仮想通貨の種類は世の中に沢山ありますが、現在注目を浴びつつあるのが仮想通貨Populous/ポピュラス(PPT)です!
ビットコイン(BTC)に比べ、比較的新しい通貨である仮想通貨Populous。どのような通貨なのかよく分からないという方も多いのではないでしょうか。私もそうでした…(笑)しかし調べていくと、ビジネスシーンでも大いに活躍できるような魅力のある仮想通貨であることが分かりました。
この記事を読めばPopulousがどのような通貨なのかすべて分かるようになるので、一緒に学んでいきましょう!
目次
仮想通貨Populous/ポピュラス(PPT)とは?
Populousは2017年4月にブロックチェーン技術を使用して構築された、インボイス(=請求書)および貿易のための金融プラットフォームです。このプラットフォームでは決済を即座に完了させることが可能で、安全で透明性の高い取引が可能になります。Stephen Williamsの考案により実現しました。通貨単位はPPTと表します。
Populpusプラットフォーム内でのお金のやりとりは、カスタムトークンのPokensを使って行われます。このPokensは、いわゆるペッグ通貨で、世界各国の法定通貨(ドルや円)と1:1の比率に固定されています。
そうですよ。ペッグ通貨とは何か?ペッグ通貨のメリット・デメリットについてはスマートコインに関する記事で詳しく説明しています!関心のある方は下記のリンクより是非チェックしてみてください。
法定通貨や金融商品にペッグしているスマートコインって?わかりやすく解説します!
Populousのプラットフォームに登録すると、請求書の売り買いをはじめることが出来ます。
売買はオークション形式で行われるのですが、その際には一定のサービス料などが請求書に可算された値段でオークションが行われます。ヤフオクやメルカリのようなオークションでも仲介料などが上乗せされていますよね?Populousにおいても類似の仕組みを採用しています。
落札して承認されたらお金のやりとりが発生します。落札出来なかった場合には入札額が戻ってきます。
オークションにかけられた請求書がキャッシュ化されると、その金額がプラットフォームから送られてきます。このときに使われるのがPopulous独自のPokensになります。
Populousは、スマートコントラクト、安定なトークンPokens、XBRL、Altman Z scoreなどの仕組みを使用することで、世界中の投資家とインボイスの売り手にとって画期的な取引環境を生み出すことを可能にしています。(それぞれの仕組みについては下記で詳しく解説します。)
そうなんです!現時点でPopulousはグローバル市場をさらに便利にしてくれる仮想通貨として、すでに多くの需要がついています。
以下、Populousに関する簡単な表をまとめてみました♪
通貨名(通貨単位) | Populous/ポピュラス(PPT) |
公開日 | 2017年4月 |
発行上限枚数 | 53,252,246PPT |
現在までの発行枚数 | 53,252,246PPT |
時価総額(ランキング) | 229億円(57位) |
公式サイト | https://populous.world/ |
公式Twitter | https://twitter.com/bitpopulous |
公式ブログ | https://medium.com/@BitPopulous |
(2018年8月7日現在)
仮想通貨Populous/ポピュラス(PPT)の特徴
ここでは仮想通貨Populousの特徴について詳しく・わかりやすく説明していきます!
素早く行える資金調達
Populousはインボイスファイナンスを簡単に素早くオンライン上で行えるプラットフォームになっています。因みにインボイスファイナンスとは、売掛金担保融資のことを指します。
このインボイスファイナンスは中小企業などがお金を集める手段の1つであり、資金繰りが厳しい中小企業などがキャッシュを得るために有効な手段として知られています。
基本的にはが行われインボイスファイナンスが行われる際には仲介者が存在しているのですが、Populousはスマートコントラクトを利用したインボイスの売買プラットフォームで、第三者の仲介なしにインボイス(=売掛金)を買いたい人と売りたい人がつながることができます。そのため仲介手数料がかからず即座に資金を調達することが出来ます。
通常、ブロックチェーンには金銭のやり取りのみが記録されます。それに加えてスマートコントラクトでは、取引の中で発生する契約の文面もすべて記録するという画期的なシステムです。
その通りです。
また、上述したように企業が出したインボイスに対して買い手はオークション形式でインボイスの価格を決めます。なので市場原理で適正な価格になります。
他にも出資者も自分の好きな企業に出資できるので、銀行などが行なう信用調査とは違い、自分が信頼に値すると思った企業に出資することが出来ます。
※FincleではP2Pについても詳しく解説しています!気になった方はこちらをチェック♪
どこよりもわかりやすくビットコインを説明!ブロックチェーンやP2Pなどの仕組みをご紹介!
「Pokens」を使用
Populousのプラットフォームでは、独自トークンの「Pokens」を使ってお金のやり取りをします。Pokensは「ペッグ通貨」といって、ドルや円などの法定通貨と為替ルートが統一されています。そのため、現実の金融市場の動向にはされやすい特徴を持っています。
一方で、価格の変動が著しく大きい仮想通貨での取引に抵抗がある方や、株やFXへの投資キャリアが長い方にとっては使いやすいトークンと言えるでしょう。
近年見られる傾向ですが、ビジネスシーンにおいて使用される通貨の大きな価格変動は好まれません。リップルの価値が伸び悩んでいることからも言えることです。しかしながら法定通貨と連動しているPokensであればビジネスシーンでも今後より支持され得る可能性が大いにあるでしょう。
※Fincleでは仮想通貨とトークンの違いについてまとめた記事を配信しています。違いを知りたい方は下記のリンクからアクセスしてみてください!
貿易シーンでの活躍
Populousは2017年4月の公開以降、主に貿易の場などで積極的に利用されています。他の仮想通貨と同様、ブロックチェーン技術を使用していることから情報処理能力が速く、ハッキングなどの外部からの攻撃にも耐性が整っているからだと考えられています。
他にもPopulousには他の通貨には見られない、貿易をより活発化させる二つの機能「XBRL」と「Altman Z score」が備わっています。
まずはじめに、財務情報の管理に効果を発揮するデートフォーマット「XBRL」について説明します。この「XBRL」とは「Extensible Business Reporting Language」の略で、「拡張可能な事業報告言語」という意味です。
XBRLを利用するとデータの拡張性を高めることが出来ます。その結果、
①過去の財務データや信用リスクの分析を行うこと
②使用言語の異なる企業間での取引を活性化させること
が可能になります。
このような魅力があることから、Populousは海外の顧客に向けた請求書発行などで広く利用されています。
PopulousはXBRLだけでなく、エドワードアルトマン氏が1968年に発表した「Altman Z score」と呼ばれる信用リスク評価も採用しています。このAltman Z scoreを利用することで「事業が2年以内に破産する確率」「企業が不履行になるかどうか」「財務的苦境の管理措置」を評価することが出来ます。
XBRLの「信用リスク分析」とAltman Z scoreの「信用リスク評価」の2つの信用リスクを測る仕組みによって、データの分析・蓄積が可能になります。投資家が投資するときに企業の信頼性を簡単に測ることができるので、取引も活発になるでしょう。
仮想通貨Populous/ポピュラス(PPT)の最新チャート
2017年4月の公開から2017年10月までは1PPT=300円程度だったのに対し、2018年1月は1PPT=約5,000円となっています。つまり短期間で約60倍に成長したことになります。しかしながら、その後は各国で仮想通貨に関する規制があったり、仮想通貨ブームが過ぎ去ったこともあり、価格が大きく下がってしまいました。現在も緩やかに下降しており、2018年8月8日時点での価格は1PPT=約500円程度となっています。
通貨にはどうしても価格の波があります。マクロな視点でチャートを見ると、今が買い時と言えるでしょう(ポジティブに考えればですが…)。
仮想通貨Populous/ポピュラス(PPT)の買い方
気になった方も多いかと思います。ここでは仮想通貨Populousの取扱所・買い方についてわかりやすく説明します。
Populousは2017年に発足した仮想通貨で、成長しつつあるものの、日本での知名度はあまりありません。そのため購入できる取引所も今の所あまり多くありません。現在は、全世界取引高ナンバーワンの「Binance」をはじめ、「OKEx」でも活発に取引されています。
ただ…問題が…Populousは現在日本円で直接買うことが出来ないのです。
Populousを取り扱っている取引所が、日本円を取り扱ってないんですよね……
仮想通貨Populousの買い方についてまとめてみました!
Populousを取り扱っている海外の取引所に登録
Populousは国内の取引所では扱われていないため、海外の取引所(Binanceなど)で購入する必要があります。
何故かというと、日本の取引所ではビットコインやイーサリアムなど主要なアルトコインしか購入できないためです。
国内の取引所に登録してビットコインなどを購入
海外の取引所に登録が完了したら、次に国内の取引所に登録する必要があります。
海外の取引所では日本円が使えないため、ビットコイン(イーサリアムなども可)を使い取引する必要があるためです。
そのためbitbankやzaifに登録してビットコインを購入しましょう。
bitbank(ビットバンク)の登録方法・メリット、デメリットをご紹介!板取引・スプレッドとは?
仮想通貨取引所Zaif(ザイフ)の登録方法から特徴まで徹底解説!
↑bitbankとZaifそれぞれの登録方法について詳しくはコチラ
国内の取引所からビットコインを海外の取引所に送金
国内の取引所で購入したビットコインを海外の取引所に送金します。
送金が完了すれば、ファクトムを購入することが可能となります!
という流れになります。
信頼性や安全性という点を考慮に入れると、セキュリティ面もしっかりしているBinance(バイナンス)がおすすめです。
FincleではBinanceについての記事も紹介しています。以下のURLをクリックしてチェックしてみましょう♪
BINANCE(バイナンス)の登録方法から入金、取引方法をわかりやすく図で解説!
以下、Populousの流動性が高い取引所をまとめてみました♪購入時の参考にしてください!
取引所 | 特徴 | 手数料 |
Binance | 香港にある取引所で取引高が世界1位。100種類以上もの仮想通貨を取り扱っています。 少額であれば、個人証明書が必要ではないので簡単に口座を開設できることも魅力です。 | 0.1% |
OKEx | 香港の仮想通貨取引所。Binance、Huobiと並ぶ世界最大規模の取引所。 | -0.01% ~0.2% |
※手数料は取引所のが発行しているトークンを使うと安く済みます!期間限定でクーポンも配っていたりするので是非チェックしてみてください!
仮想通貨Populous/ポピュラス(PPT)の将来性
Populousは、世界中の金融市場の発展を目指して現在も開発され続けています。
企業のグローバル化が進む一方、多国間の文化や言語の違いは壁となり、さまざまな弊害を起こしていました。特に、請求書発行などの財務管理は大きな問題でした。1分1秒が争われるビジネスシーンでは、請求書の確認が遅れることは命取りになってしまいます。このような世界でPopulousのような仮想通貨は、ビジネスの在り方を大きく変えていく可能性があります。
Populousについてはもちろんですが、Populousが採用しているXBRLなどの知識を習得しておくことも将来的には役立つことでしょう!
おわりに
今回は仮想通貨のPopulous/ポピュラス(PPT)について見ていきました!特徴や仕組みは理解できましたか?最後にPopulousの魅力についてもう一度おさらいしておきますね♪
➀素早く行える資金調達
②「Pokens」を使用
③貿易シーンでの活躍
が大きな特徴でしたね!
この機にPopulousを投資先の候補にあげてみてはいかがでしょうか。Populousを基軸とした仮想通貨による貿易世界は、そう遠くない未来に実現するかもしれませんよ♪