宅急便コンパクトを使う前に必読!サイズや割引料金、配達日数を知ろう

多少値段はかかっても、大切なものを安全に・迅速に送りたい。そのような場合には宅急便コンパクトが最適です。宅急便コンパクトはヤマト運輸が提供しているサービスであり、比較的コンパクトな荷物を送ることができます。廃止されたクロネコメール便に代わり、2015年4月1日からサービス利用が開始されました。

それでは一体、この宅急便サービスには具体的にどのような特徴があるのでしょうか。今回は宅急便コンパクトのサイズや料金、メリット・デメリットなどについてご紹介します。

引用:PAKUTASO

 

目次

 宅急便コンパクトとは

引用元:photoAC

宅急便コンパクトはヤマト運輸が提供する宅急便サービスです。「小さな荷物を専用BOXで手軽に送れる」というのが一番の特徴ですが、それも含めてどのような特徴を持つサービスなのでしょうか。ここでは、代表的な特徴について1つずつ確認して行きましょう。

 「小さな荷物を専用BOXで手軽に送れる」

宅急便コンパクトはその名の通り、それほど大きくない荷物を送ることができます。荷物は専用BOXに入れて送る必要があり、ヤマト運輸の事業所やコンビニなどで購入することが可能です。専用BOXのサイズについては後ほど詳しくお伝えしますね。重量についても気になるかと思いますが、制限はなく、専用BOXに入れることができれば配送可能です。

 割引あり

宅急便コンパクトには上手に使えば数百円お得になる便利な割引サービスがあります。割引サービスは「クロネコマンバー割」、「デジタル割」、「持込割」の3種類です。これら1つ1つの詳細については<お得な割引サービス>の項目でご紹介します。

専用BOXが必要

宅急便コンパクトを利用して荷物を送る場合には、専用BOXが必要です。詳細については後ほどご紹介しますが、2種類の専用BOXがあり、それぞれ厚みのある荷物・厚みのない荷物によって適切な箱を選ぶことができます。配送BOXとは別に基本料金(送料)がかかるので、その点には注意しましょう。

 荷物追跡可能

宅急便コンパクトでは、荷物の追跡確認を行なえます。確認をする際には、「伝票no.」あるいは「送り状」に記載されている番号が必要です。「クロネコヤマトの荷物お問い合わせシステム」にこの番号を入力すれば、配達状況をチェックすることができます。宅急便コンパクトを利用する場合は、大切なものを送ることが多いので、荷物の配達状況が随時確認できると安心ですね。

 専用の伝票が必要

宅急便コンパクトには専用の伝票が必要です。伝票は、次の3つの方法で手に入れることが可能です。

  1. ヤマト運輸営業所で受け取る
  2. 集荷してもらう際に受け取る
  3. 宅急便を取り扱うコンビニで手に入れる

宅急便コンパクトはコンビニから発送することができますが、ヤマト運輸の営業所で手に入れた伝票の中にはコンビニで利用できないものもあります。したがって、コンビニから送る予定であれば、「コンビニからの発送を予定しているので、コンビニでも使える伝票をください」と伝えましょう。その場合は、伝票を手に入れる場所がヤマト運輸の営業所であっても、コンビニで利用できる伝票をいただくことが可能です。

 時間帯指定

宅急便コンパクトでは、配達日時と配達時間帯を指定することが可能です。誕生日・記念日のプレゼントなどを送りたい場合には非常に役立つサービスです。

 営業所止め可

営業所止めとは、全国の宅急便営業所で荷物の引き取りができるサービスです。送り先の相手が営業所での受け取りを指定した場合に、送られてきた荷物を一時的に取り置きします。住所などの個人情報を知られたくない方が利用する場合に便利なサービスです。

 手渡し配達

お届け方法が対面の手渡しであると言う点も特徴的ですね。ポスト投函されることは無いので、大事な荷物が盗難に遭うなんていう心配も不要です。ただし、手渡しだとちょうど留守中に届く場合もありますよね。その場合には不在票がポストに投函されます。再配達時にもお届けの希望日を指定することができるので、良心的なサービスです。

 コンビニからの発送可

宅急便コンパクトは宅急便と同じく、ヤマト運輸の営業所のみならず、コンビニなどの宅急便取扱店から荷物を発送することができます。ただし、宅急便コンパクトの場合、代金引換の荷物に限ってはコンビニから発送することができません。また、クロネコメンバーズに登録しており、元払いの荷物である限り、コンビニでの受け取りも可能です。

 着払い、代金引換可

宅急便コンパクトでは着払いを利用することが可能です。ただし、コンビニから発送する場合は着払いできません。また、事前に契約を済ませれば代金引換も利用できます。

 3万円までの補償

宅急便コンパクトは3万円までの補償が付いています。ただ、補償額については宅急便が30万円となっているので、高価な物品を送る際には、宅急便の利用をおすすめします。

 サイズや重さは

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宅急便コンパクトには専用BOXが2種類あり、その箱に収まる商品を送ることができます。専用BOXは「宅急便コンパクト薄型専用BOX」と「宅急便コンパクト専用BOX」です。

サイズ

それぞれのサイズは以下の通りです。

「宅急便コンパクト薄型専用BOX」:24.8cm×34cm

「宅急便コンパクト専用BOX」:25cm×20cm×5cm

厚さは5cmまで対応しているということですね。この厚さに対応しているサービスとしては、他に定形外郵便が挙げられます。なかなか厚さ5cmにも及ぶ荷物となると、対応するサービスが少ないものです。少し厚みのあるものを送りたいのであれば、定形外郵便または宅急便コンパクトを検討すると良いでしょう。

また、「宅急便コンパクト専用BOX」にはご当地オリジナルデザインの箱もあります。サイズは同じく25cm×20cm×5cmです。ただし、デザインにより価格が異なります。価格の詳細については、また後ほど<箱はどこで手に入れる?>の項目でご紹介しますね。

重量

宅急便コンパクトには重量制限がありません。したがって、専用BOXに入るものであれば、小さくて重い物を送ることも可能です。

配達日数は?

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大事な荷物は可能な限り早く送りたいものですよね。宅急便コンパクトは迅速に荷物を送ることのできるサービスなのでしょうか。確認してみましょう。

配達日数

宅急便コンパクトは九州・沖縄・北海道などの遠隔地を除けば、大体翌日中には配達が完了します。ただし、時期によって多少送れる可能性もあり、正月やゴールデンウィーク、そして物流の多い季節には注意が必要です。

365日配達可能

クロネコDM便の記事でもお伝えしましたが、ヤマト運輸では365日荷物の配送が可能なので、土日・祝日を問わず、迅速な配達サービスを利用することが可能です。したがって、遠隔地以外は大体荷物を差し出した次の日に配達し終えることが可能です。速達とあまり変わらないので、可能な限り早く荷物を送りたい方には最適のサービスですね。

差出時間はお早めに

ヤマト運輸に限った話ではありませんが、郵便や配達業務を行う会社では「当日配達締切時間」という時間が設定されています。この時間内に差し出した荷物と、この時間を過ぎて差し出された荷物では、届く日が異なるのです

「当日配達締切時間」とは、「今日のうちに発送する荷物は、何時までに差し出されたものという時間」のことです。この時間内に差し出された荷物は、その日のうちに発送されますが、時間を過ぎてから差し出された荷物は翌日発送されます。差し出す時間帯がほんの少し違うだけで、配達完了日が1日変わってしまうので注意しましょう。

それでは、何時までに荷物を差し出せば良いのでしょうか。当日配達締切時間はヤマト運輸の各営業所によって異なります。しかし、大半が平日は19時半まで、土日は18時までです。この時間までに差出すことができれば、遠隔地以外は翌日に届けることが可能なのですね。平日は19時半と、郵便局よりも遅くまで受け付けているので、仕事終わりに荷物を差し出すこともできますね。

ちなみに、宅急便コンパクトの差出場所はヤマト運輸に限られたものではありません。取次店や、集荷を利用して荷物を差し出すこともできます。ただ、この方法だと営業所よりも当日配達締切時間が早くなります。できる限り早く荷物を心がけましょう。

料金は?

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宅急便コンパクトはどのような料金の仕組みなのでしょうか。基本料金のみの場合、割引を利用した場合について確認してみましょう。また、日本郵便の郵便サービスと比べつつご説明して行きますね。

基本料金

宅急便コンパクトの送料は距離で決まります。発着地ごとに、基本料金(税込)は以下の表のようになります。

 

ただし、全体の料金は、基本料金のみならず、箱代(65円)も含まれるということに注意しましょう。上記の表に65円が加算されるということですね。一方で、日本郵便のレターパックスマートレターであれば封筒の料金がそのまま送料となります。

この表から分かるように、割引無しの場合の最低料金は594円+65円(箱代)の659円です。最安の料金で659円。ちょっと割高に感じるかもしれません。しかし、宅急便コンパクトでは、3つのお得な割引サービスを利用できます。割引については次の項目で詳しくお伝えしますが、ここで一度割引サービスを利用した場合の料金について計算してみます。

割引サービスを利用した場合

関東から信越地域に送る場合、割引サービスを利用しないと料金は659円(送料594円+BOX代65円)となります。

クロネコメンバー割

個人でクロネコメンバー割を利用すると10%引きとなるので、かかる料金は593.1円となります。これでもまだ高いですね。そこで次はデジタル割と持込割を併用します。(デジタル割・持込割はヤマト運輸の営業所に直接赴いた場合に利用できるので、自ずと併用することになります。)

クロネコメンバー割+デジタル割・持込割(=全ての割引を利用した場合)

デジタル割は50円引き、持込割は100円引きで、合せて150円引きとなります。

クロネコメンバー割のみを利用した場合には593.1円でしたので、ここから150円を引いてみると443.1円です。これなら、同じようなサービスであるレターパックプラスよりは安く配送することができます。ただ、重さが500g以内であるなら、定形外郵便を使って400円で送れるので、定形外郵便を利用した方が良いでしょう。500g以上であれば、宅急便コンパクトの方がお得ですね。

もともと659円のものが200円以上も安くなるので、割引は利用した方が良いでしょう。

デジタル割・持込割

クロネコメンバー割を使わず、デジタル割と持込割を利用した場合についても考えてみましょう。この場合は150円引きとなるので。659円-150円で509円となります。こちらもレターパックプラスよりはお得に送ることができます重さが500g以内であるのなら、定形外郵便を利用し、400円で送ることができます。

宅急便コンパクトを利用する際には、定形外郵便・レターパック・クリックポストと比較して最もお得に・安全に送れる方法を選ぶことが大切ですね。ご参考となるよう、関連記事を載せておきます。

関連記事:

定形外郵便の送り方や配達日数、利用時の注意点について徹底解説!

レターパックライトとレターパックプラスって?配達日数や追跡方法、購入場所を詳しく解説!

日本郵便のクリックポストって?配達日数やデメリットを徹底解剖!

お得な割引サービス

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先ほど<宅急便コンパクトとは>でも少し触れたように、この宅急便サービスにはお得な3つの割引サービスが付いています。この3つの割引を上手く利用すれば、通常料金の数百円も安い料金で荷物を送ることが可能です。それでは、これらの割引とは具体的にどのようなものなのでしょうか。早速1つずつ確認して行きましょう。

クロネコメンバー割BIG【最大15%割引】

クロネコメンバー割を使うと最大15%割引されます。この割引サービスを利用するにはクロネコメンバーズ電子マネーカードが必要です。この電子マネーカードに一定額の電子マネーをチャージして宅急便発送時に利用します。この電子マネーカード残高から運賃を支払うことで割引が適用される仕組みとなっています。

最大割引15%が適用されるためにはいくらチャージすれば良いのでしょうか。15%割引を利用できる条件は「5万円のチャージ」です。しかし、5万円のチャージ代は多額なので、躊躇しますよね。その上、チャージは5年間のうちに使い切らなければならないので、個人の方が利用するには不都合です。その場合は、5000単位でのチャージを行ない、10%割引のクロネコメンバー割を利用した方がお得ですね。

クロネコメンバー割を利用するには、無料会員サービス「クロネコメンバース」に入る必要があります。会員になるとクロネコメンバー割のみならず、お届け予定eメール、転居転送サービス、店頭受取りサービス、お届け完了eメール、ご不在連絡eメールを利用することが可能です。

クロネコメンバー割について詳しい情報は以下をご覧ください。

参考元:ヤマト運輸 クロネコメンバー割(2017年著者調べ)

デジタル割【50円引き】

デジタル割を利用した場合には50円の値引きを行なってもらうことができます。この値引きサービスは宅急便コンパクト限定の割引サービスです。ヤマト運輸営業所に直接来店し、「ネコピット」で送り状を作成すると利用することができます

持込割【100円引き】

ヤマト運輸営業所や取扱店に荷物を直接持ち込んだ場合には、荷物1点につき100円値引きされますコンビニエンスストアでも100円割引がききます。コンビニエンスストアが一番気軽に利用できそうですね。ただし、一部のコンビニエンスストアではサービスを取り扱っていないので、あらかじめ宅急便コンパクトを送れるコンビニを確認しておくのが無難です。

利用できるコンビニは、セブンイレブン・ファミリーマート・サークルK・サンクス・デイリーヤマザキ・ヤマザキスペシャルパートナーショップ・スリーエフ・ポプラ・生活彩花・スリーエイト・くらしハウス・ニューデイズ・セーブオンです。

全国展開しているローソンは日本郵便と提携しているため、ヤマト運輸の宅急便・宅急便コンパクトは取り扱っておらず注意が必要です。

それにしても100円の割引は大きいですね。節約を心がけている方にはありがたいのではないでしょうか。

箱はどこで手に入れる?

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宅急便コンパクトを利用する場合、2種類の専用BOX(「宅急便コンパクト薄型専用BOX」「宅急便コンパクト専用BOX」)が必要です。基本的には、ヤマト運輸営業所あるいは取扱店、コンビニにて手に入れることができます。しかし、定価以下で安く買う方法やオンラインで購入することも可能なので、実際のところは複数の方法で購入することができます。

ヤマト運輸の営業所で購入

最も一般的な方法としては、ヤマト運輸での購入が挙げられます。専用BOX1枚から購入可能です。送りたい荷物の点数が多い場合には、事前に専用BOXを購入し、先に宛先の記載を済ませるのが得策です。しかし、1枚のみの購入であれば、事前に購入するよりも、営業所で発送を依頼する際に一緒に購入した方が手間を省けます。

コンビニで購入

宅急便取扱店であるコンビニでも専用BOXを購入することが可能です。コンビニでは専用封筒を1枚から購入することができます。宅急便コンパクトの専用BOXを購入できるコンビニはセブンイレブン・ファミリーマート・サークルK・サンクス・デイリーヤマザキ・ヤマザキスペシャルパートナーショップ・スリーエフ・ポプラ・生活彩花・スリーエイト・くらしハウス・ニューデイズ・セーブオンです。ローソンでは購入できないので、注意しましょう

ドライバーさんから購入

5枚以上購入する場合には、直接営業所に向かう必要はなく、担当セールスドライバーが届けてくれます。期間により1枚から届けることも可能です。ただし、基本的に1点のみ発送するのであれば、やはり直接ヤマト運輸の営業所に出向く必要があります。セールスドライバーの方に専用BOXを依頼する場合は、お近くのヤマト運輸営業所に問い合わせをしましょう。

Amazonで購入

Amazonでも購入可能となっているので、自宅にいながら購入したい方には便利ですね。専用BOXも翌日には届くなど対応も早いので、急ぎの場合でもAmazonなら安心です。

ヤフオクなどのオークションサイトや金券ショップで購入

専用BOXを定価以下で安く購入する方法としては、ヤフオクなどのオークションサイトや金券ショップの利用が挙げられます。ヤフオクでは、まとめて出品されているものや1枚のみの出品もありますが、金券ショップの場合は数枚まとめての購入しかできません。1枚のみ購入したい場合には、ヤフオクの方を利用しましょう

専用BOXの料金

専用BOXの料金は税込1枚65円です。ただ、「宅急便コンパクトBOX」のご当地デザイン版は、税込65円からですが、デザインにより価格が異なります。送料は別途支払うので、宅急便コンパクトの全体料金は基本料金(送料)+専用BOX料金65円となります。

ちなみに宅急便コンパクトは着払いの利用が可能ですが、取扱店に持ち込んだ場合、専用BOX料金のみは差出人が負担します。

また、オプション資材として緩衝剤を使わなくても商品を固定できる「クイックフィットエコノ」を利用することも可能です。こちらは1枚税込60円で、伸びるフィルムで商品をしっかりと固定するための包装です。小物やボトル型の商品など、箱の中で安定しにくいものを送る際に重宝します。

「クイックフィットエコノ」の詳細についてはこちらをご覧ください。

メリット・デメリットのまとめ

 

これまで、宅急便コンパクトの特徴を色々とご紹介しました。最後にメリットとデメリットについて整理してみましょう。

メリット

宅急便コンパクトは一年中配送が可能であったり、補償がついていたりと、迅速に・安全に荷物を送ることができます。ここではメリットについてまとめます。

個人・法人問わす利用可

クロネコメール便の代わりとして設置されたクロネコDM便は法人向けサービスであるため、個人は利用することができません。しかし、宅急便コンパクトであれば、法人・個人を問わす、利用することができます。個人的な用事で誕生日プレゼントや記念品を贈りたい方、フリマアプリ・オークションなどで取引を行なっている方には嬉しいサービスですね。

日曜、祝日にも配送可能

ヤマト運輸の配達サービスは、365日配送可能です。したがって、宅急便コンパクトも土日・祝日を問わず送ることができるのです。できる限り早く荷物を送りたい方にはおすすめのサービスです。また、届け先の相手が日曜にしか在宅していないという場合に、確実に届けることも可能です。

集荷サービスあり

宅急便コンパクトは荷物1点からでも集荷サービスを無料で利用することが可能です。ちなみに、集荷サービスとは荷物を自宅まで取りに来てもらい、発送をお願いするサービスのことです。ただし、集荷サービスを利用した場合、持込割引を利用できなくなるので100円分は引かれません。割引について詳しいことは、<お得な割引サービス>の項目をご参照ください。

補償あり

宅急便コンパクトでは3万円までの補償が付いています。オークションなどで高価なものを送りたい場合には安心のサービスでしょう。ただ、高価な物品を送る際には、30万円の補償が付く宅急便の方が安心です。

デメリット

郵便コンタクトは安心・迅速に荷物を送ることのできるサービスですが、割高であるというデメリットが目立ちます。この他、いくつか不便な点もあるので、1つずつ確認して行きましょう。

クロネコメンバー割

お得に利用できるクロネコメンバー割は、電子マネーに規定された額以上チャージした時に利用できます。

しかし、クロネコメンバー割BIGを利用する場合、15%割引が適用されるチャージ規定額は一度に5万円も必要とされます。また、電子マネーの期限が5年なので、5年間で5万円分を使い切る必要があります。

したがって、クロネコメンバー割BIGは法人向けのサービスであり、個人の利用には向いていません。個人の場合には、5000単位でのチャージを行ない、10%割引のクロネコメンバー割を利用した方がお得です。

上手に利用しないと割高に

料金についての項目でもお伝えしたように、宅急便コンパクトは割引なしの値段では非常に割高となってしまいます。割引を利用しても少し高めの送料です。料金の点で考えれば、日本郵便が取り扱っている164円のクリックポストがおすすめです。

しかし、クリックポストの場合は、支払がヤフーウォレットのみのためクレジットカードを持っていなければなりません。また、クリックポストには補償が付いていませんが、宅急便コンパクトには3万円まで補償が確実に付きます。

これらのことを踏まえると、本当に大切なものを送る際には、クリックポストではなく宅急便コンパクトを使うのが得策といえるでしょう

匿名配送なし

宅急便コンパクトでは匿名配送を行うことができません。匿名配送とは互いの住所・氏名を明かさずに配送を行うことです。匿名配送を行いたい場合は、追加料金が掛かってしまいますが、ゆうパケットの利用がおすすめです。

専用BOXと配送料金は別

これも料金と関係しますが、専用BOXと配送料金が分けられているので割高です。その点、レターパックライトは専用パック込みで310円なので、こちらの方がお得である可能性もあります。郵便サービスを比較して一番お得に送れるものを選びましょう。

信書が送れない

宅急便も宅急便コンパクトも共に信書の取り扱いが不可能となっています。したがって、信書を送る場合には他のサービスを利用する必要があります。

信書の送ることができるサービスとしては、日本郵便が提供するサービスである定形郵便、定形外郵便、スマートレター、レターパックを挙げることができます。

ちなみに信書とは、請求書・許可証・証明書などの書類のことを指します。ただ、定義が非常に曖昧模であり、間違って送ってしまうことも多いようです。実際クロネコメール便はこのように利用者が誤って信書るのを防ぐために廃止されました。

信書について詳しいことは「総務省 信書のガイドライン」をご参照ください。

最後に

Uzan / Pixabay

今回は宅急便コンパクトについてご紹介しました。割高に感じますが、補償が付く・配達が迅速・割引があるなどの特徴は他の郵便サービスに勝るものです。大事なものを送りたい時には宅急便コンパクトの利用がおすすめです。お得さを重視する場合は、日本郵便のクリックポストを検討してみましょう。また、重量や送り先との距離によっては、レターパックプラスや定形外郵便を利用した方が安く済みますね。それぞれのサービスを比較検討して、荷物に最も適したサービスを利用しましょう。

 

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