今回はStatus(ステータス/SNT)という仮想通貨について詳しく解説していきます!
Statusは普段私たちが使っているスマホから簡単に仮想通貨を利用できるようにするために作られた、分散型メッセンジャープラットフォームとなっています。
また、2017年に開催されたICOでは100億円以上の資金調達に成功し大きな話題となりました。
と思う方も多いのではないでしょうか。
Statusは仮想通貨の知識が無い人でも気軽に使えるよう開発されています!
いったいどのような仮想通貨なのでしょうか、詳しく解説していきます!
Statusとは?
StatusはLINEやカカオトークのようなメッセージプラットフォームの提供を目的としており、その中でメッセージだけでなく送金やスマートコントラクトまで行えるよう開発されています。
そうです、実はStatusはイーサリアムの機能をベースとした仮想通貨なのです。
イーサリアムはスマートコントラクトを初めて備えた仮想通貨として知られています。
また、イーサリアムの代名詞でもあるDAppsをより身近に使えるよう開発されました!
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Statusがどのような仮想通貨なのか簡単に分かったところで、基本情報について確認していきましょう!
通貨名 | Status |
通貨単位 | SNT |
発行上限 | なし |
時価総額 | 約21億円 |
ホワイトペーパー | https://status.im/whitepaper.pdf |
公式Twitter | https://twitter.com/ethstatus |
公式サイト | https://status.im/ |
時価総額ランキングでは現在51位(2018年8月現在)に位置しています。
また、取引価格は1SNT=6円(2018年8月現在)で取引されています。
2018年1月に一時1SNT=70円台の値を付けていましたが、その後は10円前後で安定しています。
Statusの特徴
Statusの基本情報が分かったところで、次に特徴について確認していきましょう!
非中央管理体制によるプライバシーの保護
StatusはLINEやカカオトークのようなメッセンジャープラットフォームであると説明しましたが、両者と決定的に異なるのは管理体制が非中央型だということです。
それを可能にするのが、先ほど紹介したDApps(分散型アプリケーション)となります。
DAppsによって、管理者側にメッセージを読まれる可能性無く安全にメッセージのやり取りが可能です。
また、これにより送金やスマートコントラクトなども安心して行うことができます。
プライバシーの観点から考えた時に、これはとても大きな効果を果たすでしょう。
分散型アプリケーション機能
Statusを使うことで、本来であれば複雑なイーサリアム上にあるアプリへ簡単にアクセスが可能です。
iPhoneでいうApp Store、AndroidでいうGoogle Playを想像してもらえれば分かりやすいと思います!
アプリをダウンロード、利用したい場合には必ずこれらのプラットフォームを経由する必要がありますよね。
イーサリアムでも同様に同じような作業を経て、分散型アプリケーションを利用することが可能となります。
現在利用可能なアプリは以下のとおりです。
- uPort(個人情報認証サービスアプリ)
- Gnosis(市場予想アプリ)
- Oasis Exchange(イーサリアム・ERC20トークン交換サービスアプリ)
- Ethlance(雇用者・技術者マッチングサービスアプリ)
- Aragon(企業組織の創造・維持を行うためのプラットフォームアプリ)
- Etheric(分散型保険プラットフォームアプリ)
- Ujo(分散型音楽配信サービスアプリ)
開発は続いており、今後もさまざまなアプリが利用可能になると考えられます。
と疑問に思った方も多いと思いますが、LINEを思い浮かべていただけると分かりやすいでしょう。
LINEも初めはメッセージアプリケーションとして登場しましたが、今では決済サービス(LINE Pay)やeコマース(LINE ショッピング)など多角的に事業を展開しています。
Statusも、同様のことを非中央管理体制のもと行おうと考えてもらえば分かりやすいでしょう。
サービス終了になる可能性が低い
中央集権型のサービスというのは必ず何らかの企業が運営に携わっています。
つまり、そのようなサービスは企業の方針転換や倒産により突然終了するリスクを抱えています。
分散型アプリケーションというのは中央管理ではないためそのようなリスクは殆どないと考えられています。
LINEなどのようなメッセージアプリケーションは、もはや我々にとって欠かせない存在です。
そのようなアプリケーションが突然無くなるというリスクが無いのは大きなメリットといえるでしょう。
ユーザー主体の運営
中央管理型のアプリケーションというのは利益を出すことが最優先されます。
そのため、管理者の利益を増やすため突然サービスが有料化したり利益率の悪いサービスは終了するなどという事が頻繁に発生しています。
分散型のアプリケーションには中央管理者がいないため、中央管理型と比べユーザーを主体に考えた運営を期待することが出来ます。
しかし、中央管理者がいないということはその分不利益も発生します。
例えばサイト内でスパムメッセージ対策を行ったり、プッシュ通知機能を設定するためには多くのお金が掛かります。
中央管理者が居ないということは、その分ユーザー同士でお金を出し合いサービスを維持する必要があります。
とはいえ、ユーザー同士でお金を出し合うからこそユーザー主体のサービス開発が行えているともいえるでしょう。
Statusの将来性
既存サービスとは違い、イーサリアムベースならではの魅力を秘めたStatus。
では、実際にStatusの将来性はどのように考えられるのでしょうか。
詳しく確認していきましょう!
既存のメッセージアプリケーションに勝てるかどうか
Statusは既存のメッセージアプリケーションとは違った魅力を秘めていますが、それらアプリケーションに勝てるかどうかが重要になってきます。
現状では日本人の場合はLINEを、中国人はWe Chatをメッセージアプリケーションとして利用しています。
これらのアプリケーションはそれぞれの国で既に不動の地位を築いており、シェアを奪うのは簡単な話ではないでしょう。
ユーザーに対しどのようなメリットを提示できるかが勝負となってきます。
専用アプリケーション(β版)をリリース済みで期待度高
ICO案件というのはロードマップと実態が伴わない案件が数多くあります。
そのような中で、Statusは既にGoogle Playにて専用アプリケーションもリリースしており信頼性が高いです。
Status — イーサリアム。いつでもどこでも。(未公開版)
今後もアプリケーションの開発は更に進められていき、機能も充実していくことが予想されます。
仮想通貨が一般的に受け入れられる鍵となれるか
仮想通貨は2017年を境にして広く名前が知れ渡るようになりました。
この記事を読んでいただいている方は仮想通貨に対して興味や関心がある方が殆どだと思いますが、世間一般ではまだまだそうではないですよね。
このような印象を抱いている人がまだまだ多いでしょう。
しかし、今後はビットコインを中心として決済もキャッシュレス化していくことは間違いありません。
Statusはそのような無関心層に向けて、メッセージアプリケーションという身近な存在として仮想通貨という概念を大衆化できるよう努めています。
大衆化するためには現在使われているメッセージアプリケーションを超えるようなインパクトを残すことは必須です。
Statusが今後どのような歩みを見せるのか注目して見守っていきましょう。
Statusの買い方
国内取引所でStatusは取り扱われていません。
Statusを取引したい場合は、海外の取引所を利用する必要があります。
主にこれらの取引所で取引が可能となっています。
取引所 | 国 | 手数料(Maker/Taker) | 取り扱いコイン数 |
Binance | 中国 | 0.1% | 111種類 |
Upbit | 韓国 | 0.05%~0.25% | 124種類 |
OKEx | 香港 | 0.15%/0.2% | 90種類 |
Statusを取引する際には中国最大の仮想通貨取引所であるBinanceがオススメです!
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Statusの買い方
Statusがどこで買えるの分かったところで、次に買い方を確認しましょう。
Statusを取り扱っている海外の取引所に登録
Statusは国内の取引所では扱われていないため、海外の取引所(Binanceなど)で購入する必要があります。
何故かというと、日本の取引所ではビットコインやイーサリアムなど主要なアルトコインしか購入できないためです。
国内の取引所に登録してビットコインなどを購入
海外の取引所に登録が完了したら、次に国内の取引所に登録する必要があります。
海外の取引所では日本円が使えないため、ビットコイン(イーサリアムなども可)を使い取引する必要があるためです。
そのためbitbankやzaifに登録してビットコインを購入しましょう。
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国内の取引所からビットコインを海外の取引所に送金
国内の所で購入したビットコインを海外の取引所に送金します。
送金が完了すれば、Statusを購入することが可能となります!
おわりに
今回はStatusについて詳しく解説しました!
大衆に向けて仮想通貨をより一般的にする力を秘めているStatus。
開発も順調に進んでいることから、とても期待の持てる仮想通貨なのではないでしょうか。
最後に、もう一度Statusの特徴について確認しておきます。
- 非中央管理体制によるプライバシーの保護
- 分散型アプリケーション機能
- サービス終了になる可能性が低い
- ユーザー主体の運営
このようになっています!
Statusがメッセージアプリケーションとして普及する日が待ち遠しいですね。