お給料日前になってくると、家計がピンチになりますよね。
お財布を眺めながら、思わずため息が出てしまったり…。でも、やっぱり体の健康を考えるとお野菜を食べないといけない。
分かっていても、野菜が値上がりしていたりするとなかなか思うようにいきませんよね。
ここで登場するのがいつでもお安く手に入るもやしちゃんです!
1袋30円ほどで買えるとあって、モリモリ食べても家計が気になりません。
ここでは、もやしの種類と栄養、保存方法、そして簡単なもやしの献立をご紹介したいと思います。
目次
もやしの種類と栄養を知っておこう!
節約を助けてくれるありがたいもやしちゃんですが、代表的な種類は3種類あります。
緑豆もやし、ブラックマッペもやし、大豆もやしが市場によく出回っているもので、中でも緑豆もやしは全体の8割を占めているそうです。
皆さんがスーパーなどでよく見かけるもやしは緑豆もやしが多いのではないでしょうか。
それでは、3種類のもやしについて詳しく見ていきましょう。
もやしの種類について
それぞれ味や食感に違いがあるので、お料理によって使い分けてもいいかもしれませんね。
緑豆もやし
緑豆を発芽させたものです。みずみずしくシャキシャキとした食感が特徴です。
原料となる緑豆は、現在日本では作られていないため、中国からの輸入に頼っています。
原料の高騰により、なじみのある緑豆もやしから次第に原料が安価なブラックマッペもやしが多くなっているようです。
ブラックマッペもやし
ブラックマッペ(毛つる小豆)を発芽させたものです。ブラックマッペはインドでは、ナンの原材料として使われているそうですよ!
緑豆もやしや大豆もやしに比べると、水分が少ないのが特徴です。
黒豆もやしとも呼ばれていますが、普段食べている黒豆とは違う種類のものです。原材料はミャンマーなどから輸入しています。
大豆もやし
大豆を発芽させたものです。軸のシャキシャキとした食感だけでなく、豆の歯ごたえやうまみも楽しめます。
使う大豆の品種によって、粒の大きなものと小さなものに分けられます。粒の大きな大豆もやしは、韓国料理などでよく使われていますね。
大豆もやしは、日本でも古くから親しまれていました。お料理のプロが美味しいから! と使っているそうですよ!
原材料は、主にアメリカやカナダ、中国からの輸入に頼っています。
もやしの栄養について
もやしは栄養がなさそうに見えてしまいますが、立派な野菜です。全く栄養価がない訳ではありません。
戦時中などモノのない時代、もやしは大切な栄養源として扱われていたようです。
どんな栄養が含まれているかというと、
・ビタミンCが発芽するときに増える。
・疲労回復に効果のあるアスパラギン酸が多く含まれている。
・ビタミンB2、カリウム、食物繊維が含まれる。
・豆の持つたんぱく質を同時に摂れる。
といったことが挙げられます。そして、栄養価の数値には出てきませんが、「豆が発芽するときの気をいただける」という点はとても貴重だと思います。
栄養価の数値で見てしまうと、緑黄色野菜などに比べ、どうしても栄養が足りないように思えてしまいます。ですが、生命が成長しようとしているその瞬間をいただけるというのは、ありがたいことではないでしょうか。
知っておきたい! もやしの保存方法
もやしは買ってすぐに使わないと、足がつきやすいのが悩みどころですね。水分の多いもやしは冷凍には不向きです。
色々な方法が紹介されていますが、一番おすすめなのは、買ってきたもやしの袋に小さな穴を開け、冷蔵庫に入れて保存する方法です。
もやしは袋詰めにされた後も生きています。呼吸をするための穴を何か所か開けてあげると5日くらい保存できるそうです。
そして、野菜室ではなく冷蔵室で保存してください。もやしは、なるべく低温で保存した方が雑菌が繁殖せずに済むようです。
もやしは、どんなお料理にも合わせやすいので、あと一品足りないなというときにササット使えて便利です。
シャキシャキとした食感を残すためにも、まずは基本となるもやしのゆで方を覚えておきましょう。
緑豆もやしのゆで方
・ポイントは、熱を通し過ぎないこと。
・熱湯に10~20秒サッとくぐらせる気持ちでゆでる。
・ゆでたらざるで水気をしっかりと切る。そのまま冷やす。(塩を少量振ると旨みが引き出せます。)
・水っぽくなるので、水にはさらさない。
*大豆もやしは、熱湯で3~4分ゆでること。緑豆もやしより少し長めのゆで時間です。
ブラックマッペもやしは細いので、緑豆もやしより短めの方がシャキッとします。
ゆで方にこだわって、シャキシャキの食感をぜひお試しください。
節約しながらもやしの発芽パワーを食べよう!
いかがでしたでしょうか。
もやしちゃんはただ安い食材というだけでなく、豆の発芽パワーを秘めていることを、スーパーなどで手に取ったときに思い出してみてください。
現在もやしは工場で作られていますが、発芽熱の処理、衛生管理などに細心の注意を払っているそうですよ。
日本のもやしを育てる技術は、世界でもトップクラスだということです。
手頃なもやしにそこまですごい技術が使われているとは、なかなか知られていないのではないでしょうか。
あのシャキシャキとした食感は、もやしならではです。すぐに火が通るので、すぐに一品できるのもいいところですね。忙しいときにインスタント食品に手を伸ばすより、疲れをとることもできてとても健康的です!
1袋30円ほどの中にギュギュっと詰め込まれた生きたままのもやしちゃん。
豆の命をいただけることに感謝をしながら、上手に節約&健康料理をしてくださいね!