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ビットコインの価格
2019年4月1日13:39現在、ビットコインの価格はbitFlyer提供による相場で、45万9222円となっています。
①米SECがビットコインETFの可否判断を延期
米証券取引委員会(SEC)は、現在申請を行っているBitwise版とVanEck版の2つの「ビットコインETF」に対して最終可否判断にかかる審議の機関を延期したことを公式に発表しました(3月30日)。
今回判断時期の延期が決定されたことで、次の可否判断の予定日は45日延期され、Bitwise版ETFは5月16日、VanEck版ETFは5月21日となります。
尚最終判断における延期は最大240日まで可能です。
米SECは可否判断延期の理由を「申請を審議するより多くの時間が必要」であるからとしています。
17年より、米SECは「ウィンクルボス版ETF」など複数のビットコインETFの申請に対し、「相場操縦の可能性」「資産管理の不健全さ」などを理由に、否決の判断を下してきています。
仮想通貨市場にETFや先物といった形で機関投資家の資金が流れ込めば、仮想通貨の時価総額があがり、需要と供給の関係から仮想通貨の価格も上昇すると言われています。
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②世界の仮想通貨取引所リスク調査で日本は低リスク判定!
イギリスのブロックチェーン・仮想通貨専門の調査企業Coinfirm(コインファーム)社は、主要な仮想通貨取引所のリスクに関するレポートを公表しました(3月27日)。
調査の対象となったのは国際的な仮想通貨市場活動の90超を占める、216の仮想通貨取引所で、顧客確認(KYC)やアンチマネーロンダリング(AML)司法管轄など、7つのリスクカテゴリーに分けて評価されました。
その結果、仮想通貨取引所のリスクが平均的に低い国は、日本・オーストラリア・ノルウェー・スウェーデン・フィンランド・ドイツ・スイスなどが選ばれました。
逆にリスクが平均的に高い国には、ロシア・ベラルーシ・ウクライナ・イラン・アフリカの国々などが選ばれました。
米国・カナダ・英国・ブラジル・中国・インド・サウジアラビアは「中リスク」と判断されました。
日本に対する結果は以下の通りで、「ライセンスと承認」「顧客確認(KYC)」「著名人」「司法管轄」の4項目で全ての取引所で低リスクの評価を受けています。取引所名は明らかになっていませんが、6つの仮想通貨取引所が審査された模様です。
3月23日にはBitwise社から「仮想通貨取引所が報告する取引量の95%が水増しされている」などと指摘するレポートが公開されるなど、仮想通貨市場への信頼向上が期待される中、日本の仮想通貨取引所が規制・セキュリティの面でのリードが浮き彫りとなった形です。
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③韓国最大手取引所のビッサムにハッキング被害、20億円超の損失
韓国の大手仮想通貨取引所Bithumb(ビッサム)がハッキング被害を受け、ホットウォレットから300万EOS(当時約14億円)と2000万XRP(約6億9000万円)が盗難されたことが報告されました(3月30日14:57)。
Bithumbが受けたハッキング被害は今回で2回目となります。
2018年6月に、Bithumbは約33億円に相当する仮想通貨を盗まれたことが発覚しています。
一方、韓国では19年1月に21社の取引所が政府側のセキュリティ監査を受け、それに合格した取引所はBithumbを含めた主要取引所の7社のみだったことも報じられています。
現在韓国警察は事件の調査に取り掛かっていますが、Bithumb側は「外部より侵入された形跡が現状では見つからず、内部犯の可能性も視野に入れている」としています。
今回Bithumbのハッキングが発覚する前に、既に3月25日に2件ものハッキング被害が起きています。
シンガポールの大手仮想通貨取引所のDragonEXとBiKi.comはハッキング被害を受け、両者とも内部調査を進めている模様です。
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④10年後に平均給与が高い職業に、ブロックチェーンエンジニアがランクイン!
大和証券グループが100%出資する大和ネクスト銀行は、10年後の平均給与ランキング予想を発表し、ブロックチェーンエンジニアが第4位に選ばれたことが分かりました(3月28日15:09)。
大和ネクスト銀行は、19年3月11日~12日の2日間、全国の20~69歳の男女を対象に、「10年後(2029年)に平均給与が最も高いと思う職業は何か」という質問をインターネットリサーチにより実施し1000名から回答を得ました。
その結果、1位はリモート医療ドクター(インターネットと用いて離れた場所にいる患者を診察する医師)で25.0%、2位がロボットクリエイターで10.4%、3位がYoutuberの8.6%と続き、4位にブロックチェーンエンジニア(仮想通貨の取引に関わるシステムの技術者)(7.0%)が選ばれました。
また「ポスト平成時代に実現すると思うのは」との問いに対しては、「完全キャッシュレス化社会の実現」(25.4%)が1位となりました。それ以降には「人口光合成の実現」(19.3%)、「空飛ぶ車の実用化」(17.1%)、「火星に人類到達」(15.8%)と続きました。
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終わりに
今日はこの4ニュースを取り上げてみました!
今後もビットコイン関連のニュースに注目していきましょう。