検証作業です!

マイニングという言葉を聞いたことがある方が多いと思いますが、PoWはマイニングのことを指します。

マイニング作業の際には多大なるパワー消費が発生しますが、それ相応の電力が必要となり同時にコスト・エネルギーで大きな負担が発生します。

ちなみにビットコインのマイニングは2018年末には全世界の電気消費量の0.5%に到達すると推測されています。

0.5%というとそこまでの大きさではないように思えますが、この消費量はアルゼンチンの年間消費量を上回る数字なのです。

いち国家の消費量を上回るマイニング作業が与える影響の大きさは計り知れませんね…。

また、PoWでは「51%問題」が懸念されています。

51%問題とは、悪意あるマイナーによってネットワーク全体の計算能力の過半数が支配されると、ブロックチェーン上においても二重支払いなどの不正取引が行われる可能性が有るということを指しています。

より簡潔に言うと、世界の計算力の半分を越える計算力を持つ人によってブロックチェーンの改ざんが行われてしまうことを指します。

PoWにはこれらの問題が存在しており、懸念材料として考えられています。

 

PoSの問題点

PoSは「Proof of Stake」の略称で、PoWにある課題を解決するものとして採用されています。

PoSでは保有するコインの量に応じてマイニングが可能となり、PoWで必要なマシンパワーが必要ありません。

しかし、コインの量に応じてマイニングが可能になるということは元々コインを保有していた人が有利になるという欠点があります。

有利になった結果、マイニングが独占状態となり不正が発生しやすくなるのです。

このようにPoW、PoSそれぞれの問題を受けSkycoinはマイニングを行わないようになっています。

 

承認アルゴリズム”Obelisk(オベリスク)”

ではSkycoinではどのような承認アルゴリズムを採用しているのでしょうか。

Skycoin独自の承認アルゴリズム、それが「Obelisk(オベリスク)」です。

Obeliskではマイニングではなくノードを利用し承認を行います。

ノードとは簡単に言うとネットワークに参加している人の集まりのことを指します。

Obeliskではノード同士が繋がり合っていき、それぞれの持つパーソナルブロックチェーンにて承認作業を行っていくのです。

このパーソナルブロックチェーンにはすべての記録が保存・公開されるので、不正行為はできません。

また、実績を積み重ねたノードは優先的に信頼度の高いノードと繋がる事が可能となるので高いモチベーションで承認作業を行うことができます。

 

Skywire(スカイワイヤー)システム

冒頭で紹介した「企業や国家に依存せず安全に利用できるインターネット」を目指すために開発されたのがSkywire(スカイワイヤー)システムです。

インターネットを利用する時に必要になるのがプロバイダーですよね。

Skywireではこのプロバイダーを必要としないインターネットの実現を目指しています。

私たちはプロバイダーを介することでインターネットを利用できますが、同時に個人情報や消費活動データをプロバイダー側に提供しているということにもなります。

例えば中国では、それにより各個人のSNSを監視したり検閲を行うなど安心してインターネットを利用できません。

そのような状況を改善し、安心してインターネットを利用できるようSkywireは活用されるのです。

もしこのシステムが普及したら、間違いなく中国は規制をすると思いますが…。

 

高速トランザクション

冒頭で紹介した動画にあったように、Skycoinはビットコインは勿論クレジットカードと比べて高速トランザクションが可能です。

こちらの画像にある通り、他の決済方法と比べSkycoinはわずか2秒という圧倒的なスピードでトランザクションを完了することができます。

ビットコインが2時間かかるということを踏まえると、Skycoinがいかに速いのか理解しやすいのではないでしょうか。

また、プライバシーの面でも匿名性に優れているため安心して送金をすることができます。

 

Skycoinの将来性

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Skycoinの特徴について分かったところで、次に将来性について確認していきましょう!

 

第3世代の仮想通貨という期待値の高さ

仮想通貨界には数多くのアルトコインが存在していますが、Skycoinはその中でも期待値がとても高いです。

第3世代の仮想通貨と呼ばれていることからも、将来性は高いと考えてよいでしょう。

ビットコイン、イーサリアムと遂げてきた仮想通貨の次に食い込むのがSkycoinかどうか。

時価総額はまだ低いだけに、今後の伸び代は高いと考える投資家が多いと推測されます。

 

マイニングが不必要

先ほど、Obeliskを利用することによりマイニングが不必要であると解説しました。

このマイニングが不必要であるという点は、今後の仮想通貨においてとても大きな役割を果たします。

現状、労力の高さからマイニングは限られた人たちによって限られた場所でしか行うことが出来ません。

しかし、Obeliskのシステムを活かせばそのような制約無く誰でも承認作業に参加できます。

これはSkycoinの将来性を考える上でもかなり大きなメリットといえるでしょう。

 

Skycoinの取引所

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取引所手数料(Maker/Taker)取り扱いコイン数
Binance中国0.1%111種類
9coinオーストラリア0.1%32種類
Cryptopiaニュージーランド0.2%576種類

Skycoinを取引する際には中国最大の仮想通貨取引所であるBinanceがオススメです!

BINANCE(バイナンス)の登録方法から入金、取引方法をわかりやすく図で解説!
↑Binanceの登録方法や入金方法などを知りたいと思った方はコチラの記事をご覧ください

 

Skycoinの買い方

3844328 / Pixabay

Skycoinがどこで買えるの分かったところで、次に買い方を確認しましょう。

海外の取引所で買うと少しハードルが高そうですが、簡単なので安心してください!

 

Skycoinを取り扱っている海外の取引所に登録

Skycoinは国内の取引所では扱われていないため、海外の取引所(Binanceなど)で購入する必要があります。

何故かというと、日本の取引所ではビットコインやイーサリアムなど主要なアルトコインしか購入できないためです。

 

国内の取引所に登録してビットコインなどを購入

海外の取引所に登録が完了したら、次に国内の取引所に登録する必要があります。

海外の取引所では日本円が使えないため、ビットコイン(イーサリアムなども可)を使い取引する必要があるためです。

そのためbitbankやzaifに登録してビットコインを購入しましょう。

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国内の取引所からビットコインを海外の取引所に送金

国内の取引所で購入したビットコインを海外の取引所に送金します。

送金が完了すれば、Skycoinを購入することが可能となります!

 

おわりに

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今回はSkycoinについて詳しく解説しました!

第3世代の仮想通貨と呼ばれとても期待値の高いSkycoin。

プロバイダーを介さないインターネットが実現したら、国によってはとても重要な意味を成すかもしれません。

最後に、もう一度Skycoinの特徴について確認しておきます。

  1. 第3世代の仮想通貨
  2. 承認アルゴリズム”Obelisk(オベリスク)”
  3. Skywire(スカイワイヤー)システム
  4. 高速トランザクション

このようになっています!

Skycoinがどのような動向を見せるのか注目して見守っていきましょう。

今後は是非Skycoinも投資候補の一つに入れてみてはいかがでしょうか!